浅草に観光に来る際や、東京に旅行に来る際、浅草駅よりもその周辺で宿泊することになる方も多いですよね。
たとえば、蔵前は羽田と成田と結ぶ浅草線沿線にあり、浅草からも1駅なので、ホテルやホステルが多かったり、また銀座線の田原町や、つくばエクスプレスの通る新御徒町(しんおかちまち)周辺も泊まれるところが多いです。
浅草から少し蔵前方面へいき、さらに上野方面にあるエリアが「元浅草」と呼ばれるところになります。
元浅草で12時以降飲めるバー
この周辺で夜1杯飲めるバーをお探しであれば、「cottonboll(コットンボール)」がおすすめです。
1時ラストオーダー、2時閉店ですので、東京や浅草を観光して、または出張で仕事が終わって、〆の1杯にはちょうど良いですよね。
場所は、新御徒町と蔵前大江戸線の少し新御徒町よりにあります。春日通りの大通りからは1本入りますので、知らないと通り過ぎてしまうかもしれません。
春日通から孫三通りという道に、蔵前からきたら右に、新御徒町からきたら左に曲がります。
少しすると角にあるビルがcottonbollです。
夜だと暗いので、昼間のバージョンも乗せておきました。
夜だと入り口はこんな感じです。
本当にこのあたりはお店が少ないので、12時以降にライトがついているとほっとしてしまいます。
手前には看板が。お酒のメニューは何も書いていないのですが、料理も食べれることがわかります。
この日の料理はアンチョビとオリーブのピザ、トマトと生サラミのぴざ、トマトの冷製パスタ、チーズたっぷりカルボナーラ、3種のフランク盛り合わせ、焼きカマンベール、トマトサラダのようです。
外から見ると、階段をあがった2回にバーカウンターとテーブルが見えます。
この時点でちょっと入りにくそう…と思ってしまいそうですが、心配はいりませんので扉を開けてみましょう。
お酒初心者でも入りやすいバー
中に入ると、2階へ上る階段が。
上ると、意外にゆったりとしたつくりの店内が広がります。
バーカウンターテーブルも大きくゆったりしたつくりで、隣を気にしなくて大丈夫です。
カウンターの中では、マスターがお一人でやってらっしゃいます。
今回来たときは、カウンターの端に常連さんらしきお客様がひとり、私と入れ替わりに50代くらいのおじ様がたが4名くらいのグループが帰っていかれていました。
席に座って、メニューありますか?と聞くと、「うちはメニューを置いていないんです。」とのこと。
出たー!こだわり系初心者NGバーだったー!…と思ったのですが、どうも話を聞くと、まったくその逆のよう。
マスターはもともと日本橋でお店をしていたそうですが、そこの感覚でメニューを置いたら、「こんなんわかんねぇよてやんでぃ」(てやんでぃは言っていない)といわれてしまったそう。
このあたりは下町。しかも駅から離れている分近所のお客様が多いので、横文字のオンパレードであるバーメニューは拒否反応だったもよう。
そこで、あえてメニューをおかず、「こんな感じで」と言って、それにあわせてマスターが作ることにしているのだそう。
だから、お酒がわからなくても大丈夫です。聞くと色々と教えていただけるので、質問しながら飲むと面白いと思います。
丁寧に作る美味しいお酒
今回は、ミントジュレップと、もう1人がバーボンとスコッチを頂きました。バーボンはバッファロートレース。ケンタッキー州にあるアメリカでもっとも歴史があり、かつ最大の蒸留所です。その歴史はなんと230年!名前の由来となるのは、バッファローの通り道、バッファロートレースです。しっかりした味わいのバーボンでした。
ミントジュレップは、言わずと知れた競馬(ケンタッキーダービー)のお酒ですね。バーボンベース、スコッチベースか聞かれ、定番のバーボンベースで作ってもらいました。スコッチベースもあるんですね。次頼んでみようかと思います。
あまり甘いものは好きではないので、甘さを聞いてもらったのは嬉しかったです。甘さ控えめで注文しました。ミントの量もしっかり入っていて嬉しい限り。きれいです。
スコッチはラフロイグ。アイラウイスキーの定番ですね。
氷もしっかり丸く角の取られた氷です。きちんと目の前で氷を削ってくれます。
ちなみにチャージは300円でナッツを出してくれます。銀座のバーなら500円は取るでしょう。良心的です。お酒の値段も高くなく3杯飲んで、3600円。チャージを抜くと3,000円ですね。
ちなみにコットンボールという名前は、マスターの母がその場所でキルトのお店を営んでいたようで、そのお店をそのまま使っているのだそう。
良く見ると、1階の階段下や、トイレに“コットンボール(綿わた)”が置いてあります。
また1杯ここで飲みたいなと思わず思ってしまう素敵なお店でした。元浅草周辺にお泊りなら、是非行ってみてくださいね。
他にも、浅草周辺でバーをお探しならこちらの記事も参考にしてみてください。
→カジュアルから知っとりまで…浅草でおすすめのバー