彼と浅草へ遊びに行った際には必ず立ち寄る江戸通り沿いにあるカフェ「ギャラリーエフ」を紹介させて頂きます。
土蔵を改装したギャラリーエフ
こちらのカフェは昼間はカフェとして営業しており、夜は素敵な雰囲気満載のバーに変身します。お店の一番の特徴は文化庁登録有形文化財としても登録された土蔵がある事です。
この土蔵は関東大震災と東京大空襲をくぐり抜け、近年の都市開発にも負けずに今も浅草の地に立ち続けています。1868年(慶応4年/江戸時代末期)、浅草に材木問屋の内蔵として建てられたその土蔵の力強さと、黒と朱の漆塗りの床はピンと張った緊張感を放っていて、人を引き付ける魅力があります。現に、アートスペースとして開放されており、様々なアーティストの方がイベントを開催しています。
関東大震災や東京大空襲と二度の災害を潜り抜けたこの土蔵も一度は取り壊される寸前だったそうです。その時、漆造形作家の鍋島次雄さんがこの蔵と出会い、改修工事を申し出たそうです。その改修工事も様々なアーティストの方が協力しボランティアで改修を行ったそうです。様々な方の思い、知識、表現が詰まった蔵は是非、一度訪れて頂きたいと思います。普段は扉が閉まっていてもお店の方に「中を見たい。」と申し出ると快く開けてくださいます。
カレーが美味しいカフェ
そんな素敵なお店もお勧めは蔵だけではありません。訪れた際に必ずオーダーするのは「チーズカレーパスタ」です。一見、聞きなれないメニューですが、これが絶品です。オリジナルのスパイス配合で作られたカレーにとろっとした卵が乗せられていて、絶妙な固さのパスタが絡み、ついついお代わりしたくなります。
カレー以外ももちろん充実していて美味しいです。手作り感たっぷり、チーズがたっぷりのピザも個人的にはおすすめです。
コーヒーにもこだわりがあり、浅草の名店カフェ「バッハ」のコーヒー豆を使用し、オーダーが入る度に一杯づつ豆を挽き、手で入れてくださいます。お酒が好きであればアイリッシュコーヒーもおすすめですよ!
店内は心地よい音楽が流れ、程よいざわつきがあるときに香り良いコーヒーをゆっくりと味わう事のできるお店です。
→浅草で美味しいコーヒーが飲めるお店一覧を見る。
カフェタイムが終わると夜からはバータイムになり、昼間のカフェスタイルとはまた変わってとても大人っぽい雰囲気に変化します。バーテンダーが厳選した50種類以上のベースとフレッシュフルーツを絞って作るカクテルは浅草の大人な夜にぴったりです。ウィスキーもシガーも多数取り揃えていて、ビールは季節限定ビールもあるので、その時の気分によってお酒を決めると自分だけのオリジナル空間が作れます。
猫好きにたまらない猫がいる店内
そして店内には猫がいるのも、猫好きの方には強くお勧めしたい点でもあります。猫なので気まぐれでいたり、いなかったりしますがほっと一息できる空間に猫の癒しもプラスされついつい長居してしまうお店です。ちなみに猫がいなくても猫グッズはたくさんありますよ。
浅草に足を運んだときは、是非このギャラリーエフに足を運んでみてください。