浅草の夜は早いのです。
昼から飲めるお店はたくさんあるものの、夜の12時には寝静まってしまいます。それが浅草の良いところではあるのですが、チェーン店しか店が無い…と途方にくれてしまうことも。
がやがやうるさいところでは飲みたくないし、とはいえカウンターだけの常連さんいっぱいのお店は入りずらい。
12時以降開いてるバーならFIGARO(フィガロ)
そんなときにおすすめなのが、浅草雷門通りにあるショットバーFIGARO(フィガロ)です。
12時以降開いてるバーならFIGARO(フィガロ)
ショットバーと書いてありますが、「ショットバー」と聞いてイメージするような、カウンター席だけの店内にリキュールやウイスキーのボトルがずらり…といった空間ではありません。扉を開けると狭すぎず広すぎずな喫茶店のような懐かしい雰囲気の薄暗い空間がひろがります。
この日はカウンター席に常連さんと思わしきお客様が1名、そしてマスターがカウンターの中にいらっしゃいます。
店内の照明の具合もちょうどよく、後ろで流れるジャズも会話の邪魔をしないほどの適度なボリュームです。こんな落ち着く空間が観光地のど真ん中の大通りにあったのかと驚きます。
バー初心者でも安心なわかりやすいメニュー
昔からのこだわりのバーや逆に新鋭なバーではたまにメニューが無いなんてこともありますが、こちらはわかりやすいメニューもあるので、お酒に詳しくなくても居心地が良いはずです。
ウイスキー(アメリカン、シングルモルト、ブレンディッドスコッチなど)、ロングカクテル、ショートカクテル別に、ベースとなるウイスキーやリキュールなど種類に分かれてメニューが並びます。カタカナなので「読めない…」ということもありません。笑 値段も割と良心的。
今回訪問したのは深夜12時でもむしむしと暑かった夏の日。
お店探しでふらふらになってしまったので、さっぱり瓶ビールを注文してしまいました。カクテルのお味が知りたい方は、是非直接尋ねてみてください。
冷たいビールでのどが潤います。ライムを入れたコロナが美味しい。日本もそろそろ亜熱帯の仲間に入るのではという夏の気候に嬉しい味です。
食事もおつまみも充実
ここのバーは、お酒だけでなくバーらしい料理もあり、盛りも良いので深夜帯の「ちょっと小腹減った…」にちょうど良いのも嬉しいです。
ご飯ものが食べたければ、オムライスやピラフ、マルゲリータピザなど、ちょっとつまむならナッツやビーフジャーキー、ポテト、生ハム、チーズ盛りなど。
今回は軽めのビールに合わせてチリソース&チップスを注文です。ちゃんとトマトの角切りなど野菜のはいったチリソースでした。
夜の2時まで営業されていますので、12時以降の飲みたい、つまみたいの要望をしっかりかなえてくれます。
ちなみにチャージは1人500円でポップコーンつき。本当に観光地ど真ん中にあるので、これくらいは妥当な値段でしょう。
1990年から続く、今年でもう24年目のフィガロ。
これからも浅草のオアシスとして落ち着く空間を提供してほしいです。