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    浅草の老舗特集! 江戸や明治から愛され続ける浅草の名店。

    東京と言う場所の中で、早くに庶民文化が成熟した浅草は、江戸時代や昭和の初期から現在まで続く老舗が多くあります。

    関東大震災を乗り越え、空襲を乗り越え、平成の大不況もくぐり抜けたお店や、教科書に出てくるような歴史上の人物が訪れていたり、有名な本に登場するお店も。歴史がある分、より多くのお客さんに愛されたお店・・・・・1度は訪れたい場所ばかりですね。

    江戸時代から続く浅草の老舗

    まずは江戸時代から続く老舗中の老舗の紹介です。江戸時代とは1603年〜1867年までの265年間を指します。江戸時代、徳川家が浅草寺を祈願寺とし発展のために尽力、500石を与えます。この浅草寺の発展に伴い賑わう参道と、蔵前にできた米蔵の影響で非常に栄えていました。団子や、寿司や、菜めしなどの飯屋に人が集まり、大道芸で盛り上がり、人の賑わいとともに江戸落語なども発展しています。この頃から続くお店・・・老舗中の老舗が浅草にはあるのです。

    やっ古:寛政年間1789~1801年創業の鰻屋

    「やっ古」は200年以上の歴史ある鰻店です。江戸時代に発行された「江戸前大蒲焼番付」や夏目漱石などの文学作品にも登場。勝海舟やジョン万次郎も訪れています。
    看板メニューの『うな重』は、柔らかく蒸してから備長炭で焼き上げた鰻が味わえます。継ぎ足しの秘伝ダレは江戸っ子好みの薄味、鰻の風味を活かす創業当時から守り続けてきた味です。

    駒形どぜう:1801年創業のどじょう鍋


    「駒形どぜう浅草本店」は、江戸時代に創業したどじょう料理店です。現在のお店は江戸時代の商家造りを取り入れており、店内も江戸情緒たっぷりの雰囲気です。
    『どぜうなべ』は、甘味噌仕立ての味噌汁に酒で酔わせたどじょうを入れて煮込み、ねぎをたっぷりかけて食べる昔ながらの調理法で作られています。

    常盤堂:1816年創業の雷おこし専門店


    「常盤堂」は、江戸銘菓雷おこしの老舗店です。こちらのお店で販売されている雷おこしは、厳選した米と砂糖を使ったソフトな味わいで親しまれてきました。
    また時代に合わせた商品も製造販売されていて、人気の駄菓子『ブラックサンダー』とのコラボ商品、やわらかくほのかに甘い洋風おこし『チュララ』など豊富な商品の取り扱いがあります。

    三定:1837年創業の天ぷら屋


    浅草雷門となりにある「三定(さんさだ)」は、日本最古といわれる天ぷらの老舗店です。
    胡麻油で揚げた風味豊かな江戸前の天ぷらとかき揚げが名物のお店で、1日限定20色の弁当をはじめ天丼などのメニューも味わえます。
    店頭では『揚げまんじゅう』やお店自慢の天ぷらを使った『えび天むす』のテイクアウトもできます。

    鰻駒形前川1804年-1830年創業の鰻屋

    「鰻 駒形前川」は、創業200年の老舗うなぎ料理専門店です。こちらのお店では、、蒲焼きをはじめ、タレをつけない白焼きも有名で、うなぎ酒なども楽しめます。
    こちらのお店では、養殖にはない香りが楽しめる天然のうなぎを使った料理が自慢のお店で、天然ものは5月上旬から11月下旬まで。そのほかの時期は、天然ものに近い『坂東太郎の鰻を使ったうなぎ料理が味わえます。

    甘味処西山:1852年創業のまんじゅうの美味しい和菓子屋

    「甘味処 西山」は、こだわりの素材を使ったやさしい味わいの甘味が楽しめる老舗店です。
    店頭で販売されている名物の『福福まんじゅう』は、添加物を一切使用せず、あんと小麦だけで作られています。
    喫茶スペースでは、自家製アイスを使った『特製 西山あんみつ』やペリカンのパンを使った『あんこトースト』などが食べられます。

    梅園:1854年創業の粟ぜんざいが有名な和菓子屋


    「梅園(うめぞの)」は、浅草寺の別院「梅園院」で茶屋をひらいたのが始まりという甘味専門店です。
    東京名物『元祖あわぜんざい』が有名なお店で、少し渋みの残るきび餅とじっくり炊きあげられたこしあんとのバランスが絶品と評判。
    店頭ではどら焼きや食べ歩きにぴったりのテイクアウトスイーツも販売されています。

    龍昇亭西むら:1854年創業の栗蒸し羊羹が美味しい和菓子屋

    「龍昇亭西むら」は、安政元年に雷門の正面に創業した歴史ある和菓子店です。
    看板商品の『栗むし羊かん』は、小麦粉を小豆を練り合わせて蒸した羊かんの上にぎっしり栗が並べられた目にも美味しそうな和菓子です。
    そのほかにも長崎カステラとは一味違う『東京かすていら』などお土産に喜ばれそうなお菓子も販売されています。

    弁天山美家古寿司総本店:1866年創業の江戸前寿し


    「弁天山美家古寿司 総本店」は、東京湾でとれた新鮮な魚介を使った江戸前寿司が味わえるお店です。
    酢飯、仕事を施した寿司ダネ、新鮮なワサビ、に切り醤油、この4つのバランスより寿司の美味しさを最大限に引き出す古典的技法におだわった寿司は絶品の味わい。
    メニューには金原亭馬生が食べたという『鮪の小漬け丼』やコース料理もあります。

    明治時代から続く浅草の老舗店

    明治から続く浅草のお店を紹介です。明治時代とは1868年から1912年まで。この間には、浅草がより大衆的なエンターテイメントの場として発展を遂げたタイミングです。浅草が計画的に整備されたのがこの明治時代。浅草公園として中心に池が作られ、その周りには見世物小屋が並び、ある意味一番怪しげな雰囲気を持っていた時代でもあります。明治の浅草を代表する建物が凌雲閣。雲をも凌ぐと書くタワーには日本で初めてのエレベーターも登場しました。
    https://asakusakanko.com/ryouunkaku/

    尾張屋:1870年創業の大海老天のそば


    「尾張屋」は、地元浅草で創業100年以上の歴史がある老舗そば店です。
    本かつおを使った風味豊かなつゆで食べる信州産のそば粉で打つコシのあるそばをはじめ、厳選した胡麻油で揚げた大ぶりの海老がのせられた天丼が大人気。
    またお店自慢のそばと海老天が一度に味わえる『車海老の上天ぷらそば』もおすすめの一品ですよ。

    竹松鶏肉店:1879年創業の老舗精肉店でお惣菜を

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    「竹松鶏肉店」は、浅草にある老舗の精肉店です。店頭のテイクアウト用ショーケースには、岩手県産の鶏肉「菜・彩・鶏」を使用した焼き鳥や唐揚げなど美味しそうな総菜メニューも並んでいます。
    その中でも手羽先を使った『なか焼』はメディアで取り上げられた人気の総菜で、1日に1,000本以上売れる日もあるそうです。これは食べてみたいですね。
    https://asakusakanko.com/takematsu/

    浅草神谷バー:1880年創業の老舗バーで電気ブランを


    創業以来浅草で営業を続ける「浅草神谷バー」は、日本で最初のバーです。
    有名な『デンキブラン』は、キリリと冷えたブランデーベースなど数種類のアルコールをカクテルした飲み物で、調合は秘密とのこと。
    フードメニューも充実していて、信州味噌と醤油で味付けた煮込みや牛バラのビーフシチューなど下町の味から洋食まで取り揃えられています。

    ちんや:1880年創業の適度な刺し肉が美味いすき焼き


    「ちんや」は、浅草で有名なすき焼きの老舗店です。店内には和室をはじめ、クラシカルな雰囲気の洋室や宴会場もあります。
    甘めのタレでいただくすき焼きは程よくサシの入った赤身肉が使われており、とろけるような美味しさが楽しめると評判。おかわりの生卵は、ヨーグルトやカレーオイル入りも選べ、味のアクセントも楽しめます。

    浅草寿司清:1891年創業のすしや通りの寿司屋

    すしや通り沿いにある「浅草 寿司清」は、親方の目利きで毎日仕入れる鮮魚にひと手間加えた旨い寿司が食べられると評判のお店です。
    メニューは、色々な種類の魚介の握りが味わえるにぎり寿司をはじめ、金目鯛の焼き物や穴子焼など一品料理も充実。
    寿司と料理に合う日本酒も豊富に取り揃えられています。

    天藤:1902年創業の天丼屋でボリューミーな天丼

    「天藤(てんとう)」は、志垣直哉などの小説にも登場したことがあるといわれる老舗天ぷら店です。
    大人気の『天丼』を注文するとフタがしまらないほどボリューミーな天丼が提供されます。メインの海老天はプリプリの海老がサクサク食感の衣に包まれていて、甘めのタレとよく合い、ごはんも進むと評判。海老のほかキスやかき揚げも入っていますよ。

    大正時代から続く浅草の老舗店

    続いて、大正から続く浅草のお店です。大正時代はご存知の通り1912年から1926年と短く、それだけ大正スタートのお店は貴重と言えるかもしれません。

    1913年創業の藪蕎麦御三家の1店


    「並木藪蕎麦」は日本で最も由緒があり、東京にある藪蕎麦御三家の1つと言われる老舗そば店です。
    おそばの味を堪能したい方にはシンプルな『ざるそば』がおすすめ。醤油の香りが強く濃いめのタレはすっきりとした味わいで、そばの風味が存分に感じられます。
    平日はもちろん、土日のお昼も混雑が予想されますので、時間帯をずらしての利用がおすすめです。
    https://asakusakanko.com/namikiyabusoba/

    赤垣:1917年創業の海鮮の美味しい居酒屋

    「赤垣」は、大正時代に創業した老舗居酒屋です。寿司屋に負けない新鮮なネタを使った魚介料理が自慢のお店で、季節ごとに旬の魚を使った刺身や煮物、焼き物などの料理が味わえます。
    お店のおすすめは冬場に旬を迎える『〆サバ』。そのほかにも約60種類のメニューがあり、厳選した全国の地酒も楽しめます。

    釜めし春:1926年創業の釜飯専門店


    「釜めし春」は、大正時代に浅草で創業した釜めし一筋の老舗店です。
    こちらのお店の釜めしは年間を通してコシヒカリとササニシキの特選米をブレンド。新鮮な材料とともに1釜ずつふっくらと炊き上げられています。
    五目釜めしやかに釜めしをはじめ、竹の子や松茸を使った季節限定の釜めしも風味豊かで美味しいと評判。お土産用釜めしもあります。

    昭和から続く浅草の老舗店

    昭和は1926年から1989年。江戸や明治の話をしてきたので、最近のお店のような気もしてしまいますが、それでも50年以上の歴史があるお店ってすごいことですよね。

    浅草むぎとろ:1929年創業のむぎとろ懐石料理


    「浅草むぎとろ 本店」は、むぎとろが名物の老舗懐石料理店です。
    懐石料理というと敷居を高く感じてしまいそうですが、気軽に楽しむなら1,000円でむぎとろが楽しめるランチがおすすめ。さらに27階にあるラウンジで3種類のむぎとろと和食をメインにした2,000円のバイキングが楽しめます。
    ラウンジの窓側からは隅田川の景色やスカイツリーの眺望も楽しめますよ。

    つるや:1931年創業の昔ながらの鰻屋

    「つるや」は、厳選した国産うなぎを使った料理が自慢の老舗鰻料理店です。
    看板メニューの『上うな重』は、蒸して焼き上げられた鰻に、引き継がれてきた関東風味のあっさりダレが良く合うと評判。
    鰹をベースにした自家製ダシで作る『柳川鍋』やお酒のおともにぴったりの『うなぎの肝焼』もおすすめです。

    染太郎:1937年創業の著名人も通ったお好み焼きや


    昔ながらの趣が残る老舗お好み焼き店「染太郎」は、江戸川乱歩や渥美清など有名人も多くも訪れている名店です。
    こちらのお店のお好み焼きはセルフで焼くスタイル。看板メニューの『お染焼き』はもちろん、変わり種メニューの『しゅうまい天』も外せないおすすめメニューです。お昼時には混雑が予想されますので、時間帯をずらしての利用がおすすめです。

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