浅草の周辺には、知られていないけど素敵なお店というのがたくさんあります。そのうちの一軒が「串乃輔」です。
なんでもありそうな浅草なのですが、串揚げが食べられるお店が非常に少ないのです。そもそも串揚げというのは関西文化ということもあり、江戸っ子の町浅草では流行らないのかもしれません。
浅草周辺で串カツを食べようとするなら。国際通りのロックスと逆方面、少し裏手に入ったところにある「串揚げ 十兵衛」か言問通り沿いの裏道にある「串かつ龍」などでしょうか。しかし、串かつ龍さんは浅草に多い“会員制”の札がドアに貼られる、ちょっと知らないと入りにくい門構え。「串揚げ 十兵衛」は薄衣の正統派串揚げで美味しそうなのですが9時くらいに閉まってしまうので時間的なハードルが。
そんな串揚げ事情の浅草で1軒おすすめしたいのが、「串乃輔」です。
安い!美味しい!大きい!串揚げ屋さん
観光の本やサイトには絶対出てこないような浅草の外れにある家族経営の小さな居酒屋さん。串揚げがメインであるものの、居酒屋メニューも充実していて、しっかり飲み食いするにはもってこいでしょう。
場所は駒方橋から徒歩数分。浅草通りの蔵前側の裏手に位置します。小さな一方通行がたくさんあるこのあたりの道。まぁ目的がなければ通らない道でしょう。「浅草観光のオトモ」運営チームも、全員地元なのにまったく気がつかなかったほどです。
入口にはほのかな明かりと、お酒や料理のメニューが。
このお店に入る決め手になった1杯セット。1,000円で一皿と、2串、ワンドリンクで1,000円!嬉しいセットです。
このあたりは東京観光の外国人が泊まるホテルや安宿が多いので、英語メニューは大事ですよね。寝る前に一杯どうぞ!「KUSHIAGE」は果たして伝わるでしょうか?食べてからのお楽しみですね。
中をのぞくと、カウンターとテーブルが見えます。
入ると、優しそうなフレンドリーな奥さんが迎えてくれました。カウンターではお父さんが料理をされています。
豊富なメニュー
先ほどの1,000円セットを注文し、しばしメニューを物色です。
通常メニューのほかにもこんなにおつまみが。
350円メニューも多く、お財布にも優しそう。寒さば塩焼きと、クリームコロッケ、シューマイとおでんが食べたかったですが…夜も遅いので我慢です。
最初にやってきたのは1,000円セットの一皿。ゴーヤとローストビーフです。どちらも良かったですが、特にゴーヤが美味しかった!じゃこと一緒に和風な味付け。苦味も程よい具合です。
続いて串揚げのソースとお塩が。串揚げのときって、ぽりぽり食べれる生野菜が嬉しいですね。
そして串揚げが上がり到着。
第一声で「でかっ!」と言ってしまうほど大きな串揚げです。右が長いも、左がささみ。この大きさが写真で伝わらないのが残念ですが、長いもが女性の握りこぶしくらいあるといったら大きさが伝わるでしょうか。笑 東京の串揚げって小ぶりで上品なものが多いのでこれは嬉しい。
しかも、大きいだけじゃなく味も美味しいのです。ささみは柔らかくしっとりしていてもはやササミではないみたい。長いももさっくり。衣も薄くてちょうど良い感じです。
さらに追加。1人1本は多いという判断になり、1串をわけることに。
海老、アスパラ、ズッキーニ、長ネギ。これもまた一段と大きいサイズ。そして全部ホクホクで美味しい串揚げです。
1人でも大勢でもおすすめできるお店
お腹一杯になってしまったのと、夜も遅かったのでこれで打ち止め。
1,000円セット(おつまみ、串2本、飲み物)×2つ、串4本、赤ワイン3杯でお会計は1人2,400円。安く美味しくお腹一杯食べれるという素敵なお店でした。
カウンター席もあるので1人でもふらっとは入れそうですし、手前には掘りごたつのテーブル席もあるので、会社の飲み会なんかにもよさそうです。
浅草で串揚げが食べたい!と思ったら、是非行ってみましょう。浅草で他にも居酒屋をお探しであれば、こちらもどうぞ!→浅草でおすすめの居酒屋一覧