浅草というと、浅草寺をはじめとする「歴史的な建物や町並み」、どら焼などの和菓子や昔ながらの洋食といった「食」、そして扇子などの和雑貨といった「小物」を目当てにこ来られる方も多いと思います。
そんな中、浅草から美を発信する貴重な存在である「よろし化粧堂」さんを今回はご紹介したいと思います。
大正13年から続く「よろし化粧堂」。
日本の植物を中心に最新技術で作った化粧品を浅草で。
「よろし化粧堂」は、大正13年創業のプロ用化粧品メーカーが母体で、和の原料を中心に、ハンドクリーム、リップバーム、フェイスパック、マルチバーム、洗顔粉、入浴剤など、お肌にやさしいコスメを豊富に取り揃えている化粧品専門店です。
モボモガ…という言葉を聞いたことがあるでしょうか?大正時代に流行ったモダンボーイ、モダンガールを指す言葉ですが、そんな言葉が生まれるほど、日本で女性の「可愛い!」「キレイ!」という美意識がとても高まった時代かと思います。
そんな大正時代に、美容のプロに良い商品を届ける美の総合メーカーとして生まれたのが、この「よろし化粧堂」の始まり。それから90年にも渡って世の中に美を提供し続けています。
美容に関する商品がたくさん世に出ていますが、長年培って技術があるからこそ、何が良く、何が悪いのかを知っている…そんな信頼のおける化粧品屋さんなのです。
よろし化粧堂の場所や名前の由来は?
「よろし化粧堂」がある場所は、新仲見世入り口、ROX 3Gの隣。お土産に人気な肉まんのセキネさんがある向かいで、浅草観光の中心の1つといえる場所です。ちょっと浅草観光のついでに立ち寄るにはちょうどよい場所ですね。
店内も清潔で、浅草らしい和の雰囲気で統一されていて素敵です。
「よろし化粧堂」…というと聞きなれない方も多いかもしれませんので、どんな意味か伺ったところ…
「よろし」とは古語で、「よい」という意味です。日本で採れる植物を中心に、最新技術でつくった化粧品をご用意しております。お肌によいものを使えば、心まできっと楽しくなる・・・そんな思いを込めて丁寧につくりました!
…そう。歴史があるだけでなく、最新の技術を用いて、さらに日本の植物を中心に「肌によろし」なものを提供する、そんな化粧品屋さんなのです。
よろし化粧堂のおすすめ商品:米ぬかをつかったお肌に優しい洗顔を
具体的にどんな商品があるのか伺ってみました。
一番人気の商品は「米ぬか洗顔粉」です!“落とすけど、落としすぎない お肌にやさしい洗顔粉”をキャッチコピーに、「石けん素地」、「ミネラル塩」、「米ぬか」…というシンプルな3つの成分のみで、敏感肌にもおすすめです。
シンプルな3要素!というのはお肌が敏感な方も、そうでない方も嬉しいですよね!それでは、なぜ米ぬかを使った商品なのでしょうか?
日本の女性たちは江戸時代から石けんが登場するまでずっと米ぬかを布袋に入れて顔や体を洗ってきました。
米ぬかで洗うと、なぜかお肌がうるおって、すべすべになるって何百年も使ってきたんです。実は最近になって科学の発展とともに米ぬかの正体がわかってきてビックリ!米ぬかはお肌にうれしい成分がいっぱいつまっていたんです。
- ガンマオリザノール
- ビタミンB群
- セラミド
- ミネラル
…など素晴らしいうるおい成分がてんこもりです。恐るべし先人の知恵!ずっとずーっと使われ続けてこられたのはワケがあったんですね。
よくお米を研いでいる農家の奥さんの手はきれい…なんて言いますが、成分的にもしっかりと裏づけされていたんですね。
他にも、こんな新商品が。
米ぬかからしぼったオイルが主成分50%のクレンジングオイルを発売しました。日本人に馴染みの深い米ぬかからしぼったオイルだから、 肌なじみがよく安心。搾って作るお米のオイルはとても貴重。日本のお米の油のわずか 0.1% 以下しかないプレミアムオイルです!
貴重なオイルをたっぷりと使ったクレンジング。洗顔とあわせて使ってみたいですね。
化粧品ついでに「よろし化粧堂」で和装体験も!?
「よろし化粧堂」さんでは、浅草らしいこんなサービスも行っています。
商品を購入すると大正時代の女学生が着ていた和装袴にお着替え、希望者には記念撮影も可。わずか3分で着替えられるよう工夫されていて、観光の合間にも大人気のサービスになっています!
…浅草にも和装体験をできる写真館などありますが、こんな風に商品を買うだけで撮影も出来るというのは、かなりリーズナブルで嬉しいサービスですね!
普段使いにも、お土産にもおすすめな化粧品、よろし化粧堂。浅草に立ち寄られた際は、是非1度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?