浅草のお土産選びで楽しいのは、やはり浅草寺に向かう仲店通りと、アーケード商店街の新仲店通りでしょう。小物やお菓子、お漬け物など、美味しいものや素敵なものが並びます。
そのなかでも、リピーターが多いお土産屋さんがこの「やげん堀」。唐辛子やさんです。
お土産なら自分で調合したやげん堀の七味唐辛子!
浅草は歴史の古いお店が多いですが、なんとここは1625年!300年以上も続くお店なのです。近所の有名な和菓子屋さんとかでも、百数十年といった歴史なのに(それでも長いですが)、寛永から続くというのはやはりスゴいことです。
漢方薬から始まるやげん堀の七味唐辛子
元々は両国の薬研掘(昔両国・東日本橋にあった運河とその周辺のエリアを指します。)という場所から始まったので「やげん堀」というのだそう。このあたりは医者や薬屋も多く、この「薬研」という言葉も、元々「漢方を粉末にする道具」のこと。唐辛子も漢方薬の1つなので、様々な意味を込められての「やげん堀」なんでしょうね。
初代は徳右え門という方がスタートしたそうなのですが、やはり商売相手は江戸っ子。このピリッとした刺激がクセになり、そこから300年にわたり愛され続けているのだそう。浅草には1943年、なかなか戦争でこれから大変な時に来たようですが、それから今まで、浅草にすっかり浸透し、浅草みやげの1つとして位置づいています。
選べる辛さ、お好みの調合もおすすめ
さて、本題のお土産の七味唐辛子ですが、唐辛子、焼き唐辛子、黒ごま、山椒、ミカンの皮を乾燥させた陳皮、栄養価の高い麻の実、けしの実…これらの材料を組み合わせたものが七味唐辛子です。
美味しさだけでなく、漢方薬としての一面もありますので、味、香り、栄養の三拍子そろった香辛料なんですね。
ここ、やげん堀の七味唐辛子には色々種類がありますので、辛いのが好きな方も、苦手な方も満足できるはずです。通常の七味唐辛子にも、辛さの種類が3種類あり、大辛、中辛、小辛と選べます。辛いものは刺激がないと!という方には是非大辛をプレゼントしてみましょう。
オリジナルの調合も出来るので、自分の好みを作ってみるのもおすすめです。七味は好きなんだけど、山椒が苦手で…という方に、山椒抜きをお土産にお渡ししたら、かなり喜ばれました。もちろん自宅用にもおすすめですよ!
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