夏場、浅草を歩いていると、浴衣を着て歩いている人によく遭遇します。
花火大会などではなく、浴衣を着ての浅草散歩をするような方など、普段着として浴衣を楽しまれる方が増えた気がします。
レトロな柄の浴衣や、伝統的な和柄などは、見ているだけで目にも涼やかです。
芸能人御用達の江戸扇子
浅草は、もともと“芸”の町。
伝統芸能や舞踊で実際に使う方、そしてそれを見に行く際にお客が持つなど、昔から“扇子”がたしなまれてきました。
そんな浅草で120年以上扇子を作り続けているのが、荒井文扇堂さんです。今は4代目の荒井修さんが、一から手作りし、そして絵付けも行っています。
この荒井さんのお話が面白く、本来職人を抱え、“売る”側の立場であったそうですが、客商売をすると喧嘩になるし、愛想も売らないといけないということで、職人さんに弟子入り、そして今では職人として全てを作られているとのこと。なかなか変わった職人さんです。
昔からなじみのお客さんには著名人の方も多く、坂東玉三郎さん、今は亡き十八代目中村勘三郎さん、十二代目市川團十郎さんなど、名立たる方々が並びます。
踊りに合わせて1つ1つ構想をし作られるとのこと。
大切な贈り物はオーダーメイドを
このオーダーメイド扇子自体は、一般の方でもお願いできます。竹で作る骨、紙、描く柄などによって製作期間や料金は変わってきますので、予算を伝えてお願いしてみるのも良いかもしれません。
還暦のお祝いや、大切な方へのプレゼントにはこの世で1つのものを贈りたいもの。、こんな素敵なオーダー扇子を頂いたら嬉しいですよね。
単品購入も可能で名入れはサービス!
オーダーメイドでなくても、もちろんすでに完成しているものを単品で購入です。お土産やちょっとしたプレゼント、初めて持つ扇子であれば、こちらのほうが敷居が低いですね。
柄や色が様々ありますし、1つ1つ手書きで書かれたものなので同じものは1つとしてありません。8000円から購入できます。
ちょっとしたお土産や、多くの方に贈りたい場合は、うちわを購入すると良いでしょう。江戸一文字型のうちわは、良く見る丸い形でなく四角いもの。
動物モチーフの鳥獣戯画やおたふくにひょっとこ、風景など、こちらも様々な柄があるのが嬉しいですね。お祭りや花火大会にもよさそうです。
職人さんの技を感じる、本当に粋な浅草土産。お土産はもちろん、自分だけの1本を探してみるのも良いかもしれません。浅草の仲見世にもありますので、少し覗くのであればそちらもおすすめです!他にも仲見世のおすすめのお店もチェックしてみてくださいね。