神社巡り、御朱印集めが最近ではブームですが、浅草観光のついでに実施できるおすすめのコースが「隅田川七福神巡り」です。浅草七福神というものもあるのでこれはまた別の記事で紹介したいと思います。浅草のお寺や神社、史跡などはこちらにまとめてありますので、参考にしてみてください。
全行程徒歩で行っても半日あれば十分ですし、片道電車を使うなどすれば短時間での実施もできます。浅草は一年中人がごった返していますが、今回紹介する「隅田川七福神巡り」は下町の住宅街を通って行くこともあり、静かに落ち着いて七福神を巡れるのもおすすめのポイントです。
では、浅草側から歩き進めていくレポートを紹介したいと思います。
隅田川七福神巡りの全行程
徒歩で浅草方面から隅田川七福神を巡るにはまず、裏観音と言われる言問通りまで出ます。言問橋を渡り最初の大通り交差点(水戸街道との交差点)の一つ手前の路地を左へと入っていきます。この通りは墨堤通りへと続いていきます。
三囲神社まで
すみだ郷土資料館の脇を通り、小梅小学校を過ぎます。すると見えてくるのが七福神のスタート地点三囲神社(みめぐりじんじゃ)です。
まずは参拝しましょう。
あまり有名な神社では無いのかもしれませんが、三越のシンボルであるライオン像があったりします。さらに遡ると三井財閥がそもそも関わっており、江戸からみて鬼門であった北東のエリアにあった事から三井を守るという意味をこめて、三囲という名が付けられたそうです。
案内看板も出ています。
社殿に向かって右の建物で隅田川七福神巡りのパンフレット(無料)とスタンプ用の色紙が購入できます。
ただ、七福神巡りをするのも十分楽しいと思いますが、この色紙にスタンプを押していくのは子供心が蘇り楽しいものです。
七福神めぐりのチラシはぼろぼろになってしまいましたが、こんな感じでとても見やすかったです。スマホで地図を確認する必要も無かったので絶対にもらっておきましょう。
裏面には隅田川七福神の基礎知識がまとめられています。
たしか、300円だったと思います。今回はスタンプを集めましたが、御朱印を集めることもできるようです。詳しくはこのスタート地点、三囲神社で聞いてみると良いでしょう。
さて、スタンプを押したら次の弘福寺へ向かいましょう。三囲神社を出ると正面に看板がありました。
出たら左へまっすぐ進めばOKです。
弘福寺・長命寺まで
見番通りを5分歩けば、弘福寺に着きます。
カッコイイですね。
参拝をしてスタンプを押しましょう。
スカイツリーもこんな感じで見ることが出来ます。
次は、長命寺ですが、弘福寺を出たらまた左へ進めばすぐに長命寺です。
言問幼稚園と同じ敷地にあるようです。看板は出ていますので幼稚園の中を進めば長命寺です。
きちんと参拝してスタンプを押しましょう。
道中:餅やと団子や
さて、次は少し距離がありますが、白髭神社へ向かいます。向島百花園に向かうコースもあるようですが、道が分かりやすいので白鬚神社へ向かうことにしました。
ただ、長命寺を出ると観光スポットがいくつかあるので軽く立ち寄ってみましょう。
ちょうど長命寺の裏側にある「長命寺桜もち」と墨堤通り沿いにある「言問団子」です。
こちらが長命寺桜もち。有名店ですね。
地方ナンバー(といっても関東ですが)の車も沢山止まっていて皆さんお土産に買っているようでした。ひっきりなしにお客さんが来ていたので本当に人気店ですね。
こちらが言問団子です。
今回は悩んだ挙句、長命寺桜もちを購入しました。
また、2月下旬でしたが、一部桜も咲いていました。桜を見ながら桜餅。最高ですね。
隅田川七福神の石像もありました。一枚撮っておきましょう。
腹ごしらえをしたら、墨堤通りをまっすぐ進んでいきます。昔は墨田体育館?プールがあったと思うのですが、無くなっていました。
10分ほど歩くと右側に「日本一きびだんご」が見えてきます。先程の桜餅によって食欲に火がつきここでも一服です。
ゆでたてきびだんご5本で270円でした。
本当にゆでたてのようで、柔らかくひとつがとても小さいのでするっと無くなってしまいました。全くお腹にたまる感じではないので何本でも食べられそうでした。
向かいには子育て地蔵があったのでお参りしておきました。
白鬚神社・向島百花園
さらに墨堤通りを5分ほど進むとすぐに白鬚神社です。
参拝とスタンプが完了したら神社の横の路地を入っていきます。電柱に案内等も書いてあるのでよく見れば迷わないでしょう。
かなり細い路地ですが、進んでいくと向島百花園に到着します。
ここは入園料150円がかかりますが、それだけの価値のある場所でしたので迷わず入園しましょう。
ここはまた別の記事を書こうと思いますが、歴史あるスポットで時間があればゆっくりとしたいスポットでした。
2月なので花はあまり咲いていませんでしたが。
甘酒で休憩しましたが、癖の無いとても飲みやすい甘酒でした。
一年中何かしら咲いているとの事ですので、それぞれの季節の風情を楽しみに来たいですね。ちなみにペットの入園はできませんのでペットと一緒に七福神巡りをしたいという場合は、気をつけてくださいね。
最終地点、多聞寺へ
さて、最後の多聞寺に向かう事になりますが、なかなか距離があります。交通機関を使うことも良いと思いますが、時間、体力が許すのであれば歩いていく事をおすすめします。
徒歩でのルートですが、向島エリアの路地を楽しみながら行くのも良いですが、今回はシンプルに明治通り⇒墨堤通りと戻り、鐘ヶ淵陸橋の交差点から路地へと入ることにしました。
途中に肉のカタヤマなどもあります。ちょうどお昼時という事もあり多くの方が順番待ちしていました。気になる人はこちらもチェックしてみてください。
⇒肉好き必見!墨田区向島のレストランカタヤマでステーキ三昧!!【1kgステーキの画像あり】
路地に入った後は少し道順が不安になってくると思いますが、電柱看板なども複数ありますので確認しながら進んでいきましょう。
この路地は住宅街になるのですが、かなり風情がありました。
静かで、昔ながらの商店があったり、野良猫がいたりと下町好きには堪りませんでした。
路地に入ってから10分~15分で多聞寺に到着します。
浅草から振り返るとたいぶ遠くまで来ました。最後のスタンプを押して色紙は完成です。
「狸塚」というものがあり、そのストーリーなどは読んでみると良いと思います。
ここで隅田川七福神巡りは終了です。
浅草方面へ帰るには東武スカイツリーラインを使って戻るのが良いでしょう。堀切駅か鐘ヶ淵駅が最寄りです。
帰りも徒歩でというのは良いですが、そうすると合計2万歩くらいになりますので注意して下さい。
完成した色紙はこんな感じです。
今回は七福神を巡ることを目的に歩きましたので寄り道が少なめでしたが、まだまだ立ち寄りたいスポットは沢山ありました。のんびり巡っても一日あれば十分だと思います。浅草の人混みに疲れたらちょっと足を伸ばしてみるのも良いですよ。