浅草に、国際通りと平行して「すしや通り」というアーケード街があります。ロックスやマクドナルド、プロント、蔦谷などがあるところです。
犬と一緒にスープカレーを
明治時代から80年もの歴史がある通り。ちなみに「すし屋通り」というわりに、今はお寿司屋さんがそこまで多いわけではありません(笑)
寿司屋、お蕎麦屋の十和田、老舗の煎餅屋である入山煎餅など、歴史深いお店の中を歩いていると、「スープカレー」の看板が目に入ります。1軒雰囲気の違うお店、これが「monjiro(モンジロー)」です。
2階に続く階段を上がると、カウンターと座敷の小さなくつろぎ空間が。そしてなんとでっかいラブラドールレトリバーが!
このラブちゃんの名前が「モンジロウ」というらしく、お店の名前になり、そして看板犬になっているのです。聞いてみるともう13歳のようで、年齢にふさわしいゆったりとした動きで自由にお客さんを迎えてくれます。
北海道無農薬野菜でつくるスープカレーが美味しい
このモンジロウ、浅草でたぶん唯一のスープカレー専門店。
北海道の無農薬野菜と天然のはちみつを使ったというスープカレーは、さらっとしているのに旨みたっぷりで美味しいです!
野菜はどれもゴロっとしており、揚げたジャガイモも嬉しく、ピーマンやにんじんなどおなじみの具が顔を覗かせます。
そしてスープカレーといえば!の骨付き鶏肉。これも野菜同様ちまちましていません。お皿からはみ出すようにどーんと入っています。しかもほろほろに煮込まれていて大変美味しい。
レモンが添えてあるのですが、これをお好みで絞って、ご飯と一緒に食べます。
スパイス味が強すぎるのも、弱いのもあまり美味しくないのですが、ここのはマイルドでスパイス感もちょうど良く、美味しいと思います。
スープカレーは「浅草スープカレー(900円)」と、「浅草バターチキンスープカレー(1200円)」があり、どちらもライス大盛り無料。
私は前者しか食べたことないのですが、後者も今度チャレンジしてみたいと思います。
各国料理とビールの種類も豊富で夜ご飯におすすめ!
専門店とはいえ、他にもメニューが豊富です。ガーリックシュリンプや、揚げタコスなど、各国料理が楽しめます。
あとは、各国の瓶ビールを取り扱っていますので、ビール好きはぜひ行ってみましょう。
また、店内は靴を脱いで座る座敷スタイル。座敷ですが和風ではなく、なんだか1人暮らしのおうちにお邪魔したようなくつろぎ感。モンジロウの可愛さもあいまって、ついつい長居してしまいそうになります。
犬がいるので、苦手な人は行けないかもしれませんが、犬好きな方にはおすすめです。
初めてのデートで会話が続かなそうなときなんかは、モンジロウが良い緩和剤になってくれるかもしれません。笑
浅草でカレーを食べるなら?
さて、モンジロウは浅草のスープカレーのお店ですが、他にも「美味しいカレーが食べたい!」と思ったらどこがおすすめなのか見てみましょう。まずは、浅草の観音裏、千束通り商店街の裏にあるネパールカレーの「ミレミレ」。カレーが美味しいのはもちろん、本格おつまみもあり朝の4時までやっているので、飲むのも良いですよ。
浅草寺にほど近い場所では、スパイスで炊いたご飯とスパイスから作ったカレーが美味しい夢屋。二天門前を通り過ぎた右手裏にある、インドカレーの「ニュープラシッダ」もとにかく様々な種類の本格カレーがあり人気です。
浅草ではありませんが、東京の東側は美味しいカレー屋さんも多く、上野のデリーや、錦糸町のバングラディッシュである深夜営業のアジアンカレーハウス、浅草橋の焼きカレーのお店「ストーン」…東京東側のカレー旅をしてみるのも面白いかもしれません!