浅草サンカーニバルとは、毎年、リオのカーニバルになぞらえてパレードしているものです。東京のサンカーニバルでも台東区浅草で行われるものはサンバのパレードやコンテストからなっています。
浅草の夏のイベント、浅草サンバカーニバルへお出かけしよう。
毎年8月の最終土曜日に開催されるもので、人出も約50万人と見込まれています。地域のお祭りだと侮ってはいけません。実は日本はおろか、アジアで北半球で最大のサンバカーニバルと呼ばれているんですよ。
浅草サンカーニバル実行委員会が主催しているもので、それぞれサンバチームの規模に応じてリーグ制によるグループ分けがなされています。
地域のブラスバンドによるコミュニケーションリーグや企業チームによるテーマ・サンバリーグ、そして、サッカーで言うJ1、J2にあたる、S2リーグ、S1リーグ。この場合、パレードの内容を争うのはS2リーグとS1リーグです。パレードの内容を審査員や観客などによるモバイル投票などで順位が決められます。それぞれ順位によって降格や昇級があります。
パレードの歴史としては、浅草はかつては映画や演芸などの娯楽としての中心地でした。昭和30年ころからは下火になったものの、これを案じた台東区長の山内榮一と喜劇役者で俳優の伴淳三郎の発案で1981年にはじめて実施されています。
S1リーグはトップリーダーとして、とくに大規模なチームで順位が競われます。カーホ・アレゴリアという大がかりな山車を制作して衣装などもブラジルに発注しているということです。
最近はS1リーグを目指すチームが多くなってきています。しかし、S1チームではアレゴリアでの制作が絶対条件となっています。
サンバのルールや特徴
サンバのスタイルにはもともとたくさんの種類があります。行進していくパレードのことを「チズフィーレ」と呼んで、「動くサンバ」とも評されています。それぞれに毎年各チームが、テーマやストーリー、物語などのエンヘードを決めます。それに基づいて曲や衣装、山車を制作します。それをパレードによって表現することで審査を経て順位を争います。
競う内容としては、チームで選んだエンヘードのテーマが優れているかどうか、それをいかに全体で表現できているかを各チームで争います。
ひとつのチームの中には、パシスタやジスタッキ・ヂ・シャウン・ハイーニャ、アーラなどパートのグループ分けがいくつもあります。それぞれダンスやパフォーマンスなど役割があります。
こちらが一般的にイメージするサンバ!というよりも、ディズニーのパレードを見ているような楽しい気分になるものも多いですね。各チームごとにテーマや特色がまったく違いますし、同じチームの中でも、役割が違うので、見ていて飽きません。
サンバの観覧方法やお役だち情報
浅草サンカーニバルを見るならば、知っておきたい事前情報を紹介します。
まず、観覧するとなると暑さや何かでとても大変です。とくに場所取りはすごく重要で午前10時ころから場所取りをしないとゆっくり見れないというところがあります。それは、サンカーニバルは午後2時頃から夕方の6時〜7時頃くらいまで続くからです。最初からおわりまでを見学しようとなると4〜6時間はそこで耐久出来る場所でないといけないです。
とくにスカートよりはズボンの方がおすすめで、できれば涼しい日陰で、座って見物できる場所です。しかも、大勢がひしめき合うとなると、トイレにいくことも一苦労となるのでトイレがそばにあるかどうかを確認しておくことも重要です。
交通規制は午後1時30分よりはじまって、バスや車が通らなくなります。そのころから道路の端にビニールシートを張ることができるようになります。
パレード見物にあると便利なのが、座布団やクッションですが、折りたたみイスなどは後列の人の視界を遮るので嫌われます。また、日中には帽子がおすすめで熱射病対策なども考えておかなくてはいけないです。
食べ物や飲み物などは自由ですが、トイレが混むので控えめがいいです。暑い中もちろん汗を拭う、タオルなどが必要です。
もちろん、場所をとわず雰囲気を味わうだけであれば、ふらっと行っても楽しめますので、大丈夫ですよ!
雰囲気を知りたい方は映像を見るのが1番でしょう。2013年の優勝チーム、ウニアンです。
サンバの詳しい情報をもっと知りたい!という方はこちらもチェックしてみて下さいね。→浅草サンバカーニバルの撮影やおすすめスポット
これ以外にも、浅草は年中お祭りや行事がある地域。こちらに浅草のイベントをまとめてありますので、チェックしてみてくださいね。
→浅草のイベント一覧