浅草の人の日常生活に清廉さを吹き込んできた老舗、箱長をご紹介します。
浅草で140年!老舗の桐箱専門店「箱長」
箱長の製品の材料は桐。桐は木材の中でも特に軽く、香りも嫌みがなく、そして通気性もよいため、わが国では古くから着物用のタンスなどに愛用されてきました。とはいえ、この軽くやわらかい木で、小物を仕上げるためにはひときわ繊細な力加減が要求されますから、箱長の商品はどれも、いわば職人入魂の一作と言えるものなのです。
この桐箱の専門店が、浅草にある「箱長」です。
箱長の18番が、”桐木目込み細工”とよばれる技法。
これは桐の板にまず彫刻党で図柄を堀り込み、その輪郭に溝を施します。その溝に、着物に用いられるものと同じ絹の布を差し込んでいき、あたかも桐の表面にシームレスで絹に置き換わった部分があらわれるように表現したものです。
この美しさには思わずうっとりしてしまいます。
桐箱・・・と言うと少し敷居が高いものと感じてしまいますが、ここ箱長では手軽なものから、毎日の生活に色を添える品物まで様々。どんな作品があるのか、少し覗いてみましょう。
お土産やプレゼントにもお勧め!箱長の小物や雑貨
桐の木から作られる品は実に様々。
その中でも、比較的リーズナブルでお土産やプレゼントにもオススメの品がこちら。
桐のワインラック 1,944円
ワインを1本横に寝かせられる、桐のワインラックです。鞠の和なイラストが施されていますので、日本のワインと一緒にプレゼント・・・なんてとても素敵です。
干支のへその緒入れ 1、080円
お子さん、お孫さんが生まれるタイミングなどにオススメなのが「へその緒入れ」。美しい桐箱に、干支のイラストが描かれています。男の子、女の子問わず使えるデザインなのが嬉しいですね。
まな板 1、080円〜
木製のまな板って今は少なくなりましたが、なんだか料理が美味しそうに見えますよね。木の中でも桐は乾きやすいので、お手入れが簡単!しかも小さいものは1,000円から用意があるので、ちょっとしたお土産にも便利です。
箱長の桐箱や桐小物をご家庭で
芸妓の町、花柳の町としての歴史も息づく浅草との関係性も、ここ箱長のような老舗が持っていないはずがありませんよね。
数多くの芸妓さんやおかみさんが愛用してきた桐の鏡台は、お手ごろな物で¥12960からラインナップされています。
精緻な仕上がりの鏡台は仕事前にお化粧をする際の心を引き締めてくれるばかりか、美しい装飾と高い機能性によって、心を落ち着かせてくれるものです。
毎日のティータイムに華やかな装いを加えてくれる茶筒(小)¥8100や、ハンドバッグに忍ばせておきたい手鏡(小)¥4320など、さまざまな生活スタイルに合わせて、桐は柔軟に形を変えてあなたに尽くしてくれます。
浅草箱長の場所や口コミを知ろう!
口コミでも、「結婚祝いに年上の友人が贈ってくれたのが、箱長さんの立派なチェストキャビネット。引き出すのも力入らずで機能的だし、高級感があってお洋服を綺麗に畳んでしまいたくなります。先日の浅草観光では、箱長のお店でティッシュボックスケースを購入。我が家に箱長製品、増殖中です。(笑)」
「浅草散歩がてら、フラリと立ち寄った箱長で思わず買ってしてしまったのが、ワインスタンド。桐の美しさとワインボトルとの調和もさることながら、何で倒れないの?という不思議な構造は一見の価値ありですよ。」
と、老若男女、様々な人が箱長の桐製品のファンとなっていることが伺えます。
箱長の販売店は、浅草に2店舗ありますので、お出かけの都合の良い方を選ぶことができます。
まずは、ビル全体にでかでかと筆文字で”箱長”とある店構えが印象的な、オレンジ通り店。営業時間は10:30から19:30と、比較的遅くまでお店をあけてくれているのもうれしいところ。
おしゃれなカフェのような見た目が新鮮な、メトロ通り店。デートコースにしても良さそうですね。
他にも浅草にはお土産やプレゼントに最適な小物がたくさん!あわせてチェックしてみてくださいね。