浅草に「知る人ぞ知る」という感じのインド料理店があります。
「タントラ」は東武浅草駅のうち、あまり人が使わない「東武スカイツリーライン北改札口」(ほとんどの人が使う松屋と直結している正面改札口の反対側)から徒歩1分の、東武鉄道のガード下にある小さなお店です。以前の店名は「インド料理YUJIN」と言いました。
浅草の本格カレーが食べられるタントラ
松屋の裏側と隅田川に挟まれた江戸通りを隅田川の上流方面に歩いていくと「本格インドカレー」と書いた看板があるのですぐわかります。
私は実家が栃木にあるので、帰省する際は東武を使うのですが、時間に余裕があるときは必ずこの店で食事をすることにしています。店内がわりと狭いので、むしろ一人のほうが入りやすいという感じです。この店を知ったきっかけは、大みそかに帰省するときに浅草で食事をとろうとしたところいろんなお店が閉まっている中ここだけ開いていたのを見つけたことで、その時はとても助かりました。
インド料理店ですが、ネパール国旗が飾ってあることから料理人はおそらくネパール人だと思われます。と言っても、インドの北側に隣接しているチョモランマの入口である国・ネパールもインドのカレー文化の影響を受けており、またネパールの人はインドの料理店に出稼ぎに行ってインド料理を学ぶことが多いとのことなので、味自体は正統インド料理です。
安くて美味しいカレー
まずこの店は安い!カレー+ナン又はライスのセットが500円です。しかも、カレーは9種類の中から選ぶことができます。また、サラダやタンドリーチキン、ドリンクもついたセットも800円程度で食べられます。
カレーはしっかり本格派インドカレー。私は羊好きなのでマトンカレーを頼むことが多いのですが、安いのに肉もしっかり入っています。ただ、一つだけ不満を言えば羊独特の風味を抜いてしまっていること。しかしこれは他のインドカレー店でもほとんどのところがマトンカレーというと日本人向けに、羊の臭いをスパイスで「消す」のではなく、抜いてしまっているので仕方がないことです。
ネパールの方が作っているということで、ネパール包子・モモも食べられます。ちなみに、おかみさんは日本人なのでコミュニケーションに困ることはありません。テーブルにはヒンズー教の神様のことが書いてある紙がはさまっているので、カレーが来るまではそれを読んでヒンズー教の知識を深めるのもいいでしょう。