和装でキメた時に、小物が普段のままだとどことなくキリッとした魅力が薄れてしまうというのは、多くの方が経験されたことだと思います。では和装を最大限に引き立ててくれる小物とは何か・・。その一つの答えがこの、印傳前川の美しい印傳たちなのです。もちろん普段使いにも、浅草のお土産にもぴったりなこの印伝。一体どのような工芸品なのでしょうか?
和装に合う小物なら!印傳前川の伝統工芸品を
印傳(印伝・いんでん)とは皮革に漆の装飾を施した技法です。その印伝を伝統的に作り、カバンや財布、ペンケースなどにしているのが、浅草に店舗を構える印伝前川。
皮の漆黒は、布で渡せないまるで見つめると吸い込まれていくかのような奥行きさえ感じるものです。
例えるなら照明の落ちた劇場の、限りない静寂と少しの畏怖を交えた漆黒・・。はっと我に帰ると、これは奥行きなどなく二次元の革だったのだと、現実に引き戻されます。
芸術作品で例えるならば、滝平二郎の切り絵の世界とマインドを共にするものだと感じる方は多いのではないでしょうか。もちもちの木の挿し絵で有名な、あの冷たさとほのかな光が同居する世界です。
伝統柄からヒョウ柄・キティ柄まで!色とりどりの模様で選ぶのも楽しい!
印伝前川の手がける革製品は実に種類が豊富です。
伝統的な和柄から、最新ではなんとキティちゃんまで!古き良きものから新しきまで取り入れています。
例えばヒョウ柄。
大阪のおばあちゃんの定番と目されてきた豹柄ですが、近年ではそのちょっと蓮っ葉な魅力は、若い女の子にも広まっています。そんな豹柄も、印傳前川の手にかかれば、ひと味違った無二の味わいになります。
まるで日本庭園の通路に施された色とりどりの石が埋め込まれた技法のよう。これはまさに、豹、和の空間に出でるとでも言わんばかりのクールな一品に仕上がっています。ギャルソン財布¥36,720、四連キーケース¥8,316などで購入できますので、
そして、前川印傳の顔とも言えるのが、パッチワーク印傳シリーズ。
賽の目に区切られた図柄は、赤、青、緑、黄・・と鮮やかな漆に彩られ、トンボ、菊の花、荒波、そして組み木細工のような幾何学模様に、太鼓などの縁起物まで、自然や数学の美しさを表現した和柄がぎっしりと詰め込まれ、その密度の高い情報量があなたのファッションにきらりとアクセントを与えてくれます。2wayポシェット¥36,320、がま口札入れ¥18,360など。
店舗はオレンジ通り店と新仲見世通り店の2店舗を浅草に構えており、本社工房は足立区青井にあります。
ハードボイルドな雰囲気の足立区で静かに芸術的な印傳が生み出され、華やかな浅草の晴れ舞台で、お客様の手に渡っていく・・。これもなかなか渋いですね。
印傳前川の口コミ
和装を引き立てるのはもちろん、洋服や日常生活にフィットする商品も多彩で、口コミにも素敵なコメントが多く見られます。
「浅草の印傳前川で、ベルトをゲットしました。深い緑の革に、白い鋲のように漆で模様がはいっていて、江戸の伝統工芸にこんなことをうのもなんですが、これは最高にロックです。」
「珍しい印傳で出来たスマホカバーを見つけて、今回の浅草観光での自分へのごほうびはこれで決まりです。つややかで、でも控えめで・・。うっとりするほどきれいです。スマホを機種変更しても、このカバーはきっと使い続けるんだろうなあ。」
思い思いの方法で印傳の美しさを身にまとう事ができるのだとわかりますね。伝統の技を、皆さんも是非。
その他浅草蔵前エリアで革製品をお探しなら下記ページも参考になると思います。