
かっぱ橋の道具街から、少し足を延ばして河童の伝説に触れてみませんか。松が谷の曹源寺(そうげんじ)は、通称かっぱ寺・河童寺。境内や河童堂を見せていただいた以前の取材写真と、今の訪問に必要な所在地・問い合わせ先をまとめます。
曹源寺への行き方と見学の確認
| 名称 | 曹源寺(かっぱ寺・河童寺) |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区松が谷3-7-2 |
| アクセス | TX浅草駅から徒歩約7分(台東区公式案内)。かっぱ橋道具街の西側、上野寄りです。 |
| 堂内見学 | 河童堂の内部見学は、対応可否・日時をお寺へ確認。予約をすれば必ず入れる施設としては案内していません。 |
さらに詳細を表示(見学・連絡先・撮影)
| 問い合わせ | 03-3841-2035(台東区公式掲載)。見学したい場所と人数を伝えて相談。 |
|---|---|
| 時間・料金 | 現在の堂内見学時間、拝観料、予約条件を確認できていないため、訪問前に問い合わせ。 |
| 写真撮影 | 取材時は許可をいただいて撮影。今も同じ条件とは限らないため、堂内では撮影可否を聞いてから。 |
| 参拝の配慮 | 観光用の展示館ではなく寺院です。法要・参拝の妨げにならないよう静かに過ごし、墓地へ見学目的で立ち入らないようにしましょう。 |
情報確認:2026年10月3日。台東区の曹源寺案内を参照。掲載写真は以前の訪問・紹介時のものです。
かっぱ橋道具街・本通り・かっぱ寺の位置を整理
南北に延びる「かっぱ橋道具街」と、東西に延びる「かっぱ橋本通り」は別の通りです。曹源寺は松が谷3-7-2、道具街より上野側にあります。雷門から浅草寺へ向かう仲見世の中にあるお寺ではありません。
道具街から向かう日は、河太郎像付近で本通りを上野方向へ。台東区の交通案内には、TX浅草駅から徒歩約7分のほか、東西めぐりん「北上野二丁目」から徒歩約2分も掲載されています。寺院の門までの移動と、河童堂の内部を見せていただけるかは別に計画しましょう。
買い物のついでに歩く場合は上野から浅草への徒歩ルートも参考に。移動・所在地は台東区の曹源寺案内で確認できます。
道具街から西へ歩いた、2017年の訪問記録
河童寺こと曹源寺があるのは、合羽橋通り商店街。大きなニイミさんがそびえます。
日本一の道具街として世界的に知られるかっぱ橋道具街は、台東区のほぼ中央、西浅草と松が谷の間を南北に走っており、それと交わってかっぱ橋本通りが東西に連なります。道具街には鍋や食器、専門調理器具、食品サンプルなど、厨房用品や店舗用品を扱う店が並びます。
平日はプロの料理人たちや飲食店経営者たち、そして観光客で賑わいますが、もちろん一般の方でも買い物ができますから安心です。伝統的な土鍋や茶碗、お洒落な洋食器から、何に使うのか素人では分からないような調理器具まで、見ているだけでぜんぜん飽きませんよ。
かっぱ橋の名前の由来は、江戸時代に雨合羽を橋にずらりと並べて干していたからという説と、同じく江戸時代に付近の治水工事を隅田川の河童が手伝ったとう説とがあります。この2つめの説、河童伝説に因んだお寺がかっぱ橋道具街から少し入った所にある曹源寺、通称、かっぱ寺なんです。
合羽橋通り商店街にある「カッパ河太郎像」が目印!ここを浅草とは反対の上野方向へ曲がっててまっすぐ行きます。
取材当時は、途中に寿司店や惣菜店なども見かけました。道具街を離れて住宅街の方へ歩くと、観光の通りとは違う街の雰囲気が感じられます。
数分歩くと右側に見えてくるのが「曹源寺」です。
一見普通のお寺さん。本当に河童のミイラがいるのかと思ってしまうほど、街中にあるごくごく普通の静かで立派なお寺さんです。
しかし・・・一歩足を踏み入れると、すでにもうその片鱗が・・・
「かっぱのぎーちゃん」が、入り口右手で出迎えてくれます。なんという前衛的。アバンギャルドな風貌でしょうか。この「かっぱのぎーちゃん」と言う書体にすら畏怖を感じてしまいます。
かっぱのぎーちゃんにご挨拶をしながら中央へ。
立派なお寺さんですね! 中央に本堂、左手にはお墓が、そして右手には何やらお堂があります。
そしてお堂の周りや寺院内にはあらゆるところに河童さんがちらほら・・・なかなか可愛らしい。
取材時に見せていただいた河童堂の中
今回は「かっぱの手のミイラ」を拝ませていただく・・・と言うメインイベントがありましたので、しっかりとお寺さんに予約をし、伺わせて いただきました。
これは2017年の取材時の記録です。当時は事前に相談して案内いただきましたが、今も同じ方法で予約できると確約するものではありません。堂内の見学を希望する場合は、まずお寺へ対応の可否と条件を確認してください。
ご案内いただいたのはとても若いお坊さん。慣れた様子で案内の紙を配り、お堂をオープンしてくれます。
お堂の前にはもちろんお供え物のきゅうり!待乳山が大根なら、こちらはきゅうりです。お賽銭箱にも河童の絵が描かれておりテンションが上がります。
お堂の中はまさに河童ワールド全開。棚にはさまざまな河童の像や品物が並んでいました。左右には棚にずらりと河童グッズが。河童をお祭りするお寺なので、各所からの頂きものであったりするのだそう。年季の入った棚にびっちりと河童が並びます。
河童も可愛らしいものから、いかにも強面の河童まで表情が様々。一人一人の顔を見ているだけでも楽しいです。
棚の中に河童寺の名の由来になった、隅田川の工事の様子が・・・河童が手伝っている姿。微笑ましい限りです。
そして中央には河童大明神をお祭りする祭壇が。
ちゃんと許可をいただき撮影もさせてもらいました。何とも迫力のある掛け軸です。唱える文言も決まっており、「オン・カッパ・ヤ・ソワカ」とかなり独特。商売繁昌や火水難除のご利益がありますよ。
そして特筆するべきはここの天井画。1枚1枚かっぱの絵が描かれているのですが、よく見ると全て作者が異なります。
昔ながらの絵はもちろん、中には漫画調に描かれた最近風のものまで・・・そして下の写真。右下は何と水木しげる先生!
天井画の作者や展示の説明は、実際の案内に従って見てください。ここでは、取材時に確認・撮影した作品を紹介しています。
曹源寺で河童の手とご対面!
さて、気になる河童の手がこちら!
このお堂の向かって左手にある色々なカッパグッズが入っているケース内に一緒に入れられています。「河童の手」として伝えられている品です。未知の生物の存在を証明するものとしてではなく、地域に伝わる河童信仰の一部として拝見しました。
なぜ「かっぱ寺」と呼ばれるの?
台東区の案内が紹介しているのは、雨合羽を商っていた喜八が水害対策に私財を投じ、河童が工事を手伝ったという伝承。曹源寺の河童は、不思議な生き物の話だけでなく、水と暮らし、商売への願いにつながっています。写真の像を一つずつ眺めると、同じ河童でも表情が違うのが楽しいところです。
かっぱ橋の買い物と、寺社巡りを組み合わせて
道具街を歩く日は、かっぱ橋道具街の歴史を知ってから散策するのも楽しみです。寺院や神社を続けて巡るなら、浅草周辺の寺・神社・史跡ガイドから、それぞれの場所と公開条件を確認できます。

| 店舗名 | 曹源寺(かっぱ寺) |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区松が谷3-7-2 |
| 営業時間 | 堂内の現在の見学時間・予約条件は寺院へ確認。 |
| アクセス | TX浅草駅徒歩約7分、かっぱ橋道具街の西側。 |
| 禁煙・喫煙 | 参拝・撮影は寺院の掲示と案内に従う。 |
| 備考 | 03-3841-2035。2017年に許可を得て撮影した河童堂の訪問記録を保存。 |



