有名人、芸能人の手形を見ていこう！「浅草公会堂のスターの広場」

浅草といえば「大衆芸能のスターの町」でもありました。

昔は劇場が立ち並び、落語やお笑い、喜劇などが繰り広げられていた浅草が主体となって、大衆芸能の様々なジャンルから毎年選ばれ、そこに手形とサインが飾られます。

まさにその光景はハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアター！…は言いすぎですが、日本ではハリウッドスターより有名な芸能人たちの手形を無料で見ることが出来ます。

オレンジ通りの公会堂で手形を見よう。

芸能人の手形があるのは、雷門から浅草寺へ続く参道、それと平行にあるのがオレンジ通りです。雷門から2本国際通り方面に進んだ場所にあります。雷門通りにぶつかる交差点には、スターバックスやマッサージのラフィネがあるところです。

オレンジ通りのキャラクターは「オレンテくん」。

「天下取りのますかけ線のある手相」、「天才肌」、「職人の手」と色々意味があるようですが、手形とオレンジがそのまま組み合わさったこのやる気のなさが魅力的なゆるきゃらです。

ちなみにオレンテくんの着ぐるみの時給は1200円！2014年7月末の今現在“中の人”募集中なので興味ある方は問い合わせてみましょう。笑

オレンジ通りにも色々お店が合って楽しいのですが、有名どころだとアンヂェラス（Angelus）という喫茶店でしょう。1946年、終戦後すぐに営業を始めた古きよき喫茶店です。水出しコーヒー(ダッチコーヒー)を日本で最初に提供した店でもあります。

メニューを見ると、プリンアラモードや、フルーツポンチ、クリームソーダなんて心躍る昔懐かしいメニューも気になります。

さて、そんなアンジュラスを横目で見つつ、もう少し進むと右手に現れるのが浅草公会堂です。

そしてその足元に、芸能人、有名人の手形が並びます。

説明には、「スターの広場は芸能界の新興に貢献した方々の功績をたたえるとともに、大衆芸能ゆかりの地“浅草”のシンボルとして末永く後世に伝えるために、手形を設置しているものです。」とのこと。

あの芸能人の手形の場所

手形はそこまで多くないので、1つ1つチェックすることも可能です。

ただ、これだけは抑えておこう！という芸能人の場所はチェックしておいても良いかもしれません。

欠かさずにチェックしたいのはこの人、手形の第一号となった“美空ひばり”さんでしょう。1979年に第一号として顕彰されています。

死後も末永く愛されるひばりさんの歌声は、そこ150cm無い小柄な体から生まれていました。そして手形も同様に小柄！なんとなく感慨深くなってしまいます。

美空ひばりさんの手形がちょうど中央に位置していますので、見つけてみてください。

そのほかにはこんな人も。

こちらはビートたけしさん。

ビートたけしさんといえば浅草でしょう。

“俺は浅草に育ててもらった”と言い、浅草でお金を使うたけしさんの姿はもはや伝説。

たとえば、壁にずらりとサインが並ぶ浅草老舗の定食屋。ここで1番目に付く場所がぽっかりと空いていました。これを朝の生放送で紹介されると、「そこはたけしさんのためにとってあるんだよ」との店主。それから数時間後、たけしさんはふらりとその店を訪れて、「どこにサイン書けばよいの？」と言った話も有名です。

鯨料理が食べれる「捕鯨船」では、たけしさんが店主にお金を預けて、「若手に飲ましてやってよ」と言っているのも有名な話。

ちょっとたけしさんの浅草エピソードが始まると止まらないので、この辺にしておきたいと思いますが。。

そのほかにも、ちらっと見ただけでも、中村玉緒さん、

桂三枝さん

1981年には浅香光代さん、1987年には市川團十郎さん、1992年には伊東四朗さん、2008年には小林幸子さん、2012年には大路欣也さんなど、芸能の世界から切っても切れない人たちが名を連ねます。

毎年、5名ほど新たな顕彰者が増えていきますので、いつ来ても新たな発見があるはず。是非、目当ての手形を見つけ、自分の手のひらと見比べてみてください。

浅草でこのような記念撮影が出来る場所を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
→浅草で写真を撮るならここがおすすめ！