浅草の国際通りの裏や、言問通りの裏は、下町らしい非常に細い道というのがたくさんあります。そしてここも、この前初めて通った!という道にあった居酒屋です。
東京で佐渡の郷土料理なら「だっちゃ」へ
国際通りに面しているにも関わらず、ひっそりとしたこの道。浅草ロックスの向かいくらいにある非常に細い道です。
何軒かの居酒屋さんがあるのですが、そのなかの1軒「だっちゃ」に行ってみましたので、紹介したいと思います。
お店の前には「佐渡島」の文字が。佐渡島といえば、新潟県からフェリーで2時間半ほどのところにある大型の離島。ただでさえ、酒もお米も魚も美味しい新潟。その離島ですから、とにかく「いろいろ美味しい」といったざっくりしたイメージが。そして知人で佐渡島出身の人がいるのですが、「とにかく魚が美味しいから一度行きなよ」と言われはや数年。まさか浅草で佐渡に会えるとは、といった感じです。
入ると、美人のなかみさんが笑顔で迎えてくれます。おかみさんがお料理などを作られているのだそうです。
魚が美味しい!佐渡の郷土料理
メニューを見ると、なんとも聞き慣れない料理が!いごねり、ながも素麺、イカの歯…もちろん、お刺身や煮付け、揚げ物などメニューも豊富で本当に迷ってしまいます。
まずはビールを頼み、するとお通しが2つも。
左が白滝のイカのキモ合え。濃厚なイカのキモが、白滝のおかげでさっぱり食べられます。そして右が冷や汁風のお豆腐。胡麻と味噌と出汁で和えられたお魚が乗ったお豆腐。こちらも非常に美味しかったです。
まずは佐渡島のソウルフードだという「いごねり」を注文。いごねりなんてまったく聞いた事もありませんが、荒波にもまれた「いご草」という海藻を、保存料や添加物などを一切使わずに煮こごりにしたものなのだそう。ショウガ醤油であっさり食べられます。食物繊維の塊ですね。
あとは注文を受けてから1から作るという「なめろう」。
なめろうは、ち鯛(たしか…)をつかったものでした。青魚で作ることが多いですが、歯ごたえのある白身で作っても美味しいんですねー。たっぷりミョウガがたまりません。
ここのお魚はもちろん佐渡産。秋の時期は旬の魚が少し少なくなるそうですが、これから寒くなるとブリなどが美味しいのだとか。毎シーズン楽しみになってしまいます。
新潟の日本酒の種類が豊富!
新潟と言えば、米どころ。米どころと言えば、やはり日本酒です。新潟の日本酒は種類が豊富ですが、こちらでもかなり多くの種類を取り揃えていました。それぞれ説明もしっかり書いてありますし、半合から頼めますので、日本酒初心者でも安心して飲めます。
美味しい酒に、美味しい魚。まるで旅行に来て地元の居酒屋さんにでも入ったかのような、素敵なお店でした。佐渡の郷土料理を食べてみたい!という方だけでなく、新潟出身、佐渡出身の方も多いようなので、きっと地元に帰ってきたかのような感覚になれるはずですよ。
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