東京都墨田区横綱1-4-1、大相撲で有名な両国国技館の隣に建っているのがここ、江戸東京博物館です。歴史系の博物館としては圧巻の建物であり、展示も一日では見きれない程のボリュームです。子連れ家族でもデートでも歴史・文化に触れられる貴重なスポットです。
浅草から歩くと少し良い散歩になってしまいますが、決して遠くはないですので時間がある、数日滞在するという場合は是非立ち寄ってみて欲しいスポットです。
家族でもデートでも!江戸東京博物館で歴史と文化に触れる!
開館時間は 午前9:30から午後 17:30。入館は閉園の30分前までで、土曜日は19:30までの開館です。また、お正月の1月2日、3日は、観覧料が無料になるサービスも行っていますので、初もうでのついでに足を延ばしてみてはいかがでしょう。
学生さんには入館料がお安くなるサービスで、積極的に江戸の歴史に触れていただく。
休館日は毎週月曜日で、月曜が祝日や振り替え休日の場合はその翌日になります。入館料は、一般が\600、大学生専門学校生が\480、高校生、中学生、65歳以上が\300、都内の中学生やそれ以下の児童は無料となっています。
また、20名以上の団体でのご利用ならば、2割引となってさらにお得です。
一般価格でも600円です。江戸博に何度も行っていますがこの価格は正直安すぎです。ジェットコースターやお化け屋敷はありませんが、今自分達が生きている日本、そして江戸・浅草の事をこんなに感じられる展示は非常に価値があると思います。
江戸の歴史を立体で振り返るジオラマは、江戸東京博物館の主役!
なんといっても展示物で目を引くのは、その精巧なジオラマです。食べ物の柱や梁の一本一本まで再現された建築模型に、これまた服装や髪型まで再現された人形が配置され、江戸の人々の生活の情景が、生き生きと表現されています。
6階の常設展示スペースに入るとその規模にびっくりします。
これらのジオラマをじっくり見ていると、いつしか当時の江戸の町を散策しているような、ちょっとしたタイムスリップ気分をも味わえます。
江戸博物館を見終ったあとで、再び東京の各所を歩いてみると、そろばんと帳面をしたためて街ゆく江戸の商人はサラリーマンに、そしてそばやてんぷらといった江戸の味覚はそのままの姿で、あるいは世界各国の料理屋さんへと姿を変えて、今も東京という町として生きつづけているのだとしみじみ思います。
あなたも館内の木造日本橋を渡ろう!
さてここで、江戸東京博物館をご覧になったお客様の声を見てみましょう。
今は首都高の高架下にひっそりとたたずむ日本橋が、立派な木造の大橋だったころの姿を再現して館内にかかっており、ここを歩くのはすごく楽しくて、眼下の展示の数々を見おろす景色は、ここでしか味わえません。
尺八の演奏などもあり、五感で江戸を楽しめることが素晴らしいです。\600の入館料で、ここまで充実しているのはすごいと思います。
連日、修学旅行の学生さんや外国人客、ツアーの旅行の団体客などでにぎわっていますが、巨大な建物なので、手狭さは感じませんね。江戸時代の初期から幕末、そして西洋の建築や生活様式が流入してきた明治大正・・・、さらに戦後の昭和の、私たち昭和生まれにとっては懐かしい情景。
その時代ごとに深く掘り下げが展示は大変勉強になりましたし、ガイドのスタッフたちも親切でした。
家族で江戸博に行くならここがおすすめポイントだ
江戸博は6階の常設展示入り口から入り、途中で5階に降りる形になりますが、すべてじっくり見ていくと結構な時間がかかります。そこでまずは家族向けにおすすめポイントをまとめたいと思います。一緒におでかけという事で小学校4年生くらいまでのお子さん連れを想定して書きますね。
6階の日本橋を渡ってすぐの巨大ジオラマ
江戸の町並みを再現したジオラマですが、本当に素晴らしいです。細かなところまで表現されており、一気に歴史・文化を触れるモードに切り替わると思います。
一番レフなどを持っている場合は持っていくとズームで見ることが出来ますしおすすめです。江戸幕府や参勤交代など教科書に出てくる言葉とのリンクもできると良いですね。
これから続く展示への興味も高まりますし、つい150年前はこんな感じだったのかと思うと時代の流れ、進化に対して敏感になるのではないでしょうか。
5階は体験展示で江戸を実感しよう
当時の生活を実際にプチ体験できる体験展示がいくつか設置されています。
江戸の火消し(消防士)の使っていた纏(まとい)を振ることが出来る展示は大人でも苦戦すると思います。15kgとの事なのでそれほど重くはないはずなのですが、棒状で先端が重いとなかなかしんどいです。是非お子さんにも振ってみてもらうと良いでしょう。
良いシャッターチャンスにもなりますよ。
また、棒手振も展示されていました。こちらは重量が分かりませんが、小学校低学年だと持ち上がらないかもしれません。これに商品を積んで売り歩いていたんだよと教えてあげて下さい。仕事の大変さが分かって良いと思います。
他にも大名が乗っていた駕籠(かご)等複数展示されています。江戸博で記念撮影はこういった体験展示でするのが良いのではないでしょうか。
江戸博ワークシートを活用しよう
小学生用にワークシートも用意されています。なんとなく楽しかったねというより、思い出にもなりますしワークシートに記入しながら見ていくのも良いでしょう。歴史は学校の授業だけだとどうしても退屈なイメージになってしまう事が多いと思います。
すでに歴史好きなお子さんには自由に見てもらっても良いと思いますが、こういったツールを使ってみると新しい発見があるかもしれませんね。
恋人とデートで行くなら江戸博のここを見よう
さて、次は恋人と行く場合のおすすめポイントですが、付き合いたての場合は江戸博はやめておいたほうが良いかもしれません。ふたりとも歴史好きという場合は間違いないですが、ふたりで一緒に見ていくような展示はあまりないように思えます。
もう一つの懸念点は周辺にあまりカップル向けの施設が無いことです。時間がたっぷりある場合は、江戸博後に浅草観光をしたり、錦糸町まで一駅ですので行ったりできますが、タイトなスケジュールの中ではマネジメントが難しくなると思います。
ただ、江戸博にデートで行く場合もあると思いますので、ポイントをまとめておこうと思います。
デートの場合は6階よりも5階?
やはりカップルにとっては良い思い出にすることが大切だと思います。6階のジオラマを始めとした江戸の展示も魅力的ですが、5階の東京ゾーンをじっくり見たほうが良いでしょう。
朝ドラなどでも扱われる時代の話ですので、話も盛り上がるかもしれません。昭和や平成の展示もあり、ファミコンを始めとした少し前の文化なども見ることが出来ます。そこでそれぞれの過去について話したり、思い出話をしたりすることで盛り上がるのではないでしょうか。
記念撮影はリンタクがおすすめ
思い出を残すには記念撮影が一番です。最近は自撮りが主流ですが、江戸博では誰かに撮影を頼んだほうが良いでしょう。
中でもカップルにおすすめなのが5階に体験展示として置いてあるリンタクです。
リンタクとは自転車タクシーの事です。昭和のものになりますが、展示したるものはとても良いものでした。
やはり全景が分かるものの方が良いと思いますので、勇気を出して近くの人にお願いしましょう。
ちなみに人力車もありますから浅草で乗り損ねた(恥ずかしくて乗れなかった)人はここで記念撮影しましょう。
江戸博は特別企画展も魅力的
いままでのお話が常設展と言って、いつ行っても見ることができる展示スペースです。それとは別に江戸博では特別企画展というものもやっている事があります。様々なテーマで実施されているので自分に興味があるものでしたらそちらも寄ってみると良いですね。
先日行ってきた時には「戦国時代展」というものをやっておりました。個人的にかなり戦国時代は好きなので別料金(結構高かった)を払ってみましたが、歴史オタ向けレベルで構成されており、楽しみきれませんでした。
戦国時代というキーワードのせいもあると思いますが、とてもとても混み合っていて一枚のパネルを見るのに10分以上並ぶ感じだったので、じっくり見たいという場合はやはり平日の早い時間とかが良いのだと思います。
以上、江戸博についてあれこれと書いてみました。
浅草観光のオトモとしては是非、立ち寄ってもらいたいスポットです。少し距離はありますが、隅田川沿いを歩いていけば良い散歩にもなります。
浅草で午前中に遊んで、ランチをしてから江戸博に向かう。こんなプランはいかがでしょうかね。
そして江戸博で見たことを思い出しながらまた浅草を散策する。
もちろん、両国もランチやディナーが美味しいお店もたくさんありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
https://asakusakanko.com/ryougoku-lunch/
皆さんに最大限楽しんでもらいたいと思います。
他にも浅草周辺には博物館・美術館が豊富です。興味のある方は下記もチェック!