東京というと、日本の最先端が集まる場所というイメージがありますが、それだけではなく、「昔の伝統を護る場所」という一面もあります。

東京の伝統工芸品

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ここでは、東京全域にある、伝統工芸を一覧で紹介したいと思います。東京に住んでいてもなかなか知らないものばかり。毎日の生活に取り入れてみたり、少し気の利いたお土産として活用してみたり、伝統工芸のある暮らしというのも素敵ですよね!

1・手間と時間をかけて織り成した村山大島紬

東京都武蔵村山市で玉繭から紡いだ絹糸を染色し、絣織り(かすりおり)により文様を出し、和服に仕立てる伝統織物です。織物専用の方眼紙に模様の図案を書き、この図案を元に繊細な絣の模様を生み出しているんです。気が遠くなるような時間と手間をかけて作られているのです。1967年に東京無形文化財に指定されて1975年には経済産業大臣指定伝統的工芸品の指定を受けています。村山大島紬は様々な柄を作ることが可能で現在ではアンサンブルの生産が多いです。普段着やお呼ばれの場所でも着れる物が多いです。実際に体験できるコーナーでは織物を使用して織って、染めることができたりします。

村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)
武蔵村山市本町2-2-1

2・東京染小紋

小紋は細かい模様柄を型染めしたことを言い、室町時代に始まり、江戸時代に広まった伝統技術です。元は武士の裃(かみしも)や大名家特定の文様柄のために使用していましたが、明治時代に入ると東京染小紋の訪問着ができたことで女性もよく着用するようになりました。型紙を8枚前後重ねて彫る他に、細かい柄を1,000個以上の穴を開けて作るものもあります。現在では女性の着物によく使用され愛されています。体験できるコーナーでは型紙に糊を置いて実際に小紋柄に染めることもできます。中には染めについての講義を行っている場所もあります。

東京染小紋(とうきょうそめこもん)
東京都新宿区西早稲田3-20-12

3・八丈島の草木染め・本場黄八丈

黄八丈は八丈島に代々伝わる伝統の草木染めの絹織物のことです。本場黄八丈は黄色、黒色、茶色の3色を使用し平織りや綾織をすることでしま模様や格子模様を作ります。室町時代から続くいていて天然染料で数十回と染色を繰り返し色を出します。黄色や茶色はサカキや椿の木を焼いた灰で染め、黒色は鉄分を含んだ泥水につけます。鉄分を含んだ泥につける作業は1週間かかりその後の染め上げまでは5年間乾かすために糸もかなり希少です。体験コーナーでは実際に手織りをしたり、糸繰りを見学することができます。できた着物の色は渋みがあり、素敵で価値の高い物になっています。また本場黄八丈の着物はこすり合わせた時の音がなんとも言えない良い気持ちです。

本場黄八丈(ほんばきはちじょう)
八丈島八丈町樫立346-1

4・江戸木目込人形

江戸木目込人形は250年ほど前に京都で発祥した言われています。木目込みは衣裳の布切れの境やひだに細かい溝を彫って、布をその溝に入れ込むことを言います。隙間なくぴったり入れる技術は素晴らしい物があります。木目込人形は桐の粉をふのりで固め、胴体を作り、布地を貼り付けて衣裳を着たように作る人形のことです。現在では雛人形などにも使用されています。江戸木目込人形は顔が細くて目鼻立ちがくっきりしています。体験コーナーでは製作体験を実際に行ったり、人形作りの作り方と全ての工程を学べる場所もあります。小学生も体験できるので伝統を知るのに良い体験になるでしょう。

江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)
東京都台東区柳橋2-1-9東商センタービル4階

5・現在でも東京が主要産地の東京銀器

室町時代かに銀山が発見されたのを機に精錬方法を南蛮人から教えてもらい作るようになったと言われています。金属の性質を活かして熱で柔らかくしたり、溶かしたり、叩いたりして作ります。純銀を使用したスプーンやフォーク、道具は今なおたくさんの人に使用されています。純銀とは99.9%の銀の事を言い、現在でも東京が主要地なっています。体験コーナーでは工場見学や銀に実際に金槌を使用して模様内をしたりできます。上級の方は1枚のプレートから形をつくって仕上げる体験もあります。東京銀器の体験コーナーは未就学児でも可能なので、家族での参加も面白いことでしょう。

東京銀器(とうきょうぎんき)
東京都台東区東上野2-24-4

6・華やかで素敵な着物・東京手描友禅

東京手描友禅は、江戸時代に京都の絵師が創ったと言われています。図案から下絵に文様の色を付けることや仕上げまで、全ての工程を作者が1人で行っています。江戸時代に大名の様々なお抱え絵師が江戸に集まり、多彩色の模様を染めたことから一気に有名になりました。それぞれの土地を背景に粋なデザインを特色としファッショナブルな柄と染めが特徴で、たくさんの人に愛されてきました。単色の中にも華やかで綺麗な模様が描かれているのが東京手描友禅の特徴です。体験コーナーでは下絵から彩色や染め上げなど、本格的な東京手描友禅を楽しむことができます。

東京手描友禅(とうきょうてがきゆうぜん)
東京都新宿区中落合3-21-6

7・多摩織

八王子市は昔から養蚕と織物が盛んな場所で桑の都と呼ばれていました。多摩織は5つの織物の総称を言います。織物の面が凸凹している御召織、紬で平織りに織った紬織り、表裏に同じ文様が違う色で現れるように織った風通織、細い糸をねじって透かし模様を作るもじり織、破れをつぎ合わせる変わり綴です。工程ごとにそれぞれの専門職人が作りあげて完成させます。体験コーナーではそれぞれの職人の作業を見ることができたり、実際に織物で織る体験をすることもできます。多摩織でできた着物は色々な技法を組み合わせることから斬新で個性的なオリジナル品が非常に多いですよ。

多摩織(たまおり)
東京都八王子市八幡町11-2

8・糸だけで素敵な紐ができる東京くみひも

くみひもの歴史はかなり古く現代では帯締めや羽織る紐などによく使用されています。技術や技法は朝鮮や中国から伝えられました。昔は巻物やお袈裟、貴族の礼服や武士の刀の柄巻きやカブト等の糸に使用されてきました。くみひもは平らなくみひもを組む時に使用する綾竹台、ほとんどのくみひもを作ることができる角台、丸台、組手が台の上に乗ってくむ高台、重打台、伸縮性のあるくみひもを作る内記、篭打ちの7種類からなると言われています。糸同士を交差する組目と色使いが現代の伝統のくみひもとなっています。様々な糸を組み合わせてつくり上げるくみひもは丈夫で伸縮性があり今でも愛されています。

東京くみひも
東京都台東区清川1-27-6

9・漆は万能の素材・江戸漆器

漆塗りの重箱やお椀は昔からお正月や祝い事の際に使用しています。漆は乾くとアルカリや酸の影響を受けずに熱や電気にも強い特徴があります。塗料の他にも汚れや腐食を防いだり接着剤としても使用されてきました。漆器を作るのには漆の木から液をとり、加工し、塗って文様や金粉などをつける作業が必要で職人の手で作られています。何回も塗った漆器は良い品物だと言われています。塗るのには時間が大事で、職人の腕が光ります。体験コーナーもあり、実際に漆塗りを体験できる所もあります。意外と根気のいる仕事なので驚く人もいることでしょう。

江戸漆器(えどしっき)
東京都千代田区神田司町2-15

10・亀の甲羅で作る!?江戸鼈甲(えどべっこう)

江戸鼈甲はタイマイという亀の甲羅を使用して作ります。タイマイは体重200キロで180cmある物もあります。甲羅の質が置物などに使用できるとして古くから利用されてきました。亀の甲羅は13枚で黒くなる部分を除いた10%の部分を利用して江戸鼈甲を作ります。甲羅から木地をとって製品の形や位置を決めて水と熱で同じ物を3枚貼り付けます。温度と圧力で張り合わせの良さが決まるのですが、この加減がとても難しいそうです。最後の仕上げにやすりととくさで磨きます。こうすることで光沢と抜群の肌触りが生み出されるわけです。今なおブローチやネックレス、眼鏡の枠にも使用されています。体験コーナーではべっ甲を作ることができますよ。

11・伝統技術の刷毛は腰がある一級品!江戸刷毛

刷毛は平安時代から使用されていたそうです。江戸刷毛は江戸時代中期に作られたもので、掛け軸や襖を作る際に使用する経師刷毛、人形刷毛、更紗や友禅に使用する染色刷毛、漆刷毛、歌舞伎役者に使用する白粉刷毛、木板刷毛、塗装刷毛の7種類が現在江戸刷毛として国から指定されています。刷毛は毛先が大事であり、人毛やつぐ、獣毛やシュロなどの食物繊維を使用して作っています。腰があり、むら塗りが出ない優良な刷毛を作るために要らない脂分を除去したり、毛先を整える作業はかなりの時間を費やしています。漆刷毛は毛の板を重ねて密着して作ったり手間がかかっており、脂分を除去するのは職人技でなければできない作業です。見学や体験コーナーもあります。

江戸刷毛
東京都墨田区吾妻橋2-2-14東京ブラシ会館

12・木目を生かした仏壇作り・東京仏壇

東京仏壇は唐木材の持ち味と木目を生かし、シンプルかつ古典的で上品です。元は江戸指物師が仕事の合間に飾りの少ないシンプルな仏壇を作ったことが始まりだと言われています。シンプルですが、入念な工程を経ているので虫がつかないこと、丈夫、狂いがないこと、木目の味が出ていると人気のある伝統品です。昭和57年には東京都知事から伝統工芸品として指定されています。根気と経験や確かな技術が求められるために職人の育成にも非常に時間を要します。東京仏壇は場所によって色々な仏壇を見学できたり、実際に木にノミを入れる体験ができちゃいます。ノミの音が気持ち良いですよ。

東京仏壇
東京唐木仏壇工業組合→東京都足立区綾瀬4-9-32コーポすみれ1階
東京都宗教用商業協同組合→東京都中央区銀座7-4-13

13・髪を綺麗に華やかに江戸つまみ簪

江戸つまみ簪は、薄い布を正方形に小さく切って摘んでたたみ、組み合わせて鳥や花文様を作るつまみ細工を言います。元々は髪刺しと呼ばれ、髪に刺すことで魔を払う、魔除けになると信じられてきました。江戸時代中期になると花や鳥だけでなく、くしやかんざし、くすだまが手頃な値段で作られていたようです。現在では七五三や成人式、結婚式、お正月などの女性の着物姿をより引き立たせるための簪となっています。非常に細かい布地をピンセットでさらに細かく折って台紙に貼る姿はまさに職人技と言えましょう。体験コーナー、見学ができる場所もあります。

江戸つまみ簪(えどつまみかんざし)
東京装飾品製造協同組合→東京都台東区小島2-9-10

14・絵画と同じくこだわりを持って東京額縁

日本で額縁がきちんと作られるようになったのは明治時代に油絵の技術が欧米から伝えられてからです。画家が指示して指物師が木枠を、仏師が木枠に彫刻し、塗師が漆塗りをして仕上げていたと言われています。今のように専門の額縁師ができたのは明治25年です。良い額縁は展示する場所にぴったりとイメージが合います。作家がより絵に情熱を込めて作り上げたように、そのイメージに合うように作るのが東京額縁です。天然木材を使用して箔押しをしたり、天然漆を使用したりとこだわりがすごいことも特徴です。体験コーナーでは実際に箔押しをさせてくれます。自分だけの額縁を作ることができますよ。

東京額縁
東京額縁工業協同組合→東京都台東区浅草橋4-19-2(有)額縁工房島田

15・400年の伝統技術を受け継ぐ江戸象牙

象牙は肌さわりが柔らかで光沢と模様が素敵で加工するときの固さがちょうど良いこともあり古くから工芸品に使用されてきました。日本に伝わる前に中国で上流階級の装飾に使用されていました。その技術が奈良時代に日本に伝えられ、現在の江戸象牙があります。手作業にて荒彫りや透かし彫りをし、にかわを使用してはぎ合わせを行います。染色は天然染料を使用していますよ。見学コーナーやビデオで学ぶコーナーもありますが、体験コーナーは行っていません。実際に象牙の商品を購入することもできます。事務局長さんから分かりやすいお話を聞くことができるので江戸象牙に詳しくなれちゃいますよ。

江戸象牙
東京都象牙美術工芸協同組合→東京都台東区西浅草3-26-3

16・見えない所も繊細でキレイ江戸指物

指物とは、板の長さを測って組み合わせ引き出しのある箱物を作ることを言います。元は京都で発祥し、当時は大工職人が作っていました。指物職人が出たのは室町時代です。京都の指物は公家や茶道用の用具に使用されてきて、江戸指物は大名や将軍などの武家用に使用されてきました。その後は歌舞伎役者や商人用として使用されてきました。江戸指物はその木の固さや甘さ、渋みやまろやかさを大事にし、中の見えない所までも徹底してこだわっています。釘が打たれているようには見えない一級品です。現在では照明や暖房、食器などの生活用品にも使用されています。見学コーナーでは展示品を見ることができますよ。

江戸指物(えどさしもの)
江戸指物協同組合→東京都荒川区東日暮里2-44-10

17・竹を知り尽くした職人技・江戸簾

簾自体の歴史はかなり古く万葉集の頃からあると言われています。簾に縁をつけた物は高級で宮廷や貴族の日焼けに使用されてきました。江戸簾は竹、御形、よし、萩などの天然素材を使用しています。竹の加工は竹の目に合わせて割ったり薄くしたりするために長さや幅が一定ではなければいけません。さらに使用するものによって竹を反らないようにしたり、裏を三角にしたり、かまぼこの形にしたりしますが、その技法は竹の性質をよく理解していなければ難しいのです。見学したり、オーダー注文をしたりすることができます。江戸簾で日本の良さを味わいませんか。

江戸簾(えどすだれ)
東京簾工業協同組合→東京都台東区千束1-18-6 田中製簾所内

18・渋みのある落ち着いた色合いの江戸更紗

更紗はSARASAで世界中で使用されています。更紗は元々は日本の物ではなく、南蛮船などによってインド更紗、ヨーロッパ更紗が伝えられたと言われています。その当時の日本人の材料は麻や絹だったこともあり更紗は木綿だったことから素晴らしい!と驚かれたんだとか。更紗は木綿を5色(藍色、緑、茶色、黄色、えんじ色)に染めて使用します。江戸更紗は神田川で染め上げされていたのですが、水中の鉄分が化学反応を起こしてしまうため色が鮮やかでなく渋みのある物になってしまいます。しかし、その独特の渋みがわびさびを感じると現在でも着物などに愛され使用されています。実演や体験をできる時があります。いつもではないので確認をしてから行った方が良いでしょう。

江戸更紗(えどさらさ)
東京都染色工業協同組合→東京都新宿区西早稲田3-20-12

19・全て手作業で行う東京本染ゆかた

江戸時代の中期には湯上がりに着る着物をゆかたというようになりました。浴衣をまとった美人図も日本にはたくさん残っています。それだけ古くから多くの人の衣服として使用されてきたということですね。現在では縁日や祭り、花火の時などに浴衣を着てでかけたりします。東京本染ゆかたは染色も型付けも全て手作業で行っています。型紙は手漉き和紙を張り合わせたものを使います。体験コーナーでは実際に手ぬぐいを染めることにチャレンジする事ができます。自分の好きな色に染めることができ、非常に楽しいですよ。

東京本染ゆかた
関東注染工業協同組合→東京都葛飾区立石4-14-9東京和晒(株)内

20・今なお愛される竹竿・江戸和竿

江戸和竿とは種類の違う何種類かの竹を継ぎ合わせて1本の釣竿を作ることを言います。江戸和竿の作り方は竹林に直接出向いて竹を選び、1ヶ月乾燥させます。釣る魚や釣り場、釣り方などを考えて使用しやすい和竿を作っていきます。良質な竹は100本のうち、1~2本しか無いと言われています。それを職人自らが目利きして選び、作るだけに良質の和竿ができるというわけです。体験を実施している所は少ないです。事前に問い合わせてみましょう。

江戸和竿(えどわざお)
江戸和竿組合→東京都荒川区南千住5-11-14竿忠方

21・美しくかわいい人形・江戸衣裳人形

3月3日の日本の年中行事「ひな祭り」。江戸で人形作りが流行ったのは徳川綱吉が雛市を作ったことにあると言われています。江戸衣装人形は雛人形だけでなく、武者人形や歌舞伎人形、市松人形にも使用されています。現代の感覚を大事にしつつ技術や技法を活かしながら美しく上品で可愛らしく作るのが江戸衣装人形の特徴です。木材は桐で胴は稲わらを使用し、髪は人毛や毛、糸、着せる衣裳の生地は絹織物や綿織物を使用しています。江戸衣裳人形は見学は可能ですが、体験はできません。実際に人形を見てみるといかに職人が手をかけて作ったかが分かりますよ。

江戸衣裳人形
東京都雛人形工業協同組合→東京都台東区柳橋2-1-9東商センタービル4階

22・キラキラきれいなガラスがたくさん江戸切子

切子はガラスに金盤や砥石を使用して様々な模様に切る技法(カットグラス)で作ります。工芸ガラスといえばカットグラス!と言われるほど戦前から人気の伝統工芸品でした。ガラス生地はクリスタルガラスと言う非常にキラキラした透明なガラスと、色を薄く被せた物を使用しています。そのためできたものは仕上がりがはっきりとし華やかな物が多いです。現在ではワイングラスやぐい呑み、クリスタル、タンブラーなど色々な物を作って販売しています。見学することも体験することもできます。江戸切子の綺麗な素材を楽しんでみてくださいね。

江戸切子
江戸切子協同組合→東京都江東区亀戸4-18-10

23・立体的な羽子板がすてき江戸押絵羽子板

羽子板は室町時代に宮中で男女分かれて遊んでいた物として伝えられています。当時は羽子板に直接絵を書いた物や布や紙を貼ったものに金箔や銀箔をつけて豪華にした板などで遊んでいました。江戸時代になると厚紙の台紙に布を貼ったり、布に綿をくるんだりして厚みをつけて立体的な絵にした押絵が流行るようになりました。押絵が進歩し、歌舞伎役者の似顔絵をつけた役者羽子板が爆発的に流行ったのを機会に江戸押絵羽子板が広まりました。現在でも浅草寺では羽子板市が開かれ、たくさんの方が訪れています。江戸押絵羽子板は見学も体験コーナーもありません。お店に行って職人さんが作った商品を手にとって購入し、家族や友人と羽子板を楽しむと良いかも。飾っても良いですね。

江戸押絵羽子板
東京都雛人形協同組合→東京都台東区柳橋2-1-9東商センタービル4階

24・かっこいい男の子の日・江戸甲冑

端午の節句は男の子の健康と成長を願う古くからの行事です。江戸時代中期には男の子がたくましく強く育つように武将の人形を飾っていたと言われています。その後、人形ではなく甲冑だけを飾るようになったと言われています。江戸甲冑の毛引きは全て手作業で行っていて繊細な手さばきが必要と言われています。江戸甲冑は特に甲冑を実戦用のイメージで作っているので重くて力強い雰囲気があります。戦に行くときは過剰な装飾は要らないため、装飾をあまりしていないのが特徴です。しかしシンプルだからこそ強くたくましくかっこよく見えるものなのです。見学をすることはできますが体験コーナーはありません。

江戸甲冑
東京都雛人形協同組合→東京都台東区柳橋2-1-9東商センタービル4階

25・素材として最適の籐を使用した東京籐工芸

籐は東南アジアにあるヤシ科の植物で、中は繊維になっています。外は固いのですが、性質は軽くて弾力があり、編んだり組んだりすることに非常に富んでいます。さらにしなやかさがあるので折ったり曲げたりすることにも耐えることができ、巻いたりもできます。引く力の強度も素晴らしく昔の武将は弓に使用していました。江戸時代になると椅子や枕などに使用され、現在では家具やアクセサリーにも使用されています。特に日本ではレストランやホテルのロビーなどに触り心地の良い東京籐工芸の椅子などが使用されています。
東京籐工芸は見学や体験をすることができません。

東京籐工芸(とうきょうとうこうげい)
籐事業協同組合→東京都台東区柳橋1-30-6小西貿易(株)内

26・空間を楽しむ江戸刺繍

飛鳥時代から日本で行われるようになった刺繍は、古くは推古天皇が聖徳太子が亡くなった時に追悼の意を込めて制作させたと言われています。その後も男性の帯や十二単などに刺繍が用いられるようになりました。江戸刺繍は柄や図を置く時に素敵な空間を作って楽しむような刺繍の入れ方をしています。様々な色を使い、糸の太さや強弱なども全て職人が緻密に図を描いていくように仕上げていきます。できた刺繍はまるで絵のようです。針と糸のみで1枚の布に絵を描くのは職人技でなければできません。江戸刺繍は場所によって見学も体験もできますよ。中には刺繍の教室を開いて長く教えてくれる所もあります。ぜひ日本の伝統の刺繍を習ってみませんか。

江戸刺繍
東京刺繍協同組合→東京都足立区伊興4-6-11-102

27・江戸木彫刻

彫刻は昔大工が作っていたと言われています。江戸時代に入ると装飾を専門とする宮彫師が出てきて、のみだけを使用して作るようになりました。仏像を作り上げる仏師でさえノミと小刀を使用していたのに、彫師はノミだけで作っていたからすごいですね。木彫は桜やケヤキ、ヒノキやクス、きり等その時によって様々な物を使用します。江戸木彫刻師のすごい所は技術だけでなく下絵の構成のレベルの高さです。彫師は絵や華道や茶道など幅広い知識がなければ味わい深い作品を作ることはできません。見学も可能で制作を体験することもできます。

江戸木彫刻
日本木彫連盟→東京都葛飾区西新小岩1-1-2-315

28・金の素材を大切にして東京彫金

彫金の技術や方法は古墳時代に渡来人よって伝えられたと言われています。江戸時代に入るとたくさんの彫金職人が誕生し細かい彫金を作る技術が確かなものとなりました。煙管や根付、刀などに使用されていた彫金は現在ではブローチやペンダント、様々な物に使用されています。彫金の加工は金属加工の仕上げと言われています。水洗いした地金に鉛筆で絵を書いてからさらに正確に書き写し、その後の全ての加工を手作業で行っています。東京彫金は独特の着色方法で色を出しているので金や銀の素材の色が綺麗に出されます。お店によっては体験コーナーもあり、実際に指輪やバングルを作れる場所もありますよ。

東京彫金
日本彫金会→東京都杉並区和田3-8-13

29・切れ味抜群!東京打刃物

鍛冶を行うようになったのは583年に鋼を鍛冶するようになったからと言われています。武士があらわれるようになってから剣や刀の職人が出てきて技術が大きく発展しました。柔らかい鉄で刃の部分に鋼を使用することで切れ味がよくソフトな刃物が誕生しました。江戸時代の中期になると一般の人の生活に使う道具や刃物等の町鍛冶を行う人が出てきました。東京打刃物は900度で加熱しすぐに金槌で叩いて接合します。低音加熱し金属の色を見ながら焼戻しをする技はまさに職人の技術です。東京打刃物は見学をすることは可能ですが、体験はできません。

東京打刃物
東京刃物工業協同組合→東京都板橋区成増2-26-18-101

30・江戸表具

江戸表具とは和紙、ノリ、水を使用し刷毛を使って掛け軸、巻物、和額、屏風などを作ることを言います。表具師は昔、経師と言われていました。この頃は仏画や経典などを表装している人が多かったからです。江戸時代になると屏風や襖だけでなく書画が一般の人々にも身近なものとなったために栄えるようになりました。水やノリ、和紙と3つだけの材料を使用して作るだけに高い刷毛さばきや技術が必要となります。それは芸術品とも言えましょう。江戸表具は体験や見学もありません。

江戸表具
東京都表具経師内装文化協会→東京都台東区東上野4-10-14第2東ビル402号

31・中国から伝わった綺麗な音色の東京三味線

中国の三弦を元に室町時代に伝えられたと言われています。当時に琵琶法師がヘビの皮を使用して作った所、使用してすぐに壊れたため猫の皮を使用することになったそうです。東京三味線にはさわりという余韻を残す物があります。さわりがあるのは日本の三味線だけで、東京三味線は磨いてどんどん艶を出して作ります。見学では皮を貼る所を見ることができ、体験では三味線を作るのではなく、三味線の材料をヤスリで磨いてコースターや箸を作ることができます。ヤスリで磨く作業も東京三味線には必要なことです。素晴らしい体験ができますよ。

東京三味線
東京邦楽楽器商工業協同組合→東京都江戸川区平井4-1-17向山楽器店内

32・美しい穂先が魅力の江戸筆

穂先の毛の長さに応じた選別を行うことは職人の勘だけが頼りと言われています。筆は推古天皇の時代からありましたが、江戸時代中期に寺子屋が普及したことを機会に一般の庶民にも筆が使用されるようになりました。筆職人は高級筆の製造に力を入れており、毛は馬や羊、いたちや豚、たぬきなどを使用しています。均一に様々な毛を混ぜて、いらない部分を切り離し、良質な部分で穂先を作るのは職人の高い技術が必要です。江戸筆は見学はできますが、体験はできません。芯の固さや弾力は全て職人の指先だけを頼りに作っています。素晴らしい技術ですね。

江戸筆
一般社団法人東京文具工業連盟→東京都台東区浅草橋1-3-14

33・基本の染めが大事な東京無地染

現代まで伝えられた染色方法で最も基本的な染め方は無地染めです。鎌倉時代に絹織物が発達したことで浸し染めが進歩しました。さらに江戸時代になると無地染が一般の人々に一気に広まりました。現代では無地染は手作業が主で最初に明るい色から初め渋みのある色にしたりします。若い色を出したい場合は色を替えてから染め上げます。東京無地染はいつの時代も色落ちすること無く綺麗な色を保って着ることができます。見学もできるし体験もすることができます。実際に絞り染めをして色を自分の好みに染めてみることができますよ。小さいお子さんでもできるので楽しいですね。

東京無地染
東京都染色工業協同組合→東京都新宿区西早稲田3-20-12

34・日本の音色を美しく東京琴

18世紀に山田斗養一という美声の持ち主の伴奏者が主演楽器として琴を曲として作ったことから人気が出ました。東京琴は琴の厚みを増し、そりを強くすることで音量を増加し、音質がはっきりするようになりました。琴は桐や絹糸などを使い、焼き上げたりして作り上げます。昔は山田斗養一の山田龍の曲に合わせて楽器の改良を行っていたために琴も山田流が多かったのですが、現在では流派に関係なく使用されています。東京琴は見学は可能ですが体験はできません。見学をして実際に琴を作っている様子を見てみると面白いでしょう。綺麗な音色がでる秘密が分かりますよ。

東京琴
東京邦楽器商工業協同組合→東京都江戸川区平井4-1-17向山楽器店内

35・襖や屏風に装飾を江戸からかみ

江戸からかみとは屏風や襖に貼られる和紙のことです。刷毛を使用した引染め、版木を使用した捺版摺り、砂子手蒔き等など技法は色々あります。江戸からかみは屏風や襖に使用されるようになってからたくさんの唐紙紙が作るようになりました。中でも江戸からかみは木版摺りを中心としてその他にも多くの技法を混ぜあわせて作ることが特徴です。体験はできませんが、ショールームで実際に江戸からかみを見学するとができます。本当に綺麗としか言いようが無い高級感あふれる和の美しい物の数々に癒やしを得ることができますよ。

江戸からかみ
江戸からかみ協同組合→東京都台東区東上野6-1-3東京松屋ショールームショップ内

36・江戸木版画

木版画は1200年も前に衣服の文様を木版であらわしたことがきっかけと言われています。それから江戸時代に入り、下絵の絵師、彫る彫師、紙へ綴る綴り師の職人が協力して江戸木版画を作るようになりました。当時は墨一色でしたが技術が発展するとともに綺麗な色を使って着色を行うようになりました。現在でも原画は絵師が行い、小刀を用いて彫師が木版を彫って、刷毛とばれんを使用して摺り師が仕上げをして江戸木版画を完成させています。実際に見学をしたり、木版画ではがきを作る体験コーナーもあります。江戸伝統木版画は絵も色もくっきりとしていて鮮やかです。

江戸木版画
東京伝統木版画工芸協同組合→東京都文京区水道2-4-19

37・まるで宝石のような東京七宝

七宝とは金属の表面に釉薬(ゆうやく)をのせて焼き付けたものを言います。7つの宝にも匹敵する美しさがあるということから七宝とつけられたそうです。原材料は金や銀、プラチナで現在ではゴルフマーカーや社章や校章、ブローチやペンダント、ピアス、キーホルダー等のアクセサリーに幅広い物に使用されています。空焼きや乾燥、研磨や上げ焼きなど手間のかかった細かい作業で完成した品はまさに宝石のようです。東京七宝は見学も可能で、体験コーナーでは実際に七宝を作ることができます。教室が開かれていてどんな人でもわかりやすく学ぶことができます。

東京七宝(とうきょうしっぽう)
東京七宝工業協同組合→東京都台東区元浅草1-2-1坂森美術七宝工芸店内

38・1つ1つ手で植えこむ!?東京手植えブラシ

ブラシの歴史は浅い方で明治7年にフランスのブラシを手本に洋式刷子が作られたことがきっかけです。明治21年になるとブラシ製造業はどんどん発展していき、新しい機械が出たことで大量生産も始まりました。生活も日本風から欧米化が進み、一般の家庭でもブラシを使う機械が増えたことから工場で大量に作られるようになりましたが、壊れるのが早いのも難点でした。東京手植えブラシはステンレスの線に植毛しますが、1つの穴毎に丁寧に植えられるので丈夫で長持ちします。現在でも東京のブラシ製造では、手植えで行われているので、丈夫で人気が高いです。東京手植えブラシは見学は可能ですが、体験コーナーはありません。

東京手植えブラシ
東京刷子工業協同組合→東京都墨田区吾妻橋2-2-14東京ブラシ会館

39・全てがオリジナル江戸硝子

熱く溶けているガラスに息を吹き込んで何度も形を整えます。江戸硝子製造は18世紀に眼鏡や風鈴を制作したことが始まりだと言われています。江戸時代からの技法や技術を引き継ぎ、現在でも手作りで硝子が製造されています。大量生産ではなく、1つ1つ手作りのため全てがオリジナル製品です。職人によっても、少しの加減でも商品が全く違う味わいが出るのでデザイン性、深み等面白いものがたくさんあります。江戸時代の歴史を大事にしつつも欧州の高い技術も取り入れながら発展してきました。江戸硝子は体験も見学もできません。商品を手にとって味わいを堪能してください。

江戸硝子
一般社団法人東部ガラス工業会→東京都墨田区両国4-36-6

40・遠くからでもよく分かる江戸手描提灯

初期の提灯は室町時代からあって籠提灯が使用されてきたと言われています。その後、現在でもおりたたみ可能な提灯の型ができたとされています。細い竹を丸く輪にして骨組みを作り紙を周りに貼って伸縮できるように作ります。江戸時代に入ると提灯が一般的に広がりそれぞれの家の家紋を提灯に描いて使用したりしていました。江戸手描提灯は白い紙に黒で家紋を描いたりする方法で、線の入れ方を工夫することからバランスが取れて、遠くからでも文字がはっきりと読めるように作られているのが特徴です。見学も体験もできません。

江戸手描提灯
東京提灯組合→東京都荒川区南千住2-29-6

41・時間を忘れ没頭できる江戸木目込人形

木目込み人形は京都で発祥しました。当時は神社の祭りの道具を作ったあまりで木彫の人形を作りました。この人形に木目込んだことが木目込み人形の始まりと言います。木目込み人形は人形の衣裳のひだや、布の境目に細かい溝を彫ってそこに布を隙間なく合うように入れていくことを言います。木目込み人形は衣裳を着せるのではなく布地を貼って着せたように見せています。江戸木目込み人形の顔は細くて目鼻がはっきりした顔をしています。真多呂人形会館では江戸木目込人形の伝統の技術を学びながら実際に制作をすることができる体験コーナーもあります。1回の体験は2時間程度で、1回の体験でできない人は何度も習うことができます。時間を忘れて作業ができるのでお勧めですよ。

江戸木目込人形
東京都台東区上野5-15-13 真多呂人形会館

42 伸びるし曲がる素敵な鼈甲技術・大澤鼈甲

鼈甲とはウミガメの1種のタイマイという亀の甲羅を使用して作ります。タイマイの甲羅は保湿力が高く、温めるとどんな風にも曲がるという特徴があります。鼈甲製品は金属を使用しないことからアレルギーの心配もなく安心して使用することができます。独特の光沢と艶と色合いは現在でも眼鏡やアクセサリー等幅広い商品へ使用されています。タイマイの柄はそれぞれ違うので、できた商品は同じ物はできません。1つ1つが個性的です。生地の表面を熱して曲げながら削ったりする技は職人にしかできません。大澤鼈甲は電子工作の機械を使用しているためミリ単位の細かいカットができます。昔ながらの高い技術と現代の機械技術を取り入れた新しい形で鼈甲を制作しています。大沢鼈甲では体験はできませんが、見学をすることができます。

大澤鼈甲
東京都文京区千駄木3-37-15

43 べっ甲職人気分になれる赤塚ベッ甲製作所

赤塚べっ甲製作所は昭和41年に創業しました。高級べっ甲の眼鏡のフレームを制作、販売していて高い評価を得ている製作所です。眼鏡のフレームは全て一級品の材料で作っていますし職人さんの腕も素晴らしいので作品に見入ってしまいます。赤塚べっ甲製作所は入るとすぐにべっ甲職人さんが制作した製品の数々を飾ってあります。勿論購入することもできます。きっと見ると作ってみたくなるでしょう。大丈夫です。赤塚べっ甲製作所は見学だけでなく実際にべっ甲商品を作ってみることができます。実際にべっ甲を磨いたり張り合わせをしたりしてキーホルダーやペンダント等を作ります。一ヶ月前に予約をすると当日には材料が全て揃っている状態で制作することができます。その日の内に持ち帰れるのも魅力的ですね。

赤塚ベッ甲製作所
東京都台東区谷中7丁目67

44 親子三代べっ甲職人・磯貝べっ甲専門店

磯貝べっ甲専門店は親子三代で開いているべっ甲の専門店です。初代は昭和14年に創業し、高い技術が評価され、数えきれないほどの賞を受賞しています。二代目も平成14年には墨田区の無形文化財に認定されました。三代目は平成11年から修行を始め平成20年にはチャレンジ大賞で最優秀賞を獲得しています。販売しているべっ甲商品は厚みがあり仕上げがとても上品で綺麗だと定評があります。こんな素晴らしいべっ甲職人がいる磯貝べっ甲専門店ではべっ甲のペンダントを作る体験コーナーも有るのです。素晴らしい方々からべっ甲の技術を学べるなんてかなり貴重ですよね。職人技を実際に見て見学することができるだけでなく自分で磨いたり削ったりしてペンダントを作れるなんて、ステキですね。

磯貝べっ甲専門店
東京都墨田区横綱2-5-5

45 江戸ならではの作業場が必見!森田商店

森田商店は江戸時代から続くべっ甲のお店です。工房には江戸時代から使用されてきた道具や工具が並んでいます。工房を見ると江戸時代の香りと様子をどことなく感じることができますよ。べっ甲の基本中の基本と言える張り合わせの作業は製品のできばえに最も影響する大事な工程だそうです。なんと森田商店は見学も体験コーナーも有りますが、見学では4箇所の作業場を見学することができちゃうんです。体験コーナーでは難しい所を職人さんが行ってくれて、できそうな所を挑戦させてくれます。削ったり磨いたりしてストラップを製作できますが、ストラップに好きな字を彫ってもらうことができるのです。完成品は郵送してくれますよ。

森田商店
東京都荒川区東尾久1-16-10

46 金具を一切使わない職人技!青嶋仏壇製作所

東京仏壇とは唐木仏壇です。唐木とは高級な輸入木材のことで木目を活かして作っています。東京仏壇は江戸時代から始まったと言われています。他の仏壇と違ってデザインもシンプルで装飾もありません。しかし1つ1つが手作りのため、丈夫で長持ちしますし、シンプルなのに高級感を感じることができます。青島仏壇製作所は金具を多用せずに独特の温かさや丸みを出すように工夫して作られています。体験コーナーはありませんが、プチ体験と見学をすることが可能です。見学では組み立てを見ることができます。金具を使わずに組み立てるのは職人技ですね。実際に何かを作ることはできませんが屋久杉をのこぎりで切ってノミを入れる体験をすることができます。しかも切った木は記念にくれるので嬉しいですね。

青嶋仏壇製作所
東京都台東区4-21-21

47 より素晴らしい作品に額縁工房田島

東京額縁の技術を感じることができる工房です。絵画や作品に使用される額縁ですが、東京額縁は額縁も作品の1つと考えられていて絵や展示場にふさわしい額縁を作っています。単に額を作るのではなく、絵や場所の雰囲気に合うように作家と何度もやり取りをして時間をかけて素晴らしい額縁を作っています。色や装飾が少し違うだけで全く違う作品になりますよね。額縁は陰ながら作品が栄えるように支えているのです。額縁工房田島では見学ができませんが体験コーナーがあります。実際に箔箸で箔をはさみ箔押しをすることができます。実際に写真額に箔押しをして記念に持ち帰ることができます。箔は呼吸をしただけで舞ってしまうくらい薄くて軽いので箔押しをするのは中々至難の業です。それを軽々やってしまう職人さんはさすがですね。

額縁工房田島
東京都台東区浅草橋4-19-2

48 象の保護と伝統を守る東京象牙美術工芸協同組合

江戸象牙の伝統はなんと400年以上受け継がれてきました。江戸象牙は希少なアフリカゾウの象牙を使用しています。象牙は美しい光沢や色合いがあることから印鑑や琴、色々な作品にも使用されています。皇室では象牙の箸を使用しているそうです。アフリカの4カ国だけと象牙の取引をしていて江戸象牙の収益は象の保護に使用されています。密輸や密漁から象を守りながら伝統を大事に受け継いでいる江戸象牙職人さんです。体験コーナーはありませんが、見学をすることができます。事務局長さんが丁寧に象牙の作品を紹介したり、ビデオを見せてくれたりします。江戸象牙の技術についても、象牙についても詳しく学ぶことができて面白いですよ。

東京象牙美術工芸協同組合
東京都台東区西浅草3-26-3

49 カンナの音が気持ち良い江戸指物 井上 喜夫

江戸指物とは木材の木目の美しさを活かした物で、装飾はあまりせずに木の素材だけで作っていると言えます。すごい所は釘を一切使用していない所です。釘を使用せずにタンスや小物いれ等を作っていくのですが、外からは継ぎ目も見えないように作られています。かなり高い技術がなければ作れないと言われています。井上喜夫では体験コーナーはありませんが、見学をすることができます。江戸指物を作るための手作りのカンナが100種類以上あり、驚きます。カンナの音を聞くととても気持ち良く、木の香りとで癒される工房です。

江戸指物 井上 喜夫
東京都荒川区東日暮里4-18-5

50 箸が作れちゃう!江戸指物 木村 正

江戸指物職人さんは釘を使用しないことからかなり繊細で緻密な作業をしなければいけません。そのため指物に使用する道具は全て手作りで作っています。木村正さんはお客さんの要望に応えるために作って欲しいと頼まれた物は何でも作ってくれます。美しい艶と味がある指物製品は素晴らしいものがありますね。木村正さんの所では見学と体験をすることができます。見学では他の工房にあまりない桑の乾燥をしている所を見ることができます。体験コーナーではカンナで実際に木を削ったりして箸を作ることができちゃいます。

江戸指物 木村 正
東京都台東区下谷3-1-1

51 まるでからくりみたい!江戸指物処 渡辺

釘を一切使用せずに、表から見ても継ぎ目も分からないように仕上げる江戸指物。現在でもたんすや鏡台、箸等の小物類も販売しています。どうやって組み立てているのか不思議に思う高い技術が必要な工芸品です。江戸指物処渡辺では体験コーナーはありませんが、その高い技術で作った作品を見学することができます。1階はギャラリーになっていて展示と販売をしています。展示品の中には見えない場所に鍵がつけてある等の仕掛けをしている物もあり、からくりのようで見ているだけで面白いですよ。2階は作業場になっていて実際にノミで彫ったり、木を組み立てている所を見ることができます。外から見ると継ぎ目が全くわかりませんが、見学では裏を見せてくれるので継ぎ目が分かります。なるほど!と思いますよ。

江戸指物処 渡辺
東京都台東区竜泉3-25-4

52 明治時代から続く田中製簾所

田中製簾所では江戸簾を制作しています。江戸簾は昔から日除けや目隠しに使用されてきました。気候の変化でも変わってしまう竹の性質をよく知り、竹を編みこむようにして簾を作っていきます。現在では日除け用だけでなく、簾のコースターやランチョンマット、屏風等も制作していて海外からも高い評価を得ています。田中製簾所では見学と体験ができます。見学は簾を縦に編みこんだ物と横に編みこんだ物を見ることができます。横に編み込むのが江戸簾で縦に編み込むのが京都簾です。違いを楽しんでみてください。体験では竹糸を編んでランチョンマットを作ることができます。投げ玉を交差させて竹を編むそうですが、職人ほど良い音が出るんですって。もしかして良い音が鳴ったりするかもしれませんね。

田中製簾所
東京都台東区千束1-18-6

53 アレンジが楽しい!東京本染ゆかた関東注染工業協同組合「手拭実染塾」(主管:東京和晒)

東京本染めゆかたのお店です。日本では古くから愛されてきたゆかたや手ぬぐいを染め上げることを言う東京本染めは1枚の型紙を使用して何色にも染めることができるのです。やり方はとても面白く、型紙に糊を引いたらじょうろで柄に染料を入れます。この技を注染と言いますが、東京本染ゆかた関東注染工業協同組合「手拭実染塾」では注染を体験することができます。午前中は真ん中に柄がある型紙で基本を学び、午後からは全体に模様がある物を注染します。実際に手ぬぐいを作って持ち帰ることができます。染色の配置は個人のセンスが試される時。全員同じデザインの物を染めたとしても全く違う物ができますよ。自分のセンスとオリジナル性を発揮して面白い作品を作り上げてください。

東京本染ゆかた関東注染工業協同組合「手拭実染塾」(主管:東京和晒)
東京都葛飾区立石4-14-9

54 魚釣りが大好きな人にお勧め江戸和竿 竿富

竹を何本も継いで作る江戸和竿は魚の動きを感じやすく丈夫だと言い、長年釣り人に愛用されてきています。釣る魚や釣る場所、釣りの方法等で、それぞれに合った和竿を使用している釣り好きの方にはこちらのお店はとってもお勧めです。竿富では体験コーナーはありませんが見学することが可能です。江戸和竿を作る職人さんも釣りが大好きなことからより長く愛用できる品質の高い和竿を作ることができます。職人が自分で山に行き、良質な竹を採取してきます。竹の内側を削って継ぎ口に実際に差し込む場所まで見学をすることができますよ。竹の継ぎ方で竿のしなり方も変わるのでそれぞれの竹で持ち味も変わります。見ていると釣りに行きたくなっちゃうかもしれませんね。

江戸和竿 竿富
東京都台東区池之端2-7-13

55 完成まで見ることができる江戸衣装着人形 松崎人形(幸一光)

桃の節句の雛人形で有名な江戸衣装人形。雛人形は江戸時代から続いていたと言われています。災の身代わりの意味を持ち、幸せを願って作られた雛人形は江戸衣装人形という伝統的な技法を用いて作られています。人形の着物を縫って実際に着せているのが江戸衣装人形の大きな特徴です。衣裳の着せ方のバランスが大事と言い、技術だけでなく芸術性もなければいけないと言われています。松崎人形幸一光では見学をすることができます。体験学習も可能ですが、こちらは一般の方は不可で、小学校高学年以上の人が可能です。見学では頭から胴まで作り上げ、衣裳を着せてバランスを整える場所まで見せてくれます。しかも気になった場所を質問するとなんでも親切丁寧に教えてくれますよ。

江戸衣装着人形 松崎人形(幸一光)
東京都足立区栗原2-4-6

56 初心者でも上手に見える!彩り硝子工芸

彩り硝子工芸は江戸切子のお店です。江戸切子とは江戸末期に透明な硝子をカットして加工したり模様をつけたりすることを言います。色々な硝子のデザインがあり、とっても綺麗です。お店ができたのは平成4年と新しいですが父親が江戸切子職人だったこともあり技術は確かです。見学と体験ができます。見学では海外の首脳へ選ばれた贈り物などの江戸切子を見ることができます。熊倉さんは電子機器が大好きなことからパソコンのケースも切子のワンポイント入りでおしゃれです。体験では硝子のカットをすることができます。ウェイト、ペーパー、風鈴、グラスの中から好きな物を選ぶことができるのも魅力的ですね。仕上がりはプロのように見える図柄を用意してくれています。

彩り硝子工芸
東京都江東区亀戸4-19-13サニービル2階

57 切れ味バツグンのハサミを販売・東京打刃物 株式会社庄三郎

東京打刃物は元は江戸時代に刀を作る技術として用いられ、江戸打刃物と呼ばれていました。刀が廃止されてから刀を作る技術を活かして様々な道具を製造するようになりました。その中でも裁ちばさみ仕上がりは見事だと評判が良く、人気となりました。株式会社庄三郎も洋裁用の裁ちばさみを作って販売しています。機械を使用して作る場所もありますが、最後の仕上げ調整は職人さんの需要な仕事です。株式会社庄三郎は体験はできませんが、見学をすることができます。削ったり、磨いたりする大事な箇所は伝統の技術を大事にし、職人さんの手で行っています。鉄が形を変えてハサミになっていく工程をぜひ見てください。組み上げた後のハサミの締まり具合やゆがみの具合の調整は手作業で、そこも見学をすることもできますよ。

東京打刃物 株式会社庄三郎
東京都足立区保木間5-2-14

58 素晴らしい緊張感 東京三味線 向山楽器店

関西はさおに漆をかけて艶を出しますが、東京三味線は砥石で磨いて艶を出して三味線を作り上げます。自然な艶は全て手仕事で作っています。三味線は皮張りで音の全てが決まってしまう重要な工程で、緊張感がすさまじいです。向山楽器店では見学も体験もすることができますよ。見学では重要工程の皮を張る下準備から張る作業までもじっくり見ることができます。皮を張る瞬間の緊張感を一緒に感じることができるのはかなり貴重です。三味線には犬や猫の皮を使用していますが、猫皮の方はかなりの集中力が必要なため見学ができません。犬皮を張る所は見学できます。体験では紅木をヤスリで削って磨き上げ、箸やコースターを作ることができます。磨いて艶を出す東京三味線の技術を体験することができますよ。

東京三味線 向山楽器店
東京都江戸川区平井4-1-17

59 面白い模様に染め上げられる近藤染工(良寛染元)

近藤染工(良寛染元)は東京無地染のお店です。古くから衣服を染める時は無地染めを使用していました。無地染めは草木を使用して色付けします。染めむらが全く出ないように綺麗に染め上げることができるのは職人さんだけです。素晴らしいのはそれだけではなく、色の見本と全く同じ色に染め上げることができちゃうんです。職人さんて素晴らしいですね。近藤染工(良寛染元)は見学も体験もできます。見学では見本の色に合わせて染める様子を見ることができます。体験ではクリップやビー玉などの雑貨を使用し、小切れ絞り染めをすることができます。小切れ絞り染めは輪ゴムでしばった部分だけが白く残るという方法です。できた時にとっても面白い模様になっていますよ。

近藤染工(良寛染元)
東京都江東区清澄2-15-3

60 美術館のような江戸からかみ 東京松屋 ショールーム・ショップ

江戸からかみとは和紙に色々な装飾をして作った工芸品です。色々な技を使用して作るついたてや襖はとてもステキです。東京松屋 ショールーム・ショップでは体験はできませんが見学はできます。見学では江戸からかみで作ったふすま紙や壁紙を見ることができます。実際に金箔を使用して制作された作品を見学すると美術品のようで感動します。1階は江戸からかみの商品を販売していて、購入することができます。2階はサンプル品を見ることができ、3階は作品の数々を見ることができ、4階はセミナーや展示会などで江戸からかみを深めることができます。

江戸からかみ 東京松屋 ショールーム・ショップ
東京都台東区東上野6-1-3

61 品質は一級品のみを取り扱う東京手植ブラシ 宮川刷毛ブラシ製作所

東京手植ブラシ 宮川刷毛ブラシ製作所はブラシと刷毛を販売しているお店です。ここは下町にあって戦争の戦火の被害に合わなかったお店で手植えブラシをずっと作り続けてきた老舗のお店です。日本でブラシが作られるようになったのは明治で当時は刷毛職人が作っていました。刷毛とブラシは同じようで実は用途が違うと言うことを知っていますか?刷毛は塗る道具として使用し、ブラシは払う用途として使用することが多いのです。最初は手作りだったブラシも家庭の欧米化がどんどん進んで行く内に家庭でもブラシの需要が増加していきました。ブラシは需要が増えると大量生産され、機械での製造が増えていきました。大量生産をするとブラシが壊れやすく耐久性がないのですが、東京手植えブラシは1つ1つの毛を手で植えて作っています。1つ1つ手作業で作っているために東京手植えブラシは壊れにくく、耐久性があります。宮川刷毛ブラシ製作所ではオリジナルのブラシだけでなく、宮川刷毛ブラシ製作所で信用の高い職人さんの商品を扱って販売しています。全てが一流の質の高い刷毛とブラシです。感触も気持ちよく、使用していて気持ち良い物ばかりですね。宮川刷毛ブラシ製作所では体験はしていませんが見学をすることができます。実際に細かい穴に毛を直接植えこむ姿を見学することができますよ。機械を使用したものと違い、切れ目なく植えこんでいく姿は素晴らしい職人技です。耐久性が高いのも納得できることでしょう。

東京手植ブラシ 宮川刷毛ブラシ製作所
東京都台東区元浅草2-10-14

62 はっきり見える文字が特徴!花藤

花藤は江戸提灯のお店です。明治26年に創業したかなりの老舗のお店です。現在では毎年行われる浅草の大きな行事とも言われている三社祭で使用する提灯を作っています。三社祭の時に神様を迎えるために軒下に提灯を吊るすと良いと言われています。三社祭だけではなく料理のお店や商業用に使用する人も多く、お店には色々な江戸提灯が並んでいます。また、花藤は昔ながらの提灯の修理も行っていることで有名です。江戸提灯とは細い竹を使用し円形にしたものを骨組みとし、その骨組みを紙で囲い中にろうそくをおけるようにした照明のことを言います。江戸提灯は普通の提灯と違って文字が遠くからでもはっきり見える特徴があります。線の入れ方や、文字を隙間を減らして大きく書くことで遠くてもどんな文字が書いているかはっきりと読むことができます。印刷や機械に頼らずに現在でも手描きで作っている江戸提灯は2,007年に東京都指定の伝統工芸品に指定されました。花藤では体験はできませんが見学することができます。実際に手描きで書いている姿を見ることができる他、必ずとは限りませんが、骨董提灯の復元や修復をしている所を見ることができる時もあります。かなりラッキーです。お店の中には丸い提灯や一升瓶型の珍しい提灯も並んでいて面白いですよ。形だけでなく、大きさも大小様々です。たくさんの提灯が販売しているのでお店に行くとお祭り気分を味わえます。とってもにぎやかですよ。

花藤(はなとう)
東京都台東区浅草2-25-6

63 近代的な提灯あり!大嶋屋恩田

大嶋屋恩田は江戸手描き提灯のお店で、1,854年、なんと安政元年から続いている老舗のお店です。江戸手描き提灯とは白地に黒色を中心とした色ではっきりと文字を描く提灯です。提灯が一般の人にも使用されるようになったのは江戸時代からだと言われています。提灯に描かれるくっきりとした文字は江戸文字と言われています。江戸時代から多くの提灯に字を描く描き職人がいて、家紋や文字を描いていたと言われています。現在でも昔の技術を引き継いで提灯に文字や家紋を入れて販売しています。遠くから見てもよく分かるように線の入れ方や色の塗り方を工夫して提灯を作っています。大嶋屋恩田ではお祭り等に使用する提灯の他に、現在のニーズに合わせて似顔絵入り提灯、LEDの電池で点灯する提灯も販売しています。似顔絵入り提灯は結婚式等で大人気でLED提灯はインテリアとしても人気があります。大嶋屋恩田では見学はできませんが体験ができます。実際に提灯に好きな柄や絵を描いてみることができます。体験に行く際は汚れても良いようにエプロンを持っていくか、服装に気をつけましょう。また、タオルやティッシュがあると便利ですよ。紙のでこぼこに字を描いたり塗ったりするのは意外と難しいのです。自分の好きな柄や色を描いてオリジナルのミニ提灯を作ってみましょう。

大嶋屋恩田
東京都台東区駒形2-6-6

64 筆を思いのままに使用して山崎屋源七提灯店

山崎屋源七提灯店は江戸手描き提灯を古くから創業しているお店です。現在の店主はなんと8代目というから驚きです。300年も受け継がれてきたのですね。8代目の店主は21歳の時に独立しました。平成22年には台東区の優秀な技能者として表彰も受けています。他の江戸手描き提灯と違って、今までの江戸文字だけでなく、中国の書体も取り入れて提灯に文字を描いています。今までにない江戸手描き提灯を見ることができます。また、海外のお客さんも多いことから英語での対応もできるので、色々な国の人が安心してお店に訪れることができますね。江戸手描き提灯は一般の人が見たら違いはわからないのですが、お店によっても作る職人さんによっても文字に個性が出て、全然違う物に見えるそうなんです。江戸手描き提灯は家紋や文字を提灯に描いていきますが、家紋の種類も何千とあり、書体も20種類前後あるそうです。それを組み合わせて提灯を作るわけですから素晴らしい技術と言えますね。山崎屋源七提灯店はどんなお客さんの要望にも寄り添えるように、提灯に英語で文字を入れたり、企業のロゴを入れたりもしているそうです。伝統を大事にしつつ、現代のデザインも取り入れているので人気があります。こちらのお店は体験はできませんが、見学はすることができます。見学では筆を使用してフリーハンドで筆でどんどん描いていく姿を見ることができます。下書き無しでさらさらと描いていく姿は素晴らしいですね。ちなみに注文すると1時間前後で仕上げてくれちゃいます。ほしいデザインを話してその場で作ってもらうのも良いですね。

65電子レンジでもできちゃう!? 東京七宝  坂森七宝工芸店

東京七宝とは銅板にや彫金版に  を盛り付けていきます。デザインに合わせて銀線を貼ったりして何回も盛り付けていきます。そうやって作品を調節しながら作っていきます。東京七宝は現在ではアクセサリーやゴルフマーカー、カーマーク、社章、校章などにも使用されています。とても綺麗で7つの宝石の輝きのようだということから七宝と言う名前がついたと言われています。東京七宝は勲章を制作している帝室技芸員達の素晴らしい技術でもあります。現在では七宝職人自体、かなり減少してきているため坂森七宝工芸店では七宝を知ってもらうために見学ではなく体験コーナーを設けています。薬品を使用する場所はもう処理しているので子供でも作ることができます。色を入れて焼き上げ、ステキなペンダントを作ってみてください。慣れてくると電子レンジでも作れちゃうというから驚きです。ステキな東京七宝を自分で作れるなんて素晴らしい機会ですね。また、3階で体験教室がありますが、1階は店舗になっていますので勿論商品を購入することもできますよ。本当に宝石みたいでステキです。

東京七宝  坂森七宝工芸店
東京都台東区元浅草1-2-1

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