浅草観光とセットで行くことの増えてきたスカイツリー観光。そのスカイツリーも浅草に負けずとても多くの人で賑わっています。見所が沢山あり、一日中のんびり見て回ることもできますが、人混みに疲れてしまうという人も多いはず。
前回は、穴場スポットとしてスカイツリータウン内の郵政博物館を紹介しましたが、今回は「たばこと塩の博物館」を紹介します。スカイツリーから徒歩約10分という位置にあり、アクセスもしやすい博物館です。
そのネーミングからいったい何が展示されているのか?どんな規模感なのか?子供と行っても大丈夫か、デートで行っても滑らないかという事が気になるところですよね。
今回は、1年に1回はこの博物館へ行く管理人が、たばこと塩の博物館の実態をお教えします。
たばこと塩の博物館とは
まずはたばこと塩の博物館の基本的な情報について触れておきます。場所とかは知っているよという方は飛ばしていただければと思います。
たばこと塩の博物館の概要
元々は渋谷にあったこの博物館。2015年にスカイツリーのある墨田区に移転しリニューアルオープンしました。渋谷では35年運営されてきたという事で歴史ある博物館となります。
現在の所在地は、東京都墨田区横から1-16-3となっており、スカイツリーから錦糸町方面へと伸びる大横川親水公園の脇に位置しています。
たばこと塩の博物館へのアクセス
基本的なアクセス方法については、オフィシャルサイトの方に記載されているのでリンクを貼っておきますが、注意点としては、下記を挙げておきます。
駐車場は無いので車で来る場合は注意
専用の駐車場はありません。周辺のコインパーキングは平日であれば比較的停めることができると思いますが、土日祝は空きが無いかもしれないので注意です。
また、大横川親水公園のイベント日や墨田区花火大会、お盆、年末年始はまずコインパーキングに空きがないので早朝から動き出すなど工夫が必要です。
電車でのアクセスの場合は
主に3駅の利用になりますが、一番近いのは浅草から繋がっているとうきょうスカイツリー駅で徒歩8分となっています。
そして、浅草線、京成線の連絡ラインでは「本所吾妻橋駅」のほうがわずかに近くなっています。
「押上駅」に関しては約12分となっていますが、スカイツリータウン内を移動できますので暑い日や寒い日、雨の日などは便利です。
博物館ですので、基本的はテーマである「たばこ」と「塩」に関する展示が中心となっています。今となっては、喫煙者の数も減ってきてしまっていますし、「塩」に興味があるという人も会ったことは無いですよね。
たばこと塩の博物館へ行ってきたレポート・子供は楽しい?デートに使える?所要時間は?
では、入館からレポートしていきたいと思います。
存在はあまり知られていないようですが、建物は立派ですので近くに行けば分かると思います。セブンイレブンのある交差点から2軒目ですね。
駐輪場は奥にあります。
新しい施設ですので建物もカッコいいです。
特徴的なモニュメントがお出迎えしてくれます。
入館するとすぐに受付がありスタッフがいますので料金を支払います。
なんと、大人は100円、小中高校生は50円です。
私はベビーカーを押していたのでエレベーターを案内されましたが、そうでなければ目の前のエスカレーターで上がっていくことになると思います。
下記フロアマップは受付でパンフレットをもらえますのでそこに記載されています。それほど大きな施設ではないので迷うという事はないですが、この記事では2階から順に紹介していきますので参考にしてみてください。
「塩の世界」(常設展示)はどんな内容?@2階
では2階の常設展示ゾーンである塩の世界から見ていきましょう。
入り口すぐの動物のパネルが置いてあるゾーンはなかなか迫力があります。
一つ一つの展示がとにかく丁寧です。
ただ、塩が展示されているだけではなく、模型やタッチパネル等工夫がされているので子供たちはいろいろと触ったり飽きないと思います。小学校低学年だと漢字が読めないのですべてを理解することは出来ないと思いますが、それでも楽しめていたので展示の工夫が良かったのだと思います。
また、デートで行くにしては人を選ぶと思いますが、世界の塩を実際に触ったりできるのでこのゾーンだけでも15分ほどは楽しめるのではないでしょうか。
特別展示室には何がある?@2階
ここは企画展示スペースという事になると思います。時期によって内容が変動するので、内容が気になる方は事前に調べておくと良いでしょう。
私が行った時は、「モボ・モガが見たトーキョー」という企画展示でした。
ここは撮影禁止でしたのでチラシのみの紹介となりますが、大正時代から昭和初期の生活が分かるような商品の展示などがメインとなっていました。
モボ・モガというのは、モダンボーイ、モダンガールの略でしょうか。20代30代の若者も多く賑わっていました。
どちらかというと大人の方が楽しめるスペースでした。
夏休みには子供向けの特別展になるなどパターンもあるようなので、子連れならこのタイミングで、デートなら違うタイミングで行くのは良いかもしれませんね。
たばこの歴史と文化(常設展示)はどんな内容?@3階
続けて1階上がって3階の常設展示ゾーンに行きます。
遺跡のような入り口です。
マニアックですが、煙草の葉について種類などを学べます。
文化の伝搬についてのコーナーが終わると喫煙具などの展示へと移っていきます。
このあたりはデザイン的にも興味をそそられる感じです。
写真が多くなってきてしまったのでこの辺りにしておきます。まだまだ半分も見所は紹介できていませんが、是非続きはご自身の目でご確認ください。
たばこと塩の博物館の4階と5階はどうなっている?
以上3階までで展示は終わりとなります。しかし、建物には4階と5階もありますので紹介しておきます。
まず4階は図書閲覧室という事で覗いてみましたが、スタッフさんが沢山おられたのでスルーしました。おそらく関連する参考図書などが見られるのでしょう。それほど大きいスペースではないので、専門性は高いと思いますが、図書館のようなものではないので注意しましょう。
最後に5階ですが、ここは多目的スペースとなっていますが、休憩所のようです。
飲食可能という事なので有り難いですね。浅草やスカイツリーに観光で来た方は、こんな所で食事をしてほしくないですが、近隣から来た方は、ここで隣のコンビニで買ったものを少し食べるのも良いかもしれません。
自動販売機も設置してあります。
スカイツリーの食事はいつでも混んでいますし、近くの人気店である「野口鮮魚店」もいつも行列ですし。
おまけ:たばこと塩の博物館の喫煙室はどんな感じ?
すべて館内を見終わって気になったのが、タバコをテーマにした博物館の喫煙所ってどうなっているのかという事です。
1階と3階と5階に喫煙所がありますが、下記写真は3階のものです。利用者は誰もいませんでしたが、かなりオシャレな空間になっていました。
座れるようにソファーが囲っていましたし、ライトアップもすごかったです。やはり、力の入った空間となっていました。
たばこと塩の博物館はおすすめできる?
最後にたばこと塩の博物館は結局、おすすめできるの?という事について触れておきたいと思います。知人にも聞かれるのですが、結局は誰と行くか、という事だと思います。
勿論、一人で行くという場合は興味があれば問題ないと思います。大きく、子連れ(家族)、デートの2パターンでポイントをまとめて終わりにしたいと思います。
子連れでたばこと塩の博物館は楽しめるか?
結論は問題なく楽しめるという事です。私は7歳と2歳の子と行きましたが、7歳は問題なく楽しんでいました。2歳は歩くのが楽しい、タッチパネルが動くから楽しいという程度でしたが。
所要時間は1時間程度。一つ一つ展示をじっくり見てかかった時間です。
大人よりも子供は興味が凝り固まっていないですし、先入観が無いので全身で楽しんでいるようでした。
この程度の時間ですと大人も体力が持ちますので安心です。
デートでたばこと塩の博物館はありか?
これは難しい設定ですよね。お互いの好みなどがある程度わかっている場合は良いと思いますが、これは博物館全般に言えることでしょう。
ただ、個人的には博物館デートはおすすめです。日本という歴史ある国にいるわけですし、中でも浅草のある台東区、そしてこの墨田区は博物館や美術館が豊富です。
当然、デートで行っても1時間くらいで十分でしょうから、博物館だけというわけには行きませんが、ちょっとしたスパイスとして取り入れてくれたらいいなと思います。
おすすめは空いている朝一に行くことです。博物館は空いているのが一番と思うくらい、好きなものを好きなだけ、貸し切りで見るのが至福です。
相手が1時間くらいならいいかなと思ってくれるならアリ!というのをここでは結論にしておきたいと思います。
以上、たばこと塩の博物館のレポートでした。浅草観光、スカイツリー観光のついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
他にも浅草周辺には博物館・美術館が豊富です。興味のある方は下記もチェック!