除夜の鐘の由来としては、人の心にある煩悩を祓うためだといわれています。仏教では人には百八つの煩悩があると考えられてきました。その煩悩を祓うためにも除夜の鐘の回数は108回とされています。

浅草の大晦日の除夜の鐘

除夜の鐘

除夜とは除日の夜のことをいって、「除」には古いものを捨てて新しいものに移るという意味があります。日本の除夜の鐘は静かに静かに静寂の中に染み渡るように響きます。戦時中には各地の寺社から鐘が供出されたために除夜の鐘をつけないお寺もあったということです。そのため除夜の鐘は平和の象徴ともいわれています。
除夜の鐘以外にも色々見所がありますのでそちらもチェックしましょう。→浅草の色々な諸堂

浅草の大晦日の除夜の鐘

浅草の大晦日では百八会という「大晦日の除夜の鐘を鳴らす会」というのがあります。これは浅草の逝く年を送る重要な行事です。浅草の除夜の鐘は、花の雲鐘は上野か浅草か」と芭蕉にも謳われたほどです。正零時には、「百八会」の会員が交代で打ち鳴らします。この鐘を合図に浅草は新年を迎える晴がましさに包まれます。

浅草寺の「時鐘」は戦争の際に被害にあい、焼けてしまいましたが、鐘自体は残りました。終戦後には鐘楼も建設されて昭和26年の大晦日から百八人の信者によって除夜の鐘が撞かれています。鐘を打つのは地元の人が中心で浅草にゆかりの深い歌舞伎役者や落語家・漫画家などもいて新春に彩りを与えてくれます。

250万人も訪れる寺

浅草寺では、お正月は約250万人の人たちが訪れる都内でも人が多く訪れるお寺です。12時前後から浅草寺周辺では多くの参拝客が見られます。除夜の鐘撞きの時間でも、とても混雑するということがあって、本堂から仲見世通りの雷門まで1時間以上も前から人がびっしりと並んでいます。その人混みの量から冊をつくって横切ることえさせません。

ただ、こんな人ごみもまた年に1度のこと。その雰囲気まで味わうなら、きっと大晦日を楽しく過ごせるはずです。とはいえ、大晦日も除夜の鐘前の時間であれば元旦に比べるとだいぶ人は少ないので、雰囲気を味わいたいのなら、それくらいに行って見ると良いかもしれません。

除夜の鐘の歴史

除夜の鐘は鎌倉時代に曹洞宗・臨済宗の禅寺を中心に広まりました。それ以降は日本の大晦日にはなくてはならないものとなっています。除夜の鐘は全国的には普及するのに時間がかかったということもあります。それは鎌倉時代の新仏教の(浄土宗・浄土真宗・時宗・法華経・臨済宗・曹洞宗)の影響があって、これらの宗派が各地に広まるまで除夜の鐘も広まらなかったと考えられています。

また、日本史の中でももっとも不安定な政権といわれる「室町幕府」では、戦国時代で武力が優勢になると各寺院の武力化が盛んとなってきます。そのため、除夜の鐘の風習はあっても、1年の煩悩を祓うとか、新年の健やかさを願うなどの習慣はありませんでした。

江戸時代に入ると毎日の生活の中にも必ずといっていいほど、鐘の音というのは聞くことができて、普段の生活にとって大事な時報を聞くことでもありました。それで、江戸時代後期の資料では、31人に1つのお寺があるという大変なお寺の数だったということです。
江戸時代といえば、騒音もなく高い建物もないので、鐘の音はかなり遠くなで届いていたということです。
御正月の初詣など、浅草のおすすめイベント一覧もチェックしてみてくださいね!また、浅草寺に行くなら、基本情報も抑えておきましょう。→浅草寺のおみくじやご利益は?基本情報

店名 浅草寺
住所 東京都台東区浅草2-3−1

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カテゴリ:お寺・神社, イベント タグ:

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