上野韻松亭:上野公園で四季の風景を楽しめる和食。会合やお祝いにも!
- 懐石料理
- 住所:東京都台東区上野公園4-59
創業明治8年、140年という歴史ある料亭「上野韻松亭」は、京成線上野駅から徒7分、JR上野駅公園口から5分ほどの上野公園内にあります。
こちらのお店は創業当時の建物が今でも使用されており、風情のある佇まい!
もともと寛永寺という広大なお寺の土地であった場所を、誰もが親しめる公園へと変化を遂げたのと同時に、何店舗かのお店を誘致したのだそう。
お店の外観からとても高級そうな印象を感じますが、ランチメニューは2,000円前後の内容から用意されています。そのため土日だけでなく平日も、お客さんが後を絶地ません。確実に入りたい場合は予約をすることをおすすめします。
上野韻松亭のお料理、豆料理を中心に季節の野菜や魚を丁寧に。
上野韻松亭のお料理といえば、主役は豆。丁寧に自家製で作られるお豆腐や、豆ご飯を中心に、季節の野菜や魚をふんだんに使った丁寧なお料理がいただけます。
懐石料理というとちょっと物足りないかな?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、こちら上野韻松亭に関して言えばその心配は不要。
「お腹いっぱい召し上がっていただく」というのが上野韻松亭の考え方なのだそうで、食べ盛りの方でもお腹いっぱいになってしまうほどの満足な量が出てきます。
ランチのお料理は、11時から15時まで。11時半から13時くらいは1番混み合う時間帯です。リーズナブルはものですと1,680円の茶つぼ三段弁当、豆腐や豆ご飯が味わえる花籠膳、そしてコースとして1品1品出てくる会席料理など、予算や雰囲気に合わせて選べるのが嬉しいですね。
上野韻松亭のお正月本然ランチとお祝い膳コース
今回、上野韻松亭のお正月の「宝箱竹」とお祝い膳コースをいただく機会がありました。とにかく1品1品美味しく丁寧なのはもちろん、全体の量もかなりボリューミー!お昼からお腹いっぱい。大満足の内容がこちらです。
韻松亭お正月は特別メニュー「宝箱 竹」に!
韻松亭へ伺ったのはちょうど1月。この時は、お正月ということで花籠膳などもお正月メニューになっておりました。
韻松亭に入るのはこれが初めて。
入り口で靴を脱ぎますので、靴下やストッキングにはご注意を。女将さんのお言葉だと、「白い靴下だとより良い」のだそうですよ!
綺麗な廊下を通り、奥のテーブル席へ。客席はお座敷とテーブル席がありますので、足が痛い方、逆にお座敷の方が落ち着く方は、予約の際に伝えておくと良いでしょう。
さて、お料理はお正月の「宝箱 竹」(@3,500円)
このメニューの量の驚きです。
お料理はお正月らしくお重で登場。おめでたい雰囲気で気持ちまで明るくなりますね!韻松亭のメインである豆料理、汲み上げの湯葉もいただけます。
壱の重にはなんと22品も!黒豆、せり、かまぼこ、金柑、松前、海老に鴨などお正月らしい品が続きます。
弐の重にはお刺身が。ゼリー寄せのようなものが入っていましたが、こちらはパプリカの寄せ!伝統的な料理ですが、目新しさもあるのが嬉しいですね。
湯葉もしっかり豆の味がし、とろっとろの歯ざわりもたまりません。
そして豆ご飯と香の物、汁物。もうここまで食べてすでにお腹はいっぱい。しかし優しく、少し塩味のある豆ご飯と赤だしのお味噌汁で、今一度箸が進みます。
最後は黒豆茶と麩まんじゅうが。美しい緑色。
窓の外には不忍の池などを望み、日の光がたっぷりと注ぐ空間でいただくランチは、お値段以上の満足度がありました。
韻松亭の個室でいただくお祝い膳コース
予約なしで訪れるお膳料理もとても良いですが、会合や、顔合わせ、お祝い事には個室でいただく会席料理がおすすめです。
今回いただいたのは還暦のお祝いや、誕生日、婚約などのお祝い事にはとてもおすすめな「お祝い膳コース」。12,000円の福と、15,000円の寿があります。どちらも量は申し分ありませんので予算や会の雰囲気によって決めたいですね。
お料理は季節によって変わりますが、この時に出て嬉しかったのは鯛の焼き物やお赤飯など、やはりお祝いらしい品があると会話も潤います。特にこのお赤飯の美味しかったこと!こちらもやはり得意の豆料理ですね。
ディナータイムにはコース仕立てのメニューが用意されており、リーズナブルな価格で楽しめる『鳥すき焼きコース』は特に人気があります。もちろん昼、夜ともに季節の食材をふんだんに使った懐石料理も味わえますので、食事会にもおすすめのお店です。店内の窓からは四季折々の風景も楽しめます。まずは気軽にランチから利用してみてはいかがでしょうか。