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    東京で歴史的建造物に入館するなら!ロケ地でも有名な旧岩崎邸庭園へ。周辺ランチも紹介!

    歴史的建造物に興味があるという人は少なくありません。しかしそのようなものを見るためには時間とお金が必要であると感じ、ついつい二の足を踏んでしまうことがあるかもしれません。

    目次

    感動は身近なところにある!歴史的建造物に興味がある人にお勧めの旧岩崎邸庭園

    そのような人にお勧めなのが旧岩崎邸庭園です。

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    大河ドラマ「龍馬伝」のロケ地ともなり、東京都内に位置するこの歴史的建造物は、最寄駅から徒歩3分圏内にあり、容易に赴くことができます。また旧岩崎邸庭園は歴史的建造物が好きであるという人だけではなく、芸術に興味がある人に対してもお勧めできる観光地です。実のところ、旧岩崎邸庭園はリピーターも多くいるほど魅力的な観光名所で、入場料がお得な年間パスポートを購入する人も大勢いるのです。ではこの旧岩崎邸庭園の詳細、そして多くの人を引き付けるその魅力について見ていくことにしましょう。

    そもそも旧岩崎邸庭園とは?

    土佐藩出身の岩崎弥太郎が創立した三菱商会から発展した三菱財閥の三代目社長、久彌氏の本邸として建てられた建造物が旧岩崎邸庭園です。

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    完成は1896年(明治29年で、その当時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいる、非常に豪華な邸宅でした。歯科医現在ではその規模が3分の1に縮小されています。それでも見ごたえのある洋館、興味を引く撞球室、そして和館の3棟が残されており、見学者の期待を裏切ることはありません。それではこの3つの建造物が、それぞれどのようなものであるのかをご紹介いたします。

    旧岩崎邸庭園の洋館

    イギリスの有名な建築家、ジョサイア・コンドルによって設計されたこの建造物は、木造2階建で地下室が付いている近代的な西洋木造建築となっています。

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    17世紀のイギリスのジャコビアン様式の装飾が施されており、さらにはルネサンス様式、そしてイスラムチックなモティーフなどが採用されており、非常におしゃれな造りとなっています。
    また洋館の南側の目玉となっているのがベランダに立ち並ぶ柱です。1階、そして2階のベランダ柱はそれぞれ異なるコンセプトのもとに造られており、1階の列柱は古代ローマ建築に見られるトスカナ式であり、2階の列柱は古代ギリシア建築に見られるイオニア式を採用しています。また1階のベランダの床にはイギリスのミントン製のタイルが敷き詰められており、古き良きイギリスを彷彿させる造りとなっています。
    先にも述べたように、旧岩崎邸庭園には洋館の他にも同じ敷地内に和館が併置されています。コンセプトの全く異なるこの2つの建造物が、巧みなバランスを保ちながら同じ敷地内にあるということも注目されおり、毎年多くの外国人も訪れます。また洋館は次第に居住目的ではなく、年1回の岩崎家の集まり、そしてパーティーなどのプライベート迎賓館として使用されるようになりました。このようなパーティーには外国人も多く参加し、繊細なデザインが施された旧岩崎邸庭園での一時を楽しみました。

    旧岩崎邸庭園の和館

    建築当初は洋館よりも大きく、550坪もの広さを誇る立派な建物であった和館ですが、現在は大広間の1棟だけが残されています。しかしこの大広間は冠婚葬祭などに使われた歴史ある建物であり、書斎を兼ねた居間を中心とした書院造りを基調としています。また施行は政財界の大者たちの屋敷を手がけたことでも知られている大河喜十郎によるもので、床の間や襖には日本画家で有名な橋本雅邦が下絵を描いたとされています。

    撞球(ビリヤード)室も旧岩崎邸庭園の見どころ!

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    撞球とはビリヤードのことです。つまり撞球室とはビリヤード場のことで、岩崎家の人々が息抜きとして称した場所です。撞球室は洋館から少し離れた場所に別棟として存在しています。しかしぱっと見ただけでは、ここが撞球室であることはわかりません。なぜならこの撞球室はスイスの山小屋風の造りとなっており、外見からはここが撞球室であることはわからないからです。
    木造建築から成るこの撞球室は、奈良時代に建てられた正倉院に見られる校倉造り風の壁や刻みの入った柱など、アメリカの木造ゴシックを取り入れたデザインとなっています。またこの撞球室と洋館は地下道によってつながっていますが、その壁には貴重な金唐革紙の壁紙が用いられています。

    他にも見どころがたくさん!旧岩崎邸庭園の庭園など

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    3棟の建造物を囲む美しい庭園も、見どころの1つです。その理由は旧岩崎邸庭園となる前の過去に遡ることで、「なるほど」と思わせる答えを得ることができます。もともとこの場所は江戸時代に越後高田藩榊原氏、そして明治時代初期には舞鶴藩牧野氏の屋敷があった場所です。そのため庭園は常に美しく手入れされてきました。そして庭園に植わっている植物も注目に値します。そこには桜類、銀杏、紅葉類、モッコク、トウジュロ、ヒマラヤ杉、カントウタンポポ、オドリコソウ、そして牡丹などが植わっており、春には美しく咲く花々を見ることができ、秋には紅葉を楽しむことができるのです。

    旧岩崎邸庭園はこんな人にお勧めです

    冒頭でも述べましたが、旧岩崎邸庭園は歴史的建造物に興味がある人にお勧めの観光名所です。しかし自分の目で見るだけでなく、旧岩崎邸庭園に関する詳細な情報を入手しつつ観光を楽しみたいという人もおられるはずです。そのような人にお勧めなのが無料ガイドです。旧岩崎邸庭園では毎日午前11時と午後2時の2回、約1時間の無料ガイドが庭園内を案内してくれます。また洋館から撞球室へ地下通路と撞球室を案内するツアーが、毎月第2木曜日と第3金曜日の午前10時30分から開催されます。このツアーは約1時間ですが、各日先着20名の限定ツアーとなっています。ちなみに入園券売場で整理券が配布されますので、このツアーが目的の人は、早めに入園することが求められます。また毎月第1土曜日の午後2時から、約45分の英語によるガイドが無料で行われます。そのため外国人のお客さんを連れて旧岩崎邸庭園を観光したいという人は、この時間帯の訪問がお勧めです。
    また先にも少し触れましたが、園内にはたくさんの植物が植わっています。また庭園にはきれいな芝生が敷き詰められているために、自然が好きな人や美しい庭園を訪れたいという人も楽しめる場所です。さらには様々な芸術的なイベントも開催されるために、雰囲気のあるこの旧岩崎邸庭園でそのようなイベントを楽しみたいという人にもお勧めです。例えばお正月の名物である門松づくりの技術を解説、披露してくれる伝統技能見学会や洋館で行われるミニコンサートなどがあります。

    旧岩崎邸庭園の場所、入場料、近くの観光名所

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    旧岩崎邸庭園の所在地は、東京都台東区池之端一丁目3番45号です。東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩3分で行くことができます。その他にも東京メトロ銀座線「上野広小路駅」から徒歩10分、都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」から徒歩10分、そしてJR山手線、京浜東北線「御徒町駅」から徒歩15分です。入園料は一般が400円65歳以上が200円、そして小学生以下は無料となっています。また5月4日のみどりの日、そして10月1日の都民の日は無料公開されています。また年間パスポートも販売されており、一般が1,600円、65歳以上が800円となっています。
    また周辺には不忍池があり、少し足を延ばせばアメヤ横丁や上野の森美術館、そして東京都美術館や上野動物園などの東京都の観光名所を訪れることができます。そのため旧岩崎邸庭園を楽しんだ後、引き続き東京を見学したいという人は一日を有意義に過ごすことができます。旧岩崎邸庭園は非常に落ち着いた場所ですので、東京見学の合間にこの場所を訪れ、クールダウンするというのもよいかもしれません。

    旧岩崎邸庭園の周辺ランチ

    上野から近いということもあり、ランチには困らない旧岩崎邸庭園。周辺にあるランチのオススメも何店舗かチェックしておくと安心です。

    ちなみにランチではありませんが、旧岩崎邸庭園の中にはお茶とお菓子をいただけるお茶席がありますので、そこで一息というのもオススメですよ。

    東天紅 上野

    旧岩崎邸庭園に背を向けて左側にある大きな建物が東天紅です。結婚式などもできる白い建物なので、見ればすぐ解るでしょう。ここの中では、美味しい中華ランチをホテルのような綺麗な雰囲気の中で食べられると人気です。

    平日のみになりますが、オススメは華コース。前菜に、点心、温かいお料理に、スープ、ご飯、漬物、デザートまでついて2,000円はお手軽かも知れません。

    デリー 上野

    言わずと知れたカレーの名店、デリー。旧岩崎邸庭園から湯島の方に進んだところにあります。本場のカレーがお手ごろにいただけると人気です。素材、香辛料にこだわってつくられたカレーは本当に絶品。人気はカシミールカレーですが、辛すぎるのはちょっとという方には、コルマカレーもオススメです。

    サイアム食堂

    湯島駅の交差点にあるタイ料理屋さん、サイアム食堂。入りやすく、食べやすく美味しいタイ料理がいただけると人気です。ガパオ、カオマンガイ、トムヤンクン、グリーンカレー、パッタイと、定番のタイ料理が頂けます。平日のランチは全品780円ということで、リーズナブルなのも良いですね。

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