「そうだ、お肉を食べよう。」
そう思い立ったら、レストランカタヤマに行きましょう。焼肉でもない、すき焼きでもない、牛飯でもない、しゃぶしゃぶでもない、ザ・肉の塊である“ステーキ”を、思う存分食べられるお店です。
レストランカタヤマでステーキを!
レストランカタヤマ。お肉好きであれば1度は耳にしたことがあるかもしれません。美味しいステーキが心行くまで食べられるお店です。
場所は墨田区の東向島。東向島駅から徒歩10分ちょいの距離にあります。
浅草からだと隅田川をずっと道なりに進み、明治通りにぶつかる場所にある「白髭橋(しらひげばし)」を渡ってから見える信号の付近です。歩いて30分ほどかかりますけどね。
後々考えると、駅から少し離れた場所…この“食べる前の運動”が出来る距離すら想定済みで開業したのでは…と訝ってしまう思うほど、いろんな意味でスゴイお店でした。
行列が出来る人気ステーキレストラン
白髭橋を渡り信号付近になると見えてくるのが赤く光る「レストランカタヤマ」の文字。
時間は夜の8時前くらいでしょうか。すでに食べ終えた家族連れなどがお会計を済ませてるお客さんと、仕事帰りに待ち合わせて食べに来たと思われるサラリーマン数人組みや、夫婦など、お店の周囲で受付待ちをしているお客さんで、なかなかの賑わい。
ど平日のラストオーダー1時間前でこの賑わいですから、土日はきっとすごいことになっているのでしょう!
- 平日でも順番待ち
- ずらりと並ぶサイン色紙
- 遠くから来てそうなグルメユーザー風の人々
- 混雑に手馴れた店員さん
…と人気店っぷりに驚くのですが、1番驚いたのは、「専用の待合室がある」ということ。
小さな診療所の待合室くらいのスペースにテレビまで置かれており、壁中にはサインサインサイン!
石ちゃん、何回ここの肉食べてるんだとつっこみながら待つこと20分ほどでしょうか。店員さんがメニューを先に聞きに来てくれます。
アドバイスできるとしたらただ1つ。店に到着した瞬間から全力でメニュー選びを始めましょう。
普段のレストランならば、どれを食べたいか?という1点のみに集中しますが、ここではどれをどの量食べれるか?という物理学との戦いも始まります。
レストランカタヤマのステーキ
注文をオーダーして数分待っていると、やっと店内に入れました。ちなみに少し多い人数で、予約もせずに伺ったので、ちゃんと予約していけばすぐに入れると思います。
テーブルに座ってビールで乾杯。瓶ビールです。グラスもちゃんとキンキンに冷えていて嬉しい!
席について、まずやってくるのがサラダ。キャベツの千切りが美味しいシンプルなサラダです。
このサラダ、お肉が来るまでに食べきってしまうほうがテーブルがすっきりしてよいのですが、残しておくと後々重宝します。とくに250g以上のお肉であれば、良い箸休めになるでしょう。
ビールを飲んでいる間にステーキが到着。
肉なるもの、いくら言葉で伝えても伝わらないものですので、写真でバンバン紹介したいと思います。メニューの解説は下のほうでしていますので、読みたいかたはそちらからどうぞ。1kgステーキも出てきますのでお見逃しなく。
駄敏丁カットステーキ260g
こちらは駄敏丁カットステーキ260g!駄敏丁はだびんちょと読みます。これ、実は創始者であるカタヤマさんのペンネームをそのまま使ったのだそう。オージービーフをいかに美味しく食べるか?それだけにこだわって技術を磨き、ついには特許まで取得してしまった(!!)という名物ステーキです。
肉の切り方で特許をとった人間がこの世にいくらいるのでしょうか。カタヤマさんに乾杯です&完敗です。
オーガニックステーキ200g
鉄板でジュージュー言いながらステーキがやってきました!こちらはオーストラリアの肉を使ったステーキ200gです。焼き方はミディアムレア。これにご飯と味噌汁がつきます。付け合せはミックスベジタブル、パスタ、ポテトフライです。
すんごい良い匂いがしています。
断面もちゃんとミディアムレア!美味しい!ソースつけなくても、塩コショウするだけで美味しい!上にのってるニンニクとバターとお肉がと絡んでたまりません。
リーンステーキ1kg
今回一緒にうかがった中に、ツワモノがいらっしゃいました。1,000gです。1kgです。
世の中には1kgの体重を減らすためにお金を払うひとがいるというのに、ものの1時間で1kg増えてしまうわけです。
そんなリーンステーキレア焼きがこちら!
どーん!!!
直接見たほうが迫力がすごいです。伝えたい、伝えられない、もどかしい気持ちです。
上にスマホ置いてあるの解かりますか?ちなみにスマホのサイズ的にはiPhone6くらいの大きめのやつですからね。
ちなみにレア焼きです。レアの場合は下に焦げないように防止する玉ねぎがひいてあります。
…肝心のお肉の味ですが、それはそれは美味しかったですよ。
オーストラリアやアメリカのステーキって、ただただ固いってイメージがありませんか?全然そんなことないのです。柔らかくて、嫌な脂身もないけれど、赤身すぎてパサ付くなんてこともまったく無くて。ステーキソースもちょうど良く美味しくて。
お肉って一度食べるともう良いかな、と思うことが多いですが、このお店は何度も通いたくなってしまう感じがあります。人気店であるのも本当に納得ですね。
ボリューム満点のメニュー
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、ものすごいボリューム!!です。
最初ステーキが目の前に来たとき、200gを注文したことを悔いたのです。—あれ?2切れ?ステーキ2切れ?200gってこんなもの?うわー…出たよー値段のわりに小さいよー…という心の声がつぶやいていたのですが、食べ進めていくうちに、あ。これご飯いらなかったかも…と思うくらい満腹に!
「500gくらいいけるかなー」といいつつ350gにしていた方も、「350gで良かった」と。やはり肉の味がしっかりしているので1口1口の満足度が高いのでしょう。予想以上にお腹いっぱいになります。
ここで出来るアドバイスとしては、付け合せのパスタとミックスベジタブルとポテトは最後に食べるべし。ということですね。最初にいってしまうと、お肉をベストコンディションで食べられなくなります。
ちなみに1kg食べてた方は、コーンスープまで注文しており、全然余裕の間食。
お店の方曰く、「1kg余裕で食べられる人今まで2人くらいしかいなかったのよー」とのこと。なんでも、全部食べきれないか、苦しそうに辛そうに間食するとのこと。非常に高いポテンシャルをお持ちの方とこのお店にこれて本当によかったです。
6人でステーキ&ビール2本、お酒、コーンスープ、キャベツ盛りを頼んで20,000円弱!1人5,000円とかいってしまうのではないかと思っていたので、すごく安く感じました。
どの肉を選ぶ?カタヤマのステーキ(和牛編)
さて、ここからはメニュー選びの参考になるお肉の違いの紹介です。
お肉は大きく和牛とオーストラリアの牛肉に分かれます。まずは和牛から紹介しますと…
特製テンダーロイン(和牛)
20,900円/350g
フィレといわれるの肉質がやわらかく脂肪の少ない部位です。衝撃的すぎてメニューを閉じたほうが良いかな?と思うと同時に財布を開いて中身をチェックし始めてしまいそうなこのお値段。(当然ながら)誰も食べなかったので、その全貌は定かではありません。是非食べてみた方は感想教えて下さい。ちなみにグラムは60gからあり、100g、150g、200g、250g、300gと選ぶことが出来ます。
特製サーロインステーキ(和牛)
20,295円/350g
あ、やっぱりすごい値段ですね!ステーキの定番、サーロインですね!適度な脂肪があるので、焼肉など脂身にも慣れている日本人にとってはこれくらいのほうが好き!という過多も多いと思います。
これ以外にも和牛は、特選ステーキ定食(A5特選和牛10,870円/350g)、ウルトラマルキンステーキ定食(A5ランク和牛7,020円/350g)、マルキンステーキ定食(A4ランク和牛6,065円/350g)とあります。こちらの3つは1kgでも頼めますので、チャレンジしてみると良いでしょう。
和牛に関しては脂身もしっかりあるので、100gや150gで注文される方が多いみたいですね!上の値段だけ見ると、ものすごい高いように感じますが、本当に上質なステーキが、2,970円/150gと考えるとお手ごろな気もします。
ところでマルキンってなに?と思いますが、これは昔のメニューの名残だそうで、オーストラリアのビーフを主に使っていた時代に、ちょっとリッチに和牛を食べれるメニューとしてマルキンが流行ったのだそう。
カタヤマのステーキ(オーストラリア編)
お店にいてまわりを見ていましたが、やはり圧倒的にこちらが人気です。もともと、オーストラリアの肉をどれだけ美味しく食べられるか?ということで、ここまで美味しく食べれる料理方法を編み出し、人気店に上り詰めたカタヤマです。輸入肉が本命と言ってしまっても、過言ではないでしょう。
そんなオーストラリアの牛肉メニューは大きく分けると3種類。
グラスステーキ定食
2,210円/360g
おお!一気に頼みやすい価格にきました!350gもがっつり食べて2,000円ちょっとならむしろ安いんじゃないでしょうか!オーストラリアのお肉の特徴であるのは“放牧”。大自然のなかでのびのびと育ったお肉です。
リーンステーキ定食
2,570円/360g
健康派にささげる!と書いてあります。オーストラリアながらも、日本の食味に合わせた牛です。オーストラリアですが穀物飼育をされている牛さんだそうです。やはり周りをみてもコレを注文している人が多かったですね!
オーガニックステーキ定食
2,570円/360g
OBE有機牛肉認定。飼料から生産地に至るまで、徹底した自然飼育と書かれています。化学薬品、成長促進剤、無機肥料、食物添加物、推奨飼料などは一切しようしていない自然環境で育てた牛さん。野菜だと農薬にこだわったりするけれど、改めてお肉もこういった意識が大切なんだなと、妙に考えさせられてしまったり。
ステーキだけじゃない!レストランカタヤマのメニュー
「ステーキ屋」であると同時に、「洋食屋」ですのでメニューはかなり豊富です。ステーキ食べに来たつもりが、他のも美味しそう…と目移りしてしまいます。
おつまみメニューでは枝豆やチーズ、フレンチポテト、ローストビーフなど、サラダはリーズナブルなキャベツビッグ盛り330円から、洋食屋さんらしいカニサラダ700円など。単品メニューだとメンチカツ、ハンバーグ、魚のフライにエビフライ、オムレツ、ポークソテーなどなど。みんな大好きカレーライスも、カツ、メンチカツ、エビフライカレーと豊富です。
気になっていたのが「オムライスステーキ」。
ステーキオムライス?オムライスの中にステーキが入っているの?…と思ったらどうやら違うよう。
ステーキの鉄板にオムライスまで乗っているというやつらしいです!写真はないのでイメージ図を載せておきます。そそられるメニューが豊富なレストランカタヤマ。みんなでワイワイでも、1人でカウンターでも楽しめるお店です。お肉が食べたい!という時、お腹を存分に減らしてから伺いましょう。