10数年前、甘いものに目がない姉が、東京に遊びに来た時に一緒に行った浅草の「梅園 浅草本店」。今でも「あのあわぜんざいは美味しかったね。また食べたいな。」と毎年のように話題になります。
東京に住む私は、仲見世をのぞきながら浅草寺さんへお参りをした後や、毎年新春には必ず見に行く事にしている浅草新春歌舞伎の帰りなど、友達とはもちろん、一人でも必ず立ち寄るお気に入りのお店の一つです。
あわぜんざいがおすすめな梅園
「梅園 浅草本店」は、浅草寺前の仲見世から少し脇に入った、浅草壱福小路にあり、お店は大きく目立ちますので、すぐわかります。
「梅園 浅草本店」の歴史は大変古く、安政元年(一八五四年)創業の老舗です。元々は、浅草寺の一院だった梅園院(ばいおんいん)に茶店を開いたのが始まりで、当時、梅園院には梅の木が多く植えてあったことから、屋号の梅園がつけられたといわれています。
江戸時代から続くその長い歴史の中で、その伝統ある変わらない味を好んだ著名人も多く、江戸情緒を愛した文豪、永井荷風の小説「踊り子」でも、「梅園でお汁粉をたべようとしたが、満員で入れないので…」という一節があり、人気のあった当時の様子を窺い知る事ができます。
創業から変わらない老舗の味
梅園名物の「あわぜんざい」は、創業以来変わらない看板メニューで、あわではなく餅きびを使い、半搗きして蒸した餅に、時間をかけて炊いた、口当たりのよいこしあんをかけたものです。お椀の蓋をあけると、ふわっと立ちのぼる湯気とともに、餅きびの薄い黄色とこしあんの黒の、二色の彩りが期待感を高まらせます。
熱々で、つぶつぶ感も残るもっちりとした餅には少し渋みがあって、昔ながらの濃厚な甘いこしあんとの相性がすばらしいです。どこか昔懐かしい、しっかりとした甘さは、浅草を歩き疲れた身体を、いっぺんに回復させてくれます。梅園の「あわぜんざい」は、甘いものには目がない甘党の方はもちろん、東京観光のお土産話にもなるおすすめの一品です。
混まずに購入する方法
浅草は、全国からはもちろん海外の方にも人気の観光地です。
週末は、店内は本当に込み合いますので、並ぶことが苦手な方は、比較的空いている朝と夕方をおすすめいたします。また、名物のあわぜんざいだけではなく、あんみつや、お土産用として手軽に購入できる、かんてんと豆に黒蜜をかけて食べる豆かんも人気があります。
ぜひ一度、老舗「梅園 浅草本店」に足をはこんでみて下さいね。浅草で他にも和菓子をお探しなら、こちらもチェックしてみてください!→浅草でおすすめの和菓子屋さんはここ!
ムドエ より:
男性 (20代)
2015/10/01 22:03
浅草の大きな甘味処の梅園です。餅なんか甘くて美味しい製品が多いのですが中でも美味しいのが、栗きんとんの入ったどら焼きです。どら焼きといえばあんこが基本ベースだと思いますが、このどら焼きは栗きんとんが入っています。中身が違うだけに、厚みも味の濃さも違ってほんのり甘味にあっさりしたアレンジが効いていておいしかったです。