浅草には様々な名物がありますが、その中の1つが「洋食屋」でしょう。
洋食とは、西洋の料理を日本風にアレンジした料理。明治や昭和初期にもっとも栄えた浅草にとって、洋食は「新しい文化」そのもの。そんな昔ながらの名店や、洋食に慣れ親しんだ方がオープンした新店など、おすすめの洋食やを紹介していきます。
洋食屋さんには、値段も時間も手軽な1,000円程度で楽しめるものと、ゆっくり時間を使って楽しむちょっと贅沢な洋食屋さんがあります。それぞれ良いところがありますので、お好みで試してみると良いでしょう。
浅草で安くて美味しい!下町洋食のお店
まずは、安くて美味しい洋食屋さん。いかにも洋食屋…というものだけではなく、ハンバーグのようにメニューを特化させているものから、喫茶店での洋食メニューまで様々。
モンブラン:ハンバーグの超有名店!
浅草の雷門通りに位置する一軒の洋食や、それが「モンブラン」です。入口にあるたくさんのハンバーグの写真、そしてたくさんサインで埋められた店内。見るだけでわくわくする洋食やさんです。ハンバーグ専門店ですが、オムライスやフライなどメニューも豊富にあります。数あるメニューなかでも1番人気ハンバーグの紹介や、編集部的なおすすめなどはこちらをご覧ください。
住所 | 東京都台東区浅草1丁目8−6 |
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営業時間 | 11:00~21:30 |
アクセス | 雷門から雷門通りを国際通り方面へ |
玄妙:あつあつの鉄鍋ハンバーグ!
浅草の駅からは少し離れたところになりますが、奥のほうに「玄妙」というお店があります。ここは浅草では他に無いかもしれない「鉄鍋ハンバーグ」のお店です。熱々のソースで煮込まれたハンバーグは肉汁が詰まってジューシー!観光地からも外れていますので、ゆっくり浅草でランチを取りたいかたにおすすめします。
ロッジ赤石:昭和の喫茶店でナポリタン
浅草の観音裏にある喫茶店「ロッジ赤石」。昭和の香りがする昔ながらの喫茶店です。ここはただの喫茶店ではなく、浅草の人なら知らない人はいない有名店。喫茶店なのに朝まで営業しており、しかも洋食屋ばりにメニューも豊富!人気なのはナポリタンとカツ丼ですが、基本なに食べても懐かしく美味しいです。シェフの味を求めるなら他の店が良いかもしれませんが、浅草に浸るなら観音裏に足を伸ばしてみましょう。
住所 | 東京都台東区浅草3丁目8−4 |
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営業時間 | 9:00~4:00 |
アクセス | 言問通りを越え1本裏手の道 |
贅沢に、美味しい浅草にある洋食の名店
せっかくであれば、少しお金を出しても美味しい洋食が食べたい!という方は是非こちらを。
シチューの店フジキッチン:ほろほろ激ウマタンシチューを!
浅草仲見世通りの裏手に位置する、可愛らしいお店「シチューの店フジキッチン」。ここでのおすすめはなんといってもビーフシチューとタンシチューです!どちらも3,000円越えとなかなかなお値段がしますが、その価値はかならずあると言っても良い味とボリューム。濃厚系なシチューには赤ワインもぴったりです。浅草駅近くで、美味しいものをゆっくり食べたい…そんな方におすすめですね。
ヨシカミ:浅草1有名な美味しい洋食屋さん!
「うますぎて申し訳ないす!」のキャッチコピーで浅草1有名な洋食屋さん「ヨシカミ」です。ビーフシチューやステーキ、フライ、パスタなどベーシックな洋食がメニューに並びます。少し値段は張りますが、それでも下町らしい独特の雰囲気は、訪れるだけでわくわくします。
住所 | 東京都台東区浅草1丁目41−4 |
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営業時間 | 11時45分~22時30分 |
アクセス | 浅草ROX3Gの裏手 |
グリルグランド:観音裏にある洋食の名店
浅草寺の裏手、いわゆる観音裏と呼ばれるエリアにある洋食屋さんです。創業されて70年という老舗のお店。このあたりでは1番の人気を誇るといっても良いかもしれません。特性のお料理はに、落ち着いた雰囲気、それなのに庶民的なお値段。特にシチューや特製オムライスなどデミグラスソースで食べる料理は絶品です。ランチメニューはオムライス1,300円(これはデミグラじゃないですが)から注文できますので、初めての方はお昼時に伺うのが良いかもしれません。
洋食ぱいち:観音裏にある洋食の名店
現店主で三代目になる老舗洋食屋「ぱいち」。外観も店内も、洋食屋というよりは蕎麦屋のような雰囲気で、2階はなんと畳席というなんとも浅草らしいお店です。
名物の「ビーフシチュー」は、牛スジや野菜をコトコトと煮込んでは濾す作業を約4日間行い、素材の奥深さが際立つ仕上がりに。コクがあるがサラサラのシチューは、ご飯に合うと、若者からお年寄りにまで大人気です。
キスフライや海老フライといった揚げ物もオススメで、どれも衣はサクサクで、サラダとナポリタンがトッピングされたボリュームのある一皿。場所は、雷門通りから一本浅草寺方面に入り、つくばエクスプレス浅草駅に向かう途中にある、瓦の屋根が特徴のお店です。
住所 | 東京都台東区浅草1丁目15−1 |
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営業時間 | 11時30分~15時00分/16時30分~21時00分 |
アクセス | 雷門通りとたぬき通りの間の道 |
アリゾナキッチン:文豪の愛した洋食の名店
文豪、永井荷風(ながいかふう)が愛した洋食屋さんというのが、このアリゾナキッチンです。場所は浅草の松屋からも近い駅前。細い道にあるので、知らないと気がつかずに通り過ぎてしまうでしょう。ここのチキンレバークレオールは絶品です。鶏肉とレバーが煮込まれた料理なのですが、ビーフシチューのような味わいでありながら、しっかり煮込まれたチキンが何とも言えない甘みと、柔らかさを保って口の中で溶けるような味でした。細かに刻まれた具材が長く味を楽しませてくれます。ヨーロッパを取り込んだいかにも“洋食”というお店が多いなか、ここはアリゾナというアメリカ南部の名前がついているとおり、アメリカの田舎にあるレストランのような雰囲気であることも魅力ですね。
浅草マノス:文豪の愛したロシア料理の名店
浅草の中心から、雷門通りを越えたところにある一軒の洋食屋(ロシア料理屋)さんがマヌスです。老舗らしく、日本人の口に合う優しい洋食です。小さくてアットホームな雰囲気なので、気取らずにくつろげるところも良いです。何を食べても美味しいですが、お勧めはジューシーな肉汁が溢れ出すキャベツロールとお肉がとろけるほど柔らかいビーフストロガノフです。食後にはジャムを入れたロシアンティーをどうぞ。いつも混んでいるので、予約が必要かもしれません。
住所 | 東京都台東区雷門2−17−4 |
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営業時間 | 11:30~15:00/16:30~22:30 |
アクセス | 雷門通りから田原町方面へ1本裏手 |
グリル佐久良:ビーフシチューが絶品!
メディアにも度々取り上げられており、昔から浅草で愛される老舗の洋食屋、「グリス佐久良」
一番の人気メニューは「ビーフシチュー」。柔らかく煮込んだタンはほろほろで、お箸でも簡単に切れてしまうほど柔らかい。濃厚でコクのある滑らかなシチューがよく染みており、絶品です。一度食べたら他のビーフシチューは食べられないという口コミもあるほど!厚切りのトーストと共に、ワインにもよく合います。他には、肉厚ジューシーでやわかな「カツサンド」がオススメです。少し酸味のあるソースが染み込んだ、ずっしり重みがありボリュームたっぷりのカツを、ふんわりと柔らかいパンと共に味わいます。場所は、雷5656会館を更に北に進んだ、観光客も少なく静かな路地裏にその名店はあります。
レストラン吾妻:とろとろ絶品オムライスを頬張りたい!
大正2年創業。100年以上の歴史がある洋食屋「レストラン吾妻」。出される料理はどれもダイナミックかつ丁寧で、洋食屋の伝統と真心そのものです。
人気メニューは「オムライス」。自家製ラードで炒めたケチャップライスの上には、トロトロの卵が広がり、コクのあるデミグラスソースでいただきます。ケチャップライスはしっかりと炒められているがお米の粒が立っており、とろける卵と共に口の中に広がります。
トロトロのオムライスを考案したお店がこの「レストラン吾妻」とも言われており、元祖オムライスの名にふさわしい仕上がりです。
他にも、自慢の「ポークソテー」は肉厚でジューシー、ソースもこだわりの自家製で絶品です。
価格は3000~4000円と、洋食屋にしては高めだがどれもボリュームがあり、連日行列ができている点からも、その人気ぶりが伺えます。
場所は、吾妻橋を渡り本所吾妻橋駅を北に行った通り沿い。赤茶色の喫茶店風の外観です。
住所 | 東京都墨田区吾妻橋2丁目7−8 |
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営業時間 | 17:30~20:30( |
アクセス | 本所吾妻橋から三目通りを |
レストラン大宮:ダッチオーブンのプロが作るビーフシチュー
「平成の洋食」をコンセプトにした洋食レストラン。メニューはどれも、シェフが一つ一つ丁寧に考案し、食材と食材がより美味しさを際立たせるように組み合わせられている。オーナーシェフがダッチオーブン(鉄の鍋)のスペシャリストと言うだけあって、お肉を使った煮込み料理が豊富です。自慢のビーフシチューは、ほろほろと柔らかい牛肉に、きっちりと味が際立ったビターで濃厚なデミグラスソースがしっかりからまった、赤ワインに合う仕上がり。
1階はカウンター席のみでお一人様のお客様も入れる雰囲気、2階はテーブル席で広々とした空間になっています。場所は、浅草仲見世通りを浅草寺方面へ、途中右手に入った通りのレンガ造りのオシャレな外観のお店です。
わくい亭:巨大メンチカツで飲める美味しい洋食居酒屋
メンチカツ、レバーパテ、クリームコロッケといった洋食メニューが売りの居酒屋&洋食屋「わくい亭」。
フランスの有名シェフであるジョエル・ロブションが来日した際にはお忍びで来るとも言われるほど、味にもコストパフォーマンスにも定評のあるお店です。人気メニューは「メンチカツ」。大人の男性の手の平サイズ以上大きく美しい小判型で、噛み締めればサクサクの衣から、ジューシーな牛肉の味わいと玉ねぎの甘みがあふれ出ます。
名物のレバーパテはレバーの味わいが深く、濃厚でマイルドに。そのほか、お刺身やサラダなどの居酒屋メニューもあり、日本酒や焼酎がすすみそうです。場所は、本所吾妻橋駅から三ツ目通り沿いに南に歩き、春日通りと交差したところにあります。
ビストロ福昇亭:なんと中華と洋食の融合!?レトロな旨い店
戦後から開業している、昔ながらの洋食を味わえるお店です。初代は中華料理屋をやっていただけあって、洋食と共に中華も味わえる、一風変わったお店です。当時の名残である「シュウマイ」は人気メニューの一つでもあり、大ぶりでホクホクジューシー。くさみもなく、ぺろりと食べてしまえるほど。お土産にもお勧めです。「カツカレー」は、カツがとにかく厚く柔らかく、脂身も甘みがあって、サクサクの衣と、スパイシーなカレーとのハーモニーがたまりません!その他、ハヤシライスやレバーペーストなど、お酒にも合う品が揃えられ、お酒の場としても満足してご利用いただけます。場所は言問通りの北側へ少し歩くと見えてくる、赤い屋根が特徴のお店です。
浅草須山:驚くほど美味しいドミグラスの新星!
2015年にオープンしたばかりの、ドミグラス専門の洋食屋です。大きな暖簾と家紋が印象的で、店内の雰囲気は木の温もりのある和テイスト。できたばかりなのでとても綺麗で落ち着きます。
ドミグラス専門店というだけあって、ドミグラスソースを使った料理が中心にラインナップされています。主役であるドミグラスはどの料理でもコクがあり、かといってくどくなく、しっかりと手間暇かけて作られたことが味わいとして表れています。「オムライス」は大ぶりのチキンが入ったケッチャップライスの上にトロトロの卵、更にその上からたっぷりのドミグラスソースがかけられ、
まるでドミグラスソースに浮かぶ卵の島のよう。ドミグラスソースにもホロホロにやわらかい牛肉が混ざりボリュームたっぷりなのにくどくなく、最後まで美味しくいただけます。お食事メニューの他にもおつまみメニューも豊富に取りそろえられており、お酒と共に楽しい時間をすごす方も珍しくありません。場所は、雷門通りから2本浅草寺方面に入り、西側へ歩いたところにある、提灯と大きな暖簾が特徴的なお店です。
佐藤:タンシチューが人気の有名店
テレビ番組でも取り上げられ、タンシチューが人気の洋食屋、「佐藤」。カウンターだけのこじんまりとした店内は常にお客さんで賑わっており、ランチタイムには常に満席です。
看板メニューは「タンシチュー」。肉厚のタンは柔らかくジューシーで、シチューはクリームのようにマイルド。かつ、濃厚でバターがきいており、甘みのある優しい味わいです。シチューに浮かぶ、ゴロゴロとした人参、じゃがいもも本来の甘みが際立ち、ライスにもパンにも合う逸品に仕上がっています。お店はマスターが一人で切り盛りしており、おっとりとした優しい人柄が、料理やお店の雰囲気にもあらわれているのでしょう。場所は、雷門通りから浅草ROXへ、浅草ROXを超えて国際通りを左に入った通りにあります。
はぎわら:地元に愛される美味しいお店
地元から愛され、優しい雰囲気とお料理を提供する洋食屋はぎわら。ビーフシチューや、ソテー、ステーキ、ロールキャベツ、カニクリームコロッケといった定番の洋食メニューが並び、どれも一つ一つ丁寧に作られ、素材の味わいを大切にした優しい仕上がりです。「カツレツ」は柔らかいカツがサクサクの衣をまとい、サラサラとしたソースがたっぷりかけられた一品。ご飯にとてもよく合います。「ポークソテー」はクセのない柔らかい豚肉を、自家製で味わい深いデミグラスソースで。付け合わせやスープ、サラダなども手作りの優しさが感じられます。
壁には焼酎やウィスキーといったボトルキープのボトルが並べられており、地元に愛されているお店なのでしょう。場所は、雷門通りから、浅草一丁目交差点を南へ。木のドアがオシャレなお店です。
葛川:穴場中の穴場!美味しい料理の洋食居酒屋
普段使いもできる洋食居酒屋「葛川」。カツサンドやビーフシチュー、クリームコロッケといった洋食メニューの他に、お刺身の盛り合わせや生姜焼き、餃子やチャーハンまで、和・洋・中が楽しめる洋食居酒屋です。
「カツサンド」は肉厚なカツと柔らかふわふわのパンを、少し酸味のきいたソースと共に。「クリームコロッケ」はサクサクの衣の中には、とろとろあつあつで、コクのあるクリームがたっぷり!白ワインに合う逸品です。
その他、季節ごとに旬の食材を使ったメニューが多数並び、そのメニューの豊富さからも何度行っても飽きません。誰にも教えたくない……そんな隠れた名店です。場所は、田原町駅から隅田川方面へ。一本南に入ったところにある、こじんまりとしたお店です。
ここでは洋食を紹介していますが、他にも浅草のおすすめのお店はいっぱい。まずはこちらのおすすめランチ一覧からチェックしてみましょう!
トップぺージから浅草の観光情報がチェックできるので、あわせて見てみてくださいね!
たまちゃん より:
女性 (40代)
2015/08/29 10:32
おすすめはグリルグランド!浅草寺の裏手、住宅や小さなお店が集まる地域にある洋食屋さんです。こちらにフランス人の年配のご夫婦をお連れしましたら、ビーフシチューをいたく気に入り、絶賛されました。もちろん、他のメニューも、きちんと素材と向き合い、心込めて作られているのが、ひとくち目で分かると思います。
ハイホー より:
男性 (20代)
2015/10/10 16:10
洋食屋ぱいち。洋食屋の一つでここのビーフシチューは特に絶品です。長い月日をかけられているためか肉には言葉を失うほどの旨みがありました。他の具材もインパクトのある大きさでまろやかなルーにはその味をさらに上品なものに変える役割を果たしていてまとまった味になっています。一口が大きいので満足して食べられます。
NICO より:
女性 (40代)
2015/12/04 15:11
私がおすすめする浅草スポットは、「グリル佐久良」です。歴史を感じさせる店内は、とってもレトロで落ち着いた雰囲気。
私は一番人気のビーフシチューとトーストを注文しました。
柔らかく煮込まれたお肉がゴロゴロ入ったビーフシチューは最高のお味でした。
でもそれ以上に衝撃を受けたのは、トーストの美味しさです。とってもきめ細かく柔らかい食パンに、バターがたっぷり塗られいます。今まで食べてきたトーストは何だったんだろう…と思わせるほど、別次元の美味しさでした。
このお店を訪れた際は、ぜひトーストを注文していただきたいです。
まる より:
女性 (30代)
2016/01/12 16:13
私のいおすすめは浅草の雷門の横にある「洋食ぱいち」です。洋食屋なんだけど店はそば屋か居酒屋みたいで和風です。名物はタンシチューです。タンシチューが食べられる洋食屋さんは多くありますが、ここの特徴はなんといっても鉄鍋の器で運ばれてくるグツグツ熱々のタンシチューであること。鉄鍋ですからね!タンとじゃがいもやニンジンやたまねぎといっしょにグツグツ煮込まれてやってきます。見た目は肉の煮込み鍋です。味は意外にあっさりとトマト味が効いたシチューで、もちろんタンも柔らかくておいしいですよ。
モンブラン より:
女性 (20代)
2016/01/12 20:38
やっぱりハンバーグのモンブランは外せません!日曜日の昼時に伺ったせいか、たくさんのお客様が並んでいました。大体15組前後で最大1時間程度の待ち時間です。多数のメディア出演の看板が並び、外で待っているときも紹介された過去のVTRを見ることができます。ここでおすすめなのは断然ハンバーグ!各国の○○風ハンバーグが6種類ほど選べ、中でも人気なのはチーズたっぷりのオランダ風ハンバーグです。値段も850円とリーズナブル!浅草で洋食を食べたい!という方にはぜひおすすめなお店です。