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    5月に開催!浅草の泣き相撲を見よう!

    「泣き相撲」とは、毎年浅草寺で子どもの健康を願って行われるあ赤ちゃん同士がにらみ合って鳴き声を競うもので毎年大勢の見物客で賑わう行事です。

    目次

    浅草の泣き相撲を見に行こう

    1才前後の幼児に鳴き声を競わせるというのは、古くからの日本の風習・神事になります。浅草寺の「泣き相撲」は、9代目市川団十郎の「暫(しばらく)」像復元を記念してはじめられたものでした。

    お芝居の「暫(しばらく)」は歌舞伎でも十八番ので、強い子どもを題材としたお芝居です。土俵で赤ちゃん同士を戦わせようとすると土俵に入る前から泣き出してしまう赤ちゃんや全然泣かない赤ちゃんなどもいて、しまいには泣かせようと鬼の面などを取り出す場面も見受けられます。

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    泣き相撲は本堂の裏側で行われます。看板が小さいので気がつかない人も多いかもしれませんよね。お昼頃には土俵入りの準備が行われて13時には泣き相撲がはじまります。

    行事さんの「もっと泣け」の掛け声に泣き出してしまう赤ちゃんも多いですが、中では大学の相撲部の抱き心地がよかったのか安心しきって抱かれている赤ちゃんもいたそうです。さすがに寝てしまう赤ちゃんはいないですが、なんともほほえましい風景ですね。

    行事さんの掛け声としては「八掛良い、残った残った」ではなく「もっと泣け!もっと泣け!」です。中には行事泣かせの赤ちゃんもいて、ふたりで睨み合いもせずに行事さんの言葉に無反応の赤ちゃんもいるそうです。

    このごろは土俵にあがる赤ちゃんのファッションも楽しみでいっぱいです。男の子であれば頭には大きすぎるちょんまげをつけたり、女の子であればちょっとしたお花の飾りをつけて楽しんでいます。はちまきをする子もいれば相手を見てじっと泣きたいのをこらえている子どももいます。

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    「暫」というのは昭和61年に浅草寺裏に復元された九代目市川団十郎の「暫」銅像は、鎌倉権五郎というまだ前髪姿の子どもです。セリフにも子ども言葉が使われていますが、豪快で力強い子どもを表しています。その権五郎のような強く健康な子どもに育ってほしいと毎年開催されるようになりました。

    大学の相撲部員は「組ませ役」という役割です。親から子供を受け取ったら組ませ役とすれば早く泣かせようとしたり、睨んでみたり、持ち上げてみたりと汗だくになってしまいます。
    「赤ちゃんを泣かせるなんて」という評判もありますが、日本では「赤子の鳴き声が邪を払う」といって400年以上続けられている行事です。

    泣き相撲には勝敗についての規定がきちんとあります。もちろん赤ちぁんに危害を加えたりしてはいけないことや、泣くまでの数を10まで数えますが、それが同じ数の場合鳴き声が大きかった方を勝ちとします。

    泣き相撲

    しかし、場合によっては組ませ役が負けになる場合もあります。それは何らかの間違いで赤ちゃんが痛い思いをした場合などです。

    健康祈願ということではその取り組みを見ている周りの人たちが思わず吹き出してしまう場面もあって、ほほえましく時間がすぎていくことがあります。赤ちゃんの声は笑い声でも鳴き声でもいいものです。

    やはりイベントのあるときに浅草観光をすると面白いですよね。浅草のイベントをもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてくださいね。

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