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    日本で唯一の江戸趣味小玩具、仲見世助六で江戸のおもちゃに触れよう!

    雷門を通って真っすぐ北上し、やがて左手の風景はお店から浅草寺の植木に変わる宝蔵門の近くに、江戸趣味おもちゃの世界へとみなさんをいざなってくれる仲見世助六が、こぢんまりと、しかし温かく迎えてくれます。浅草のお土産にもおすすめな玩具を今回はご紹介します。

    目次

    日本で唯一の江戸趣味小玩具、仲見世助六。お土産にもおすすめな江戸のおもちゃとは?

    そもそも江戸趣味玩具とは、とある江戸時代の条例から生まれたもの。
    inuhariko
    八代目将軍である吉宗が出した「奢侈禁止令」をご存知でしょうか?これは言い換えるなら贅沢禁止令。この条例から贅沢な玩具、サイズの大きいものや細やかな細工の施された美しい玩具は禁止となり、その代わり江戸時代の人は、サイズの小さい玩具をこっそり作り所持した・・・と言うことがスタートなのです。

    そんな限定された時代のものだからこそ、扱う店も少なく、なんと日本ではここ1店のみ!

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    一体、どんなお店で、どのような作品を扱っているのでしょうか?

    江戸趣味小玩具の“可愛い!”という不思議な魅力

    この江戸趣味のおもちゃ、現代のキャラクターものにあふれた世の中にあっても、今とは少し違った手法でかわいさを表現しているところに、思わず目をうばわれます。

    かわいいものというと、購入者を見つめるコケティッシュな笑顔など、能動性が重視されることが多いですが、助六のおもちゃはどれも、表情は真顔ですし、目線も合わせる気があるようには見えません。

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    なのに、その頬の丸っこさ、手足の短さ、動きの遠慮のなさなど、全体からにじみ出る印象は紛れもなくかわいいのです。
    これは、赤ちゃんや動物をかわいいと思う心情の違いに似ているかもしれません。ユーモラスでとぼけていて、それでいて優しい。この江戸趣味おもちゃの魅力に夢中になるファンが国内外に多いのは、気配りが求められる現代社会の裏返しという一面もあるのかもしれませんね。

    それもそのはず、助六というお店の名前は一説に、「おもちゃによって心を休め、五臓六腑を助ける」なのだそうです。

    江戸時代の終わり慶応年間に創業した当時の人たちも、今の我々がプラモデルやフィギュアで心を休めていたように、忙しい毎日にほっと童心に帰っていたのを想像すると、今も現役のこのお店の価値は計り知れないものだとしみじみ感じられますよね。

    仲見世助六にある江戸のおもちゃとは?作品を紹介!

    作品のほんの一部をご紹介しますと、竹でできたざるを犬が被っているので、竹冠に犬で漢字の笑になる縁起物の、”ザル犬”¥3500、屋台や火消しの出初め式など、江戸の日常の一こまを切り取った精巧な人形が、各種数千円から¥10000強ほど。

    竹のばねじかけでピョンと跳ねる、”しめこの兎” ¥3300、いたずらっぽい顔立ちとは裏腹に、病気除けの縁起物である”赤ふくろう”¥3800など、いくら紹介しても足りないほどのバリエーションがあり、一つ一つに江戸らしい軽妙な洒落も効かせてあるのです。一回や二回の訪問では満足できないくらいですよ。

    職人さんハンドメイドの玩具は店主のオリジナル作品も!

    江戸趣味おもちゃは素材が木であったり、張子であったり、陶器であったりしますが、いずれも古くからある自然素材ならではの手触りの温かみと、職人さんのハンドメードによって イマジネーションが直接吹き込まれた1点物ならではの、生き生きとした生命感があります。


    それらの中には、5代目店主の木村吉隆さんが企画した作品も多く、おもちゃの由来や、お客様ご自身の趣味と照らし合わせるなどして、木村さんとお話ししながら品定めするひとときは、素敵な思い出の1ページになるはずです。

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      みえしう より:

      女性 (50代)

      2018/04/03 15:25

      助六さんの江戸玩具、友人への贈答品に使わせていただいています。
      量産品にはない手作りの風合いが本当に素晴らしいです。

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