上野駅周辺にはアメヤ横丁をはじめとする観光名所がたくさん存在します。そして駅の目の前にある上野公園もそのうちの一つです。公園内には動物園や博物館、そして大仏などがあり、見どころ満載です。

また春には桜がきれいに咲くために、それを目当てに東京都外からもここを訪れる人がたくさんいます。そして公園の中には大きな池があり、水面に浮かぶ鮮やかな緑の蓮の葉が、池全体を美しく飾っています。この池こそが有名な不忍池です。

不忍池弁天堂。ご利益や睡蓮の満開時期、季節のおすすめを知ろう!

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そしてこの池の南側には、大きな八角形の形をした屋根の建造物があります。これは不忍池弁天堂と呼ばれるもので、毎年多くの観光客がここを訪れます。また最近では商売や金運にご利益があるパワースポットとしても注目されており、参拝客もたくさん見られます。ではこの不忍池弁天堂の歴史、そしてこれがどのような建造物なのかを見ていくことにしましょう。

モデルは琵琶湖?!不忍池弁天堂の歴史を知ろう

上野公園には寛永寺という寺院があります。この寺院は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての天台宗の僧であった天海によって建られました。そして不忍池弁天堂も同じ人物、つまり天海によって建立されたものです。
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彼はこの建造物を琵琶湖、そして竹生島をモデルとしてデザインしました。まず不忍池を琵琶湖に見立て、その中に竹生島を思わせる弁天島を築きます。そしてこの弁天島に不忍池弁天堂を建てたのです。ちなみに不忍池弁天堂が建立されたのは、1625年です。しかし1945年の3月、東京空襲において建物は焼失してしまいます。それから約13年後の1958年に不忍池弁天堂は再建築され、現在に至るのです。

ちょっと前はポケモンスポットとしてもかなりの人を集めていたと思うと、歴史って面白いですね。

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もともとは弁天島が不忍池の中で孤立した島であったために、参拝客は渡し船によって不忍池弁天堂を訪れていました。しかし次第に参拝客は増加してゆき、渡し船の数が追い付かなくなっていきます。このような状況を考慮し、弁天島に石橋が掛けられます。現在では渡し船ではなく、石橋を徒歩で渡って不忍池弁天堂にたどり着くことができます。中には渡し船が好きだったという観光客もおり、それを惜しむ声も上がりましたが、自由に行き来できる石橋は非常に便利なものです。

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不忍池弁天堂の「弁天」とは、ここに祀られている弁財天という神の名前を略したものです。この神を参拝すると学術、芸術、財産、そして縁結びの御利益があるといわれています。先にも述べたように、不忍池弁天堂が商売や金運にご利益があるパワースポットとして知られているのはそのためです。

ちなみに弁天様は非常にヤキモチ焼きな神様なので、この石橋を渡る時にカップルで手をつないでいたりすると、弁天様が怒ってそのカップルは別れることになる‥なんて言い伝えもあります。

不忍池弁天堂への行き方

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京上上野駅を池の端口から出て、右方面に200メートルほど歩いていくと、不忍池弁天堂に向かう石橋が見えてきます。この石橋を渡ると不忍池弁天堂にたどり着くわけですが、石橋の手前からでもこの建造物をはっきりと目にすることができます。また上野公園内にはたくさんの案内板が設置されていますので、上野公園内、もしくはその周辺を観光した後でも、迷うことなくこの石橋にたどり着けるはずです。石橋はきれいに整備されており、趣のあるものです。

石橋を渡ると、不忍池弁天堂への参道にたどり着きます。すぐ左側には手水舎があり、ここで手と口を清めるのが礼儀となっています。そのまま真っすぐ歩いていくと、不忍池弁天堂に到着します。

八角形には意味があった!不忍池弁天堂の見どころ

天井からは大きな赤い提灯が吊られており、その奥には八臂大辯財天という弁天が祀られています。この建造物は寺院の形をしており、遠くから見える八角形の形をした屋根の建物はその裏側に位置しています。

そのため名物であるこの建造物をまじかで見るために、後ろに回り込むことを忘れてはなりません。ちなみに屋根を八角形にしたのは不忍池のどこからでも美しい建物が見えるようにするためです。

また不忍池弁天堂へ向かう参道、そしてお堂の周りにはたくさんの石碑があり、それらはユニークなものばかりです。例えば「めがねの碑」や「包丁塚」など、無生物のための碑があったり、食べられた河豚の供養のために造られた「河豚供養碑」、食べたスッポンに感謝の気持ちを込めて造られた「スッポン感謝の塔」、そして食べられた鳥を供養するための「鳥塚」などがあります。こうした遊び心を思わせる工夫も、観光客を喜ばせています。

弁天堂の所在地とベストシーズン

上野公園内にある不忍池弁天堂の所在地は、東京都台東区上野公園2-1です。営業時間は7時から17時となっています。しかしこの時間は閉堂時間ですので、建物を眺めることはいつでも可能です。また年中無休であり、入場料は無料です。交通に関してはJR各線の「上野駅」から徒歩16分、京成本線「京成上野駅」から徒歩11分、そして都営地下鉄大江戸線・東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩9分となっています。

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不忍池弁天堂、ならびにその周辺は非常にきれいに整備されています。そのため参拝客ではなくても、観光客として周りの景色や建造物の見学を楽しむことができます。また駅から少し歩くことを考えると、爽やかな春の季節にここを訪れることをお勧めします。周りにあるたくさんの植物が美しくなる緑の季節ですし、何といっても上野公園内にある桜が美しく咲くために、薄ピンクの桜をバックに不忍池弁天堂を写真に収めることができれば、それは最高の一枚となります。また不忍池弁天堂は夜になるとライトアップされるために、昼間とは異なる顔を見せてくれます。

満開の睡蓮花を見るならおすすめの季節は夏!

上野公園内、もしくはその周辺には観光名所がたくさんあります。そのため明るいうちに一度、不忍池弁天堂を訪れ、その後周りの観光名所を見て回り、夜にもう一度、不忍池弁天堂を訪れるというのもよいかもしれません。またライトアップされた不忍池弁天堂と夜桜のコンビネーションを写真に収めるなら、幻想的な一枚となること間違いなしです。

しかし春の時期には大勢の人がこの場所を訪れます。そのため非常に混みあうことが予想されます。このような人混みが苦手な人にお勧めの季節は夏です。

暑い時期ではあるものの、7月、そして8月は蓮の花が咲く季節です。そのため不忍池の蓮が一斉に花を咲かせ、蓮の花に囲まれた不忍池弁天堂を見ることができます。

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そしてこの不忍池弁天堂が一年の中で一番盛り上がるのが、「巳成金大祭」というお祭りが開催されるときです。毎年9月の巳の日に開催されるこのお祭りには屋台が並ぶなど、多くの観光客で賑わいます。またこの特別な日には御本尊が開帳されます。これを目当てに巳成金大祭の開催日に不忍池弁天堂を訪れる人もいます。

お参りだけじゃない!写真撮影や美術好きにもおすすめ

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不忍池弁天堂の観光は、歴史的建造物に興味がある人にお勧めできるものです。また写真を撮ることが趣味であるという人にもお勧めできます。不忍池弁天堂は建物自体が非常に美しく、それでいて桜や蓮といった植物に囲まれています。そのため被写体としては最高です。また冒頭でも少し触れましたが、上野公園には大仏、そして寺院が存在します。そのためそうしたものに興味がある人は、公園内の寺院見学コースに不忍池弁天堂を含めることができます。

また東京の景色を描いた浮世絵などには、はっきりと不忍池弁天堂が描かれており、以前に渡し船で参拝客を運んだ様子が示されています。このような浮世絵を見たことのある人は、昔の不忍池弁天堂の様子と現在の不忍池弁天堂の様子を見比べ、感慨深い思いに浸るのもいいかもしれません。また八角形をした美しい建物や、ユニークな碑がたくさん存在することから、若い人たちの姿も見受けられます。このように不忍池弁天堂は誰が訪れても楽しめる観光名所なのです。

店名 不忍池弁天堂
住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園2−1

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カテゴリ:お寺・神社 タグ:

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